【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症に起因する行動制限の解除など、社会経済活動も緩やかな回復に向かいつつありました。一方で、世界的な金利上昇や大幅な円安、長期化するロシア・ウクライナ情勢に起因する原油・原材料価格の高騰等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。こうした経済状況の中で財務内容を健全化させ経営基盤を安定化させると同時に、安定操業の確保、コンプライアンスの遵守およびリスク管理の強化などに継続的に取り組んでまいりました。この様な状況のなかで、当第1四半期連結累計期間における売上高は3,732百万円(前年同四半期比1.9%減)となり、営業利益は20百万円(前年同四半期比83.9%減)、経常損失は71百万円(前年同四半期は経常利益109百万円)、税金等調整前四半期純損失は71百万円(前年同四半期は税金等調整前四半期純利益109百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は147百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益15百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ① モビリティ事業当事業の国内自動車部門におきましては、乗用車・建機部門に於いては生産の正常化、トラック部門についても一部大型・中型トラック向け車両の減産回避により、販売増となりました。海外自動車部門におきましては、国内事業ほど大きな変化は無いものの、タイのECHO AUTOPARTS(THAILAND) CO.,LTD.では、前連結会計年度と比べ売上高は微減いたしました。この結果、売上高は2,452百万円(前年同四半期比3.5%増)、セグメント利益は59百万円(前年同四半期比53.6%減)となりました。 ② リビングスペース事業当事業の国内住宅設備部門におきましては、新規にオリジナルミラー化粧台を受注いたしましたが、住宅需要が減少傾向となり、洗面化粧台の需要が落ち込みました。また、オフィス用空調部品、DIY等も販売減となりました。その結果、売上高は減少いたしました。海外冷機部品部門におきましては、タイのTHAI KODAMA CO.,LTD.では、冷蔵庫部品の販売減により売上高は減少いたしました。ベトナムのTHAI KODAMA (VIETNAM)CO.,LTD.では、業務用冷蔵庫部品の販売が低調に推移し、売上高は減少いたしました。この結果、売上高は1,130百万円(前年同四半期比12.0%減)、セグメント利益は75百万円(前年同四半期比23.1%減)となりました。 ③ アドバンスド&エッセンシャル事業当事業におきましては、ゲームソフト用パッケージ事業は需要増により前年を上回りましたが、昨年新規受注しましたエネルギー関連インフラ設備向けで、新規製品が発売延期になり販売減となりました。その結果、売上高は前年並みとなりました。利益については、利益率10%以上を確保しております。この結果、売上高は149百万円(前年同四半期比0.7%減)、セグメント利益は22百万円(前年同四半期比10.2%増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は13,337百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円の減少となりました。資産では、流動資産は型等の設備投資の増加による現金及び預金の減少等により171百万円減少し、固定資産は有形固定資産の建設仮勘定の増加等により152百万円増加いたしました。負債では、流動負債は短期借入金の減少等により2,229百万円減少し、固定負債は長期借入金の増加等により2,254百万円増加いたしました。純資産では、非支配株主持分の増加等により44百万円減少いたしました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。
(4) 従業員数当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(6) 主要な設備当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。