【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間(2022年4~12月)の売上高につきましては、春先及び冬期に入っての気温が前年に比べ高く推移したことによる給湯・空調用需要の減少があったものの、原料費調整に伴うガス料金単価の引き上げがあったことから、前年同期に比べ113億64百万円増加の440億10百万円となりました。
営業費用につきましては、経営全般にわたり経費の削減に努めましたものの、LNG価格の上昇に伴い原料費が増加したことから、前年同期に比べ119億65百万円増加の455億87百万円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におきましては、営業損失15億76百万円(前年同期は営業損失9億75百万円)、関連会社の持分法適用に伴う投資利益を加え経常損失12億98百万円(前年同期は経常損失7億66百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失9億25百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億88百万円)となりました。
なお、当社グループの連結業績は、季節的変動の著しいガス事業の占めるウェイトが高いため、ガスの需要期である冬期を中心に春先にかけて、売上及び利益が多く計上されます。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、売上高及びセグメント利益又はセグメント損失には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。
<都市ガス>
ガス販売量は、春先及び初冬の気温が前年に比べ高く推移し給湯・空調用需要が減少したことに加え、業務用のお客さまの設備稼働が減少したことにより、前年同期に比べ3.7%減の284,833千㎥となりました。
都市ガス事業(付随する受注工事及び器具販売を含む)の売上高は、原料費調整に伴うガス料金単価の引き上げにより、前年同期に比べ111億17百万円増加の411億47百万円となりました。一方、LNG価格の上昇に伴い原料費が増加したことから、セグメント損失18億35百万円(前年同期はセグメント損失12億63百万円)となりました。
<その他>
その他の事業の売上高は前年同期に比べ3億37百万円増加の60億59百万円、セグメント利益は65百万円減少の2億27百万円となりました。
②財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産は645億85百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億51百万円の
増加となりました。増減の主なものは、売掛金残高等の増加17億42百万円、有形固定資産の減少9億70百万円などであります。
負債につきましては152億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億5百万円の増加となりました。増減の主なものは、買掛金残高等の増加34億32百万円、その他流動負債の減少5億55百万円、未払法人税等の減少3億19百万円などであります。
また、純資産につきましては493億73百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払いに伴う利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ13億53百万円の減少となりました。この結果、自己資本比率は71.5%となり、前連結会計年度末に比べ3.2ポイント減少しております。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記事項はありません。
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