【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループを取り巻く医療・ヘルスケア業界においては、高齢化社会の進行とともに医療の担い手不足や地域偏在、診療科偏在が課題に挙げられてきました。日本の医療費は40兆円を超え2040年度には約66兆円を見込み、医療費の削減、医師の自己犠牲的な長時間労働により支えられている危機的な状況の改善など、持続可能な医療サービスを実現するための対策が求められてきました。
2020年年明けから感染が拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2022年12月から2023年1月の第8波においてインフルエンザとの同時流行の危機が叫ばれ、政府及び行政機関は、急増する新規感染者の確定診断、オンライン診療、自宅療養者への往診及び健康観察を実施するフォローアップセンターなど、医療サービスは様々な状況に応じた需要への対応を求められてきました。1月後半からの第8波の落ち着きとともに、5類への移行を前提として、医療業界全体を通して対応変更の準備が進み、また各自の自助努力も求められる中で、企業における産業保健の重要度も高まっています。
このような状況の中、2022年度より継続している自治体からの要請によるワクチン接種や自宅療養者支援などの医療支援業務は、感染急拡大に対応しつつ、感染者数の減少とともに規模縮小となりました。一方で、感染対応策をきっかけに自治体連携が構築されたことから、アフターコロナにおける医療ヘルスケア支援など情勢の変化にあわせた要請への対応も行っております。
また、4月以降のサービス展開に向け、医療現場において医療人材の職場定着を目的とした0次予防をコンセプトとした外部EAPサービス、株式会社リバランスとの産業医事業連携による健康経営支援の準備に取り組んでまいりました。このほか、デジタル田園都市国家構想・三重広域連携モデルを促進する「美村」ブランドに参画し、ヘルスケアサービスの提供を通して地域住民や観光客の健康づくりを支援しております。
当社グループは、これまで作り上げてきた医療ネットワークおよびプラットフォーム、サービスを最大限に活用し医療現場の一助となれるよう引き続き尽力してまいります。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上収益は1,765,761千円(前年同四半期比24.4%減)、営業利益は439,056千円(同49.2%減)、税引前四半期利益は449,773千円(同47.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は291,686千円(同49.2%減)となりました。
また、売上収益の内訳は、医療人材サービス(医師、その他の医療従事者)694,330千円(前年同四半期比24.3%減)、その他1,071,431千円(同24.4%減)であります。
(2)財政状態に関する分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計につきましては、7,367,504千円となり、前連結会計年度末に対して725,048千円減少しました。これは、主に法人所得税費用及び消費税等の支払により現金及び現金同等物が828,145千円減少したことによります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計につきましては、2,822,954千円となり、前連結会計年度末に対して784,817千円減少しました。これは、主に未払法人所得税が471,171千円減少、消費税等の支払等によりその他の流動負債が336,686千円減少したことによります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における資本合計につきましては、4,544,550千円となり、前連結会計年度末に対して59,768千円増加しました。これは、主に自己株式の取得により71,928千円減少しましたが、特別配当167,217千円を実施したものの利益剰余金が124,468千円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、4,061,718千円となり、前連結会計年度末に対して828,145千円減少しました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の営業活動の結果使用した資金は304,313千円(前年同四半期は1,286,842千円の獲得)となりました。これは、主に税引前四半期利益を449,773千円計上しましたが、法人所得税費用の支払622,387千円、消費税の支払409,593千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は92,073千円(前年同四半期比163.6%増)となりました。これは、主に無形資産の取得52,080千円、その他の金融資産取得による支出32,000千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の財務活動の結果使用した資金は431,758千円(前年同四半期は430,305千円の獲得)となりました。これは、主に利益剰余金を原資とした配当金の支払額157,501千円、自己株式の取得による支出72,072千円があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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