【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ロシア・ウクライナ情勢や円安の進行等に起因する原材料及びエネルギー価格などの高騰が進む一方で、新型コロナウイルス感染症に係る行動制限が全国的に解除され、人流が回復し、経済社会活動は正常化に向かう動きがみられました。このような状況のなか、当社グループにおきましては、夏季に新型コロナウイルス感染症の第7波や台風など天候不順の影響も受けましたが、引き続き感染症対策を徹底し、積極的な営業活動を行うとともに、経営の効率化に努めてまいりました。この結果、当第2四半期の営業収益は20,610,753千円(前年同期比21.6%増)、営業利益は1,944,313千円(同420.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は941,647千円(同602.2%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①運輸業鉄道事業では、富士急行線においてサウンドコニファー229等のコンサートイベントに合わせた臨時列車の運転やタイアップ企画を実施することで、利便性の向上と利用促進を図りました。また、9月には、これまで実証実験を行っていた「富士急行線サイクルトレイン」を本格導入し、東京2020オリンピック自転車競技で注目を集めた山中湖をはじめとする富士五湖エリアを訪れる客層の拡大に努めました。乗合バス事業では、人流の回復を見込み、9月に富士五湖エリアの周遊バスの運行頻度を高め、富士五湖エリア周遊における輸送力増強を図りました。その他、富士登山輸送では、各登山口の登山バス及びシャトルバスの利用者数が前年を大きく上回りました。高速バス事業では、7月に東京-河口湖線の復便を行うことで利便性向上を図ったほか、乗車時間帯により運賃が割引になるキャンペーンを実施しました。また、富士五湖エリアでのイベント開催時には、各路線で増発便の運行による利便性の向上を図るとともに効率的な運用に注力いたしました。貸切バス事業では、行動制限の解除によって回復傾向にある学生団体や一般団体の需要に対応した受注に努めました。以上の結果、運輸業全体の営業収益は6,482,141千円(前年同期比25.4%増)、営業利益は177,345千円(前年同期は営業損失は753,150千円)となりました。
鉄道営業成績表(富士山麓電気鉄道㈱)
種別
単位
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)
対前年同四半期増減率(%)
営業日数
日
183
-
営業粁
粁
26.6
-
客車走行粁
千粁
989
2.6
輸送人員
定期外
千人
723
43.2
定期
〃
547
△3.5
計
〃
1,270
18.5
旅客運輸収入
定期外
千円
472,138
53.3
定期
〃
100,099
△0.3
計
〃
572,237
40.1
運輸雑収
〃
92,761
32.3
運輸収入合計
〃
664,999
39.0
業種別営業成績
種別
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
鉄道事業
727,439
33.3
バス事業
4,687,086
21.1
索道事業
150,751
107.7
ハイヤー・タクシー事業
592,103
24.9
船舶運送事業
324,761
57.2
営業収益計
6,482,141
25.4
②不動産業不動産販売事業では、山中湖畔別荘地で大人の趣味やこだわりに特化した「コンセプト・ヴィラ」の継続販売に加え、新たに「エリア価値が高まる街区造成」、「高付加価値の物件」として8月から「FUJIYAMA hill’s 山中湖」15区画の販売を開始するとともに、建築中物件の見学や、ゴルフ場・ホテルなど当社グループ施設と連携した別荘地見学キャンペーンを実施し、顧客の獲得を図ってまいりました。また、新しい生活様式リモートワークを意識した“自然の中でのワークライフ”や通信環境の良さを提案し、新しい別荘ライフの販売促進に努めました。不動産賃貸事業では、富士急ハイランドに近接する複合商業施設「ハイランドリゾートスクエア」の新規テナントとして焼肉店を誘致するなど、収益確保に努めました。以上の結果、不動産業全体の営業収益は1,742,554千円(前年同期比1.6%減)、営業利益は482,463千円(同18.4%減)となりました。
業種別営業成績
種別
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
売買・仲介斡旋事業
253,318
△37.0
賃貸事業
1,019,367
0.5
別荘地管理事業
469,869
32.3
営業収益計
1,742,554
△1.6
③レジャー・サービス業遊園地事業では、「富士急ハイランド」において、7月に富士山を一望できる「FUJIYAMA タワー」の展望デッキから一気に滑り降りる絶叫アクティビティ「FUJIYAMA スライダー」をオープンいたしました。また、「NARUTO×BORUTO 富士 木ノ葉隠れの里」の開業3周年プロジェクトを実施したほか、「トーマスランド」では、「トーマスランド SUMMER 2022」を開催するなど、話題創出と集客に努めました。さらに、7月に園内中央にオープンした約 5,800 ㎡の多目的広場「セントラルパーク」においては、山梨県及びアミューズメント施設では初出店となる、オンラインと実店舗が融合したOMO型店舗「プレミアム・アウトレットサテライト」を期間限定でオープンするなど、新しいテーマパークの価値を生み出しました。また、SDGsへの取り組みとして、夏休みに教育イベント「KidsFes2022」を開催したほか、米や野菜等で作られた「おやさいクレヨン」を使用したトーマスのぬり絵イベントを行いました。「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」においては、人気番組「SASUKE(サスケ)」とコラボしたアスレチックアトラクション「SASUKE キッズアドベンチャー」をオープンいたしました。さらに、大人気のガールズ・パフォーマンスグループGirls²とのコラボレーションイベントをエリア全体で開催し、幅広い客層の獲得に努めました。