【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在(2023年8月9日)において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更されたこと等により経済活動の正常化が進み、個人消費持ち直しの動きが見られるものの、円安の進行や原材料価格、エネルギー価格の高騰等による物価上昇等もあり、依然として先行きが不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社では、本年度を初年度とする中期経営計画「アートネイチャーAdvanceプラン」を策定し、将来見通しが不確実な中、当社グループの強みを活かして、さまざまな課題に挑戦し、業績や毛髪業界シェアを伸長させるとともに、新領域の事業を獲得し拡充することで、「次代を切り拓くアートネイチャー」に飛躍させるべく、事業活動を実施してまいりました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は10,607百万円(前年同四半期比1.8%増)となりました。また、利益面では売上高は増加したものの、売上原価、販売費および一般管理費の増加により営業利益は1,083百万円(同11.6%減)、経常利益は1,106百万円(同12.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は692百万円(同12.4%減)となりました。
セグメント別の売上高の状況は次のとおりであります。<男性向け売上高>男性向け売上高については、新商品の販売や顧客定着策の推進等を実施した結果、5,466百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。<女性向け売上高>女性向け売上高については、新商品の好調な販売や展示試着会数及び販売数の増加により3,608百万円(同1.3%増)となりました。<女性向け既製品売上高>女性向け既製品売上高については、入居する商業施設の来店客数増加による販売数の増加等により1,212百万円(同13.0%増)となりました。
資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。(資産)当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比1,016百万円減少し、46,939百万円となりました。これは、現金及び預金が減少したこと等により流動資産が1,069百万円減少した一方、投資その他の資産の増加等により固定資産が52百万円増加したことによるものです。(負債)当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比1,288百万円減少し、20,740百万円となりました。これは、未払金、未払法人税等、前受金が減少した一方、賞与引当金、その他流動負債が増加したこと等により流動負債が1,390百万円減少したこと等によるものです。(純資産)当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末比271百万円増加し、26,198百万円となりました。これは、利益剰余金が増加したこと等によるものです。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、24百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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