【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産は前事業年度末に比べ900百万円増加し、3,242百万円になりました。これは主に預け金の増加等によるものです。固定資産は前事業年度末に比べ466百万円減少し、140百万円になりました。これは投資有価証券の売却等によるものであります当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債は前事業年度末に比べ123百万円増加し、330百万円となりました。これは主に未払金が増加したこと等によるものであります。固定負債は前事業年度に比べ22百万円減少し、87百万円となりました。これは主に繰延税金負債が減少したこと等によるものであります。当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ333百万円増加し、2,964百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等によるものであります。
(2)経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、国内では景気の緩やかな回復基調が継続しているものの、円安やウクライナ情勢の長期化等に伴う原材料価格、エネルギー価格の高止まり等により景気後退への懸念が高まり、依然として予断を許さない状況が続きました。このような状況の中で、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高936百万円(前年同期売上659百万円、42.0%増)、営業損失85百万円(前年同期営業損失46百万円)、経常利益235百万円(前年同期経常損失31百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益379百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失40百万円)となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っており、前年同四半期連結累計期間との比較・分析は、変更後のセグメント区分に基づいております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報 Ⅱ 3.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
① ニッケル事業前年同期と比べて販売価額が下落したことにより、売上高は360百万円(前年同四半期437百万円、17.7%減)となりました。セグメント損失(営業損失)は6百万円(前年同四半期セグメント利益90百万円)となりました。
② 不動産事業販売用不動産の売却があったことにより、売上高は75百万円(前年同四半期2百万円、3,199.4%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は、0.5百万円(前年同四半期セグメント損失6百万円)となりました。
③ 教育事業売上はありませんでしたが、事業所維持のための費用が発生しているため、セグメント損失(営業損失)は、9百万円(前年同四半期セグメント損失9百万円)となりました。
④ リフォーム関連事業社会経済活動の正常化に伴い、コロナ禍前の営業活動ができるようになったため、売上高は501百万円(前年同四半期219百万円、128.1%増)、セグメント利益(営業利益)は42百万円(前年同四半期セグメント利益4百万円、925.1%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,642百万円と期首より353百万円増加しました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果減少した資金は154百万円(前年同四半期103百万円の減少)となりました。その主な要因は、税金等調整前四半期純利益が382百万円、有価証券売却益270百万円、投資有価証券売却益147百万円、売上債権の増加86百万円、棚卸資産の増加62百万円等があったことを反映したものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果増加した資金は508百万円(前年同四半期218百万円の減少)となりました。その主な要因は、投資有価証券の売却による収入542百万円等があったことを反映したものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果資金が減少しましたが、僅少な額でした。(前年同四半期も減少で僅少額)
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。