【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループを取り巻く医療・ヘルスケア業界においては、高齢化社会の進行とともに医療の担い手不足や地域偏在、診療科偏在が課題に挙げられてきました。日本の医療費は40兆円を超え2040年度には約66兆円を見込み、医療費の削減、医師の自己犠牲的な長時間労働により支えられている危機的な状況の改善など、持続可能な医療サービスを実現するための対策が求められてきました。
2020年年明けから感染が拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2023年5月8日以降の5類への移行に伴い、経済活動が活発になる一方で、後遺症への対応や変異株の脅威、感染再拡大の予兆、ワクチン接種の今後の対応など医療課題は継続しています。
このような状況の中、当社は、行政・自治体からの要請によるワクチン接種会場の運営、自宅療養者の健康観察を行うフォローアップセンターや陽性者登録センター、オンライン診療、厚生労働省からの要請によるワクチン接種後の健康状況調査など、様々な行政・自治体の医療体制構築の一助となるべく、現在もなお継続し、情勢の変化にあわせた対応を進めております。
また、医療・ヘルスケアへの関心の高まりと相まって、「健康経営」、「well-being」が注目される中、3月に産業医事業連携を目的とする資本業務提携を締結した株式会社リバランスと共に、分析から治療まで一気通貫の健康経営支援サービス『Dr.CHECK産業医 Supported by MRT』を6月にリリースいたしました。本サービスにおいて、当社は産業医の募集・配置および「Door.」によるオンライン診療・健康相談の環境整備を担っております。
こうした多くの要望にお応えし医療プラットフォームの拡大していくことにより、5月には、非常勤医師求人紹介サービス「Gaikin」の紹介実績が、累計200万件突破いたしました。
さらに、5月に東南アジア圏の医療 DXサービスを展開するメドリング株式会社と資本提携契約を締結、7月に同社の第三者割当増資を引受け、日本で培った医療人材マッチングやオンライン診療などのノウハウを応用し、東南アジア圏の医療向上を目指します。
当社グループは、これまで作り上げてきた医療ネットワークおよびプラットフォーム、サービスを最大限に活用し医療現場の一助となれるよう引き続き尽力してまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上収益は3,239,522千円(前年同四半期比40.5%減)、営業利益は803,480千円(同61.1%減)、税引前四半期利益は829,489千円(同59.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は526,433千円(同61.6%減)となりました。
また、売上収益の内訳は、医療人材サービス(医師、その他の医療従事者)1,729,456千円(前年同四半期比16.4%減)、その他1,510,066千円(同55.3%減)であります。
(2)財政状態に関する分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計につきましては、6,931,233千円となり、前連結会計年度末に対して1,161,320千円減少しました。これは、主に営業債権及びその他の債権の回収により776,374千円減少、法人所得税費用の支払等により現金及び現金同等物が638,480千円減少したことによります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計につきましては、2,231,089千円となり、前連結会計年度末に対して1,376,681千円減少しました。これは、主に未払法人所得税が344,486千円減少、消費税等の支払等によりその他の流動負債が665,180千円減少したことによります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計につきましては、4,700,143千円となり、前連結会計年度末に対して215,361千円増加しました。これは、主に自己株式の取得により168,368千円減少しましたが、特別配当167,217千円を実施したものの利益剰余金が359,215千円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、4,251,382千円となり、前連結会計年度末に対して638,480千円減少しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果獲得した資金は114,270千円(前年同四半期比96.5%減)となりました。これは、主に法人所得税の支払額が622,387千円、営業債務及びその他の債務が255,613千円減少しましたが、営業債権及びその他の債権が776,374千円減少、税引前四半期利益829,489千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は248,778千円(前年同四半期比379.3%増)となりました。これは、主に無形資産の取得55,680千円、その他金融資産取得による支出182,076千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果使用した資金は503,972千円(前年同四半期は163,273千円の獲得)となりました。これは、主に利益剰余金を原資とした配当金の支払額164,742千円、自己株式の取得による支出168,511千円があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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