富士南麓の遊園地「Grinpa」では、複合型アクティビティ施設「アソビウム」内に、空中ネットアスレチック「ふわんぽん」を開業いたしました。また、大人気書籍『ざんねんないきもの事典』とのコラボイベントを開催し、クイズラリーやワークショップを実施するなど、更なる集客に努めました。ホテル事業では、「ハイランドリゾート ホテル&スパ」において、人気のキャラクタールーム「トーマスルーム」を2 室リニューアルし、魅力向上を図りました。アウトドア事業では、キャンプ需要が高まるなか、PICA山中湖にて映画『ゆるキャン△』公開記念としてコラボイベント「『ゆるキャン△』in 山中湖」を開催し、作品にちなんだ商品造成による、話題醸成を図りました。PICA初島では、auの通信ネットワークやテクノロジーを活用した「PICA初島 RESPECT YOU,au」を開始し、お客様自身では撮影できない場所から遠隔カメラにより、プロ仕様の構図で写真撮影できるサービスなど、新しいグランピング体験を提供するとともに、お客様の利便向上に努めました。その他のレジャー・サービス事業では、富士本栖湖リゾートにおいて、カラフルな花々と富士山の共演が楽しめる「虹の花まつり」の開催と、首都圏最大級の英国式庭園「ピーターラビット ™ イングリッシュガーデン」にて、「お写真撮影会」や「周遊スタンプラリー」などを開催し魅力的なコンテンツ提供による、話題の創出を図りました。富士山や駿河湾を臨む「十国峠ケーブルカー」と「十国峠レストハウス」では、山頂エリアを大幅リニューアルし360°の絶景パノラマが楽しめる展望テラス「PANORAMA TERRACE 1059(パノラマテラス 1059)」と富士山や天空をモチーフにしたこだわりメニューが味わえる「TENGOKU CAFÉ(天国カフェ)」をオープンしたほか、人気キャラクター「初音ミク」とのコラボイベントを初開催し、コラボケーブルカーを特別運転するなど集客に努めました。以上の結果、レジャー・サービス業全体の営業収益は10,967,024千円(前年同期比20.6%増)、営業利益は1,351,357千円(同79.6%増)となりました。
業種別営業成績
種別
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
遊園地事業
5,413,381
16.7
ホテル事業
2,313,514
35.8
ゴルフ・スキー事業
620,821
6.2
アウトドア事業
1,446,861
1.7
その他
1,172,446
57.5
営業収益計
10,967,024
20.6
④その他の事業建設業においては、官庁工事及び民間工事とも受注増により増収となりました。製造販売業では、段階的な市場の回復がみられ、株式会社レゾナント・システムズにおいては、主力事業である音声合成放送装置の大口受注により増収となりました。また、富士ミネラルウォーター株式会社においては、壜製品の受注増に加え、SDGsへの関心の高まりから紙パック製品の需要も高まり増収となりました。以上の結果、その他の事業全体の営業収益は3,567,388千円(前年同期比54.9%増)、営業損失は16,098千円(前年同期は営業損失179,052千円)となりました。
業種別営業成績
種別
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
物品販売業
363,432
26.7
建設業
1,591,829
96.0
製造販売業
953,197
46.7
情報処理サービス業
236,959
38.5
その他
421,970
10.1
営業収益計
3,567,388
54.9
(2) 財政状態の分析 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、主に現金及び預金が1,457,933千円増加したことなどにより、 前連結会計年度末に比べ1,374,316千円増加し、99,710,576千円となりました。 負債は、主に借入金が511,317千円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ777,208千円増加し、 74,530,526千円となりました。 純資産は、主に剰余金の配当530,471千円や、親会社株主に帰属する四半期純利益941,647千円の計上で利益剰余 金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ597,108千円増加し、25,180,049千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況 当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比 べ、1,455,383千円増加し、18,499,050千円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益に対し、減価償却費などを加減した結果、 4,413,275千円の資金収入となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得などにより、2,243,555千円の資金支出と なりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、714,337千円の資金支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
(6) 主要な設備①前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
会社名
設備の内容
セグメントの名称
投資額(千円)
完成年月
提出会社
富士急ハイランド トンデミーナ移設計画
レジャー・サービス業
348,300
2022年4月
富士急ハイランド FUJIYAMAスライダー新設計画
レジャー・サービス業
203,703
2022年7月
②前連結会計年度末において計画中であった十国峠トレーラーコテージ計画300,000千円については、当第 2四半期連結累計期間に完成予定でありましたが、完了予定年月を2022年9月から延期しております。
