【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行されたことで、人流の回復や経済活動の正常化が進みました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、円安の影響によるエネルギー資源価格や原材料価格の高騰等により、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
外食業界におきましては、需要回復の兆しが見えるものの、円安の影響によるエネルギー資源価格や原材料価格の高騰、慢性的な労働力不足による人件費の上昇、それらに伴う物価上昇による消費者マインドの変化等、厳しい経営環境が続いております。
このような環境下で、当社はお値打ち感のある商品開発に努め、4月のメニュー改定において、「爆弾カポナータ」や「爆弾チーズソース2倍」等の新たな爆弾ハンバーグの販売を開始しました。また、コラボメニューの「爆弾ガパオセット」、季節のデザートとして、秩父の源泉水氷を使用した「ふんわーり優しい食感かき氷」を販売し、好評をいただきました。
店舗数につきましては、当第2四半期累計期間中に出退店を行いませんでしたので、前期末と変わらず58店舗でした。
当第2四半期累計期間の業績につきましては、依然として厳しい状況ではありましたが、来客数、売上高共に堅調に推移し、売上高は3,867,552千円(前年同期比10.1%増)となりました。
利益面では、売上高が増加したこと、また、原材料費等の上昇があったものの、政府施策により光熱費の負担が軽減されたこと等により、当第2四半期累計期間の営業利益は359,663千円(前年同期比54.1%増)、経常利益は369,040千円(前年同期比8.6%増)、四半期純利益は266,514千円(前年同期比20.8%増)と、前年同期に比べ助成金収入が96,405千円減少したにも関わらず増収増益となりました。
(2)財政状態の状況
(資産の状況) 資産は、前事業年度末と比べ243,749千円増加し、4,225,255千円となりました。主な要因は現金及び預金の増加191,127千円によるものであります。(負債の状況) 負債は、前事業年度末と比べ13,366千円増加し、1,404,686千円となりました。主な要因は未払法人税等の増加32,982千円によるものであります。
(純資産の状況)
純資産の状況につきましては、前事業年度末に比べて230,382千円増加し、2,820,569千円となりました。これは主として配当金の支払及び四半期純利益の計上によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末と比べて194,127千円増加し、1,306,061千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における営業活動の結果、獲得した資金は361,285千円(前年同期比138.1%増)となりました。これは主に税引前四半期純利益369,040千円を計上したことによるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における投資活動の結果、使用した資金は131,062千円(前年同期比44.1%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出137,211千円を計上したことによるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期累計期間における財務活動の結果、使用した資金は36,095千円(前年同期比16.5%減)となりました。これは配当金の支払額36,095千円を計上したことによるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題において重要な変更はありません。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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