【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、インフレ進行とそれを背景とした米国中心の政策金利の引き上げが続く中、中国におけるゼロコロナ政策維持の影響も相俟って、先行きに対する不透明感が増しております。日本経済は、円安・資源価格上昇が進むなか、設備投資が増加する一方で輸出が鈍化し、個人消費の回復も物価高が重しとなり緩やかなものとなりました。
そうした中、造船業界では、新造船受注は前年同期に比して減速し、竣工量も低い水準に留まりました。
当社を取り巻く事業環境については、機械関連事業の舶用機器部門は、前年度からの国内造船所の受注積上げを反映し需要に回復が見られました。産業機器部門は、水力・風力発電等に需要が見られるものの、火力発電、製鉄関連は引き続き厳しい状況にあります。また、資源関連事業については、半導体関連分野において、一部最終消費財に陰りが見られるものの、全体的に需要は堅調に推移しました。賃貸ビル業においては、都内オフィスビルの平均空室率は横ばいから上昇に転じ、賃料は下落傾向が継続しています。
上述の如き環境の下、当第2四半期連結累計期間の売上高は4,102百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は53百万円(前年同期は67百万円の営業損失)、経常利益は90百万円(同32百万円の経常損失)、関係会社出資金売却損42百万円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は36百万円(同20百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①機械関連事業
舶用機器部門は、ハッチカバーが売上回復に至らない一方で、船殻ブロックは堅調に推移し作業効率も向上したことから採算の改善が進みました。産業機器部門は、製鉄関連で売上高は減少となりましたが、水力・風力発電等重電関連によりカバーいたしました。
この結果、機械関連事業全体では、売上高は2,364百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は11百万円(前年同期は140百万円のセグメント損失)となりました。
②資源関連事業
結晶質石灰石部門は、前年度からの原石の白色度低下の影響が続き、引き続き低迷いたしました。ハイシリカ(精製珪石粉等)部門は、半導体関連が中国向けの需要減を国内向けの旺盛な需要でカバーし、光学関連も半導体露光装置向けガラスの需要が大きく伸びたことに加え特殊ガラス用途が需要増となり、同部門全体として大きな増収となりました。
この結果、資源関連事業全体では、売上高は1,277百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント利益は8百万円(同71.5%増)となりました。
③不動産関連事業
売上高は前年度並みの67百万円(前年同期比2.7%増)に対し、修繕維持費の増加により、セグメント利益は19百万円(同17.2%減)となりました。
④素材関連事業
耐熱塗料部門は、前年度好調であった輸出が伸び悩み、一方でライナテックス(高純度天然ゴム)関連部門は、前年度のスポット要因の剥落を新規顧客開拓等の営業活動で補いました。
この結果、素材関連事業全体では、売上高は393百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は11百万円(同72.8%減)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、15,173百万円となり、前連結会計年度末比186百万円増加いたしました。これは、主に、現金及び預金の増加等により流動資産合計で493百万円増加したことによるものであります。
負債合計は4,410百万円となり、前連結会計年度末比284百万円増加いたしました。これは、主に、その他に含まれる未払金が増加したこと等によるものであります。
純資産合計は10,762百万円となり、前連結会計年度末比97百万円減少いたしました。これは、主に、為替換算調整勘定が減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は70.9%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は4,769百万円となり、前連結会計年度末(4,342百万円)より427百万円(前連結会計年度末比9.8%増)増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、176百万円(前年同四半期連結累計期間に比べ79百万円の減少)となりました。これは主に、減価償却費が166百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、283百万円(前年同四半期連結累計期間は333百万円の支出)となりました。これは主に、関係会社出資金の売却による収入が411百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、33百万円(前年同四半期連結累計期間に比べ22百万円の増加)となりました。これは主に、配当金の支払額31百万円があったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
