【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が段階的に緩和され、社会経済活動の正常化に向けた動きが見られるものの、燃料価格及び原材料価格の高騰、円安傾向等も継続しており、当社グループが関連する業界等におきましても、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
こうした環境下、当社グループは、
・ フットサル施設の運営及び当該施設を活用した事業を行う「スポーツ事業」
・ 不動産や太陽光発電施設などの事業用資産の所有者等に対する資金調達に関する助言を行い、収益化を図っている「不動産事業」
・ デジタル・マーケティング業務として動画広告営業を行っている「Web事業」
・ 太陽光発電施設の仕入、販売及び仲介事業を行う「太陽光事業」
・ 産業廃棄物処理施設の管理、運営等を行う「環境ソリューション事業」
の5つの事業を展開してまいりました。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
イ 財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は437,586千円となり、前連結会計年度末に比べ78,082千円減少いたしました。その主な要因は、現金及び預金が46,902千円減少、のれんが26,716千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は25,946千円となり、前連結会計年度末に比べ10,388千円減少いたしました。その主な要因は、未払金が3,326千円減少、未払法人税等が5,795千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は411,639千円となり、前連結会計年度末に比べ67,693千円減少し、自己資本比率は87.8%となりました。その要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が67,693千円減少したことによるものであります。
ロ 経営成績
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高27,368千円(前年同期比6.6%減)、営業損失71,689千円(前年同期は30,219千円の営業損失)、経常損失71,724千円(前年同期は30,205千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失67,693千円(前年同期は31,820千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(スポーツ事業)
兵庫県のつかしん店では、個人を対象としたフットサルイベントを多く実施したことが奏功し、当第1四半期連結累計期間は増収増益となりました。一方、神奈川県の東山田店では、天候不順等により、特に週末のフットサルイベントが中止を余儀なくされたことから、減収減益となりました。
その結果、売上高は27,216千円(前年同期比0.3%減)、営業利益は7,414千円(前年同期比12.1%減)となりました。
(不動産事業)
不動産や太陽光発電施設などの事業用資産の所有者等に対する資金調達に関する助言を行い、収益化を図る方針でしたが、当第1四半期連結累計期間で売上高は計上されておらず、販売費及び一般管理費の負担があるため、営業損失は2,036千円(前年同期は2,076千円の営業損失)となりました。
(Web事業)
Web関連事業に関しましては、デジタル・マーケティング業務としての動画広告営業を継続したものの、売上高は計上されず(前年同期は2,000千円の売上高)、販売費及び一般管理費の負担があるため、営業損失は3,611千円(前年同期は1,420千円の営業損失)となりました。
(太陽光事業)
太陽光事業に関しましては、2020年10月1日より新規事業として販売用太陽光発電施設の仕入・販売・仲介事業を開始しました。当第1四半期連結累計期間においては、太陽光発電施設の仕入・販売・仲介の実績がなかったため、売上高は計上されず(前年同期売上高は-千円)、営業損失は1,760千円(前年同期は2,401千円の営業損失)となりました。
(環境ソリューション事業)
当社連結子会社である株式会社ジェイクレストが2022年9月29日付けで安定型最終処分場を運営するエイチビー株式会社の全株式を取得し、同社を子会社化いたしました。これにより、当社グループは新規事業として「環境ソリューション事業」を開始することといたしました。当第1四半期連結累計期間においては、2023年3月17日より産業廃棄物の受入を開始したことにより売上高は152千円となり、一方で開業準備費用及びのれん償却額の負担があるため、営業損失は37,871千円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う会計上の見積りにつきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において行った研究開発活動はありません。
(6)受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。