【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が緩和に向かい、ウィズコロナの下で緩やかに持ち直しました。一方で、長期化するロシア・ウクライナ情勢による原材料・エネルギー価格の高騰、急激な円安による物価の上昇など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような経済状況下、当社グループにおきましては、回復する需要に応じた供給体制の確保、材料価格の高騰の影響を最小限に抑えるための販売価格改定交渉に努めてまいりました。
給水装置事業におきましては、水道事業体が発注する配水管布設替工事への、着実な当社製品の納入を継続して確保しつつ、あわせて耐震性や施工性に優れた製品の提案活動に注力いたしました。また、製品の主要原材料である銅の価格高騰の影響を抑えるため、生産活動の効率化などに努めてまいりました。
住宅・建築設備事業におきましては、ハウスメーカーなど販売チャネルの拡大を引き続き推進するとともに、空調分野向け製品の販売展開を進めてまいりました。また、連結子会社前澤リビング・ソリューションズ株式会社との更なる領域拡大とグループ間の効率化を進めてまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高236億88百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益17億24百万円(同3.1%減)、経常利益18億40百万円(同2.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益11億99百万円(同4.4%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を変更しており、従来の「住宅設備事業」を「住宅・建築設備事業」に変更しております。また、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの売上高及び利益または損失の算定方法を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント数値に組み替えた数値で比較分析しております。報告セグメントの算定方法の変更については「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
〔給水装置事業〕
給水装置事業におきましては、底堅い配水管布設替工事の需要や住宅需要に下支えされ、加えて緩やかな価格改定の効果により、売上高は前年同期比5.9%増の124億50百万円となりました。セグメント利益は、主要原材料である銅価格の高騰により、前年同期比3.6%減の32億29百万円となりました。
〔住宅・建築設備事業〕
住宅・建築設備事業におきましては、新設住宅着工戸数は住宅資材の高騰による住宅価格上昇などを背景に減少しているものの、給水・給湯配管システム関連部材等の販売が増加したことにより、売上高は前年同期比14.5%増の94億19百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比11.5%増の15億60百万円となりました。
〔商品販売事業〕
商品販売事業におきましては、鋳鉄商品の販売が減少したことから、売上高は前年同期比4.1%減の18億18百万円、セグメント利益は、前年同期比10.2%減の1億71百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、444億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億11百万円減少しました。これは主に、受取手形及び売掛金が7億52百万円、電子記録債権が10億35百万円、棚卸資産が10億66百万円増加しましたが、現金及び預金が39億62百万円減少したこと等によるものであります。
負債は、64億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億49百万円減少しました。これは主に、買掛金が14億80百万円減少したこと等によるものであります。
純資産は、379億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億37百万円増加しました。これは主に、自己株式が1億67百万円増加し、その他有価証券評価差額金が1億30百万円減少しましたが、利益剰余金が4億15百万円、為替換算調整勘定が2億16百万円増加したこと等によるものであります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億24百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。
