【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社を取り巻く環境は、経済活動及び社会活動の正常化が進む一方で、急激な円安による為替相場の変動やウクライナ情勢等を受けた資源価格の高騰等、先行き不透明な状況が依然続いております。その影響から、取引先である自動車業界は、半導体の供給不足の影響が長期化してはいるものの、供給制約が解消方向に向かい始めたことによる回復基調により全世界の販売台数は増加いたしました。
このような環境の中、生産回復による増収及び為替換算影響により、売上高9,216百万円(前年同四半期比30.4%増)、営業利益334百万円(前年同四半期は営業損失33百万円)、経常利益388百万円(前年同四半期は経常損失23百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益196百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失211百万円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 部品製造事業
部品製造事業につきましては、生産回復及び電動化領域におけるアルミ部品等の新規立上り部品による増収、また為替換算影響により、売上高は7,489百万円(前年同四半期比32.8%増)となり、セグメント利益は288百万円(前年同四半期はセグメント損失6百万円)となりました。
② ソリューション事業
ソリューション事業につきましては、FA関連設備の販売、接着積層モーターコアの試作等により、売上高は228百万円(前年同四半期比42.7%増)となり、セグメント利益は13百万円(前年同四半期はセグメント損失65百万円)となりました。
③ モビリティ事業
モビリティ事業につきましては、慢性的な部品供給不足による納車遅れはありましたものの、四輪及び中古車の販売台数増により、売上高は1,498百万円(前年同四半期比18.0%増)となり、セグメント利益は17百万円(前年同四半期比146.0%増)となりました。
総資産につきましては、受取手形及び売掛金の減少等により、前連結会計年度末に比べ170百万円減少し、39,107百万円となりました。負債の部では、有利子負債の減少等により、1,207百万円減少し、12,751百万円となりました。なお、純資産の部では、為替換算調整勘定の増加等により、1,037百万円増加し、26,356百万円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、89百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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