【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による制限が段階的に解除され、経済社会活動の正常化が進みました。一方で、物価上昇、供給面での制約、円安進行、金融資本市場の変動等の影響を背景とする景気の下振れリスクに注視を要する状況となっています。
このような社会情勢のなか、行政手続きのデジタル化促進なども背景となり、企業によるDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた経営改革への取り組みは加速しています。当社グループのお客様の多くが属する国内モビリティ産業においても、業務処理のデジタル化や働き方のリモート化などの運営面だけでなく、事業の拡大や創出の側面においてもDXの取り組みが活発化しています。
当社グループは企業理念である「感謝と喜び」の心を根本として、お客様の事業継続や事業創造に貢献するための活動を続けるとともに、中期経営計画(2022-2028)で掲げた2つの重点施策である「クラウドの浸透」と「サービスの拡張」に注力しております。当第3四半期連結累計期間においては、改正電子帳簿保存法に対応したクラウドサービスの提供や、トータルマネジメントシステムへと進化したクラウドソフトウェア『.cシリーズ』の提供も積極化し、お客様の事業全体のDXを支援しました。また、SALES GO株式会社との資本業務提携のほか、富士通株式会社とのAI分野における共同開発の実施など、『Broadleaf Cloud Platform』を起点とするサービスメニューの拡張を推進しました。このような状況のなか、『.cシリーズ』は新規のお客様への販売を中心に順調に進捗したほか、その他のソフトウェアやサポートサービス等の付帯サービスにつきましても好調に推移しました。さらに、営業活動の効率化などによるコスト削減をおこないました。
以上のように、複数年分一括型から月額サブスク型の売上計上への移行が順調に進んだことにより、当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~9月30日)においては、売上収益は100億67百万円(前年同期比33.7%減)となりました。営業損失は18億63百万円(前年同期は営業利益23億42百万円)、税引前四半期損失は19億14百万円(前年同期は税引前四半期利益23億40百万円)となり、親会社の所有者に帰属する四半期損失は14億33百万円(前年同期は親会社の所有者に帰属する四半期利益15億円)となりました。
当社グループはITサービス事業の単一セグメントですが、サービス区分別の売上内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
区 分
前第3四半期連結累計期間
(自 2021年1月1日
至 2021年9月30日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
前年同期比(増減率)
クラウドサービス
1,302
1,767
35.7
%
パッケージシステム
13,879
8,300
△40.2
%
合 計
15,181
10,067
△33.7
%
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べて10億13百万円減少し、334億63百万円となりました。流動資産は21億64百万円減少の62億40百万円、非流動資産は11億51百万円増加の272億23百万円となりました。流動資産の減少の主な要因は、営業債権及びその他の債権16億76百万円、現金及び現金同等物3億69百万円の減少があったことによるものであります。非流動資産の増加の主な要因は、有形固定資産1億49百万円の減少があったものの、無形資産9億48百万円、繰延税金資産3億43百万円の増加があったことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて5億37百万円増加し、88億98百万円となりました。流動負債は7億22百万円増加の82億34百万円、非流動負債は1億85百万円減少の6億64百万円となりました。流動負債の増加の主な要因は、営業債務及びその他の債務9億22百万円、未払法人所得税3億92百万円の減少があったものの、短期有利子負債21億88百万円の増加があったことによるものであります。非流動負債の減少の主な要因は、繰延税金負債1億16百万円、長期有利子負債79百万円の減少があったことによるものであります。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末における資本は、前連結会計年度末に比べて15億49百万円減少し、245億65百万円となりました。資本の減少の主な要因は、利益剰余金18億39百万円の減少があったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて3億69百万円減少し、31億53百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、6億44百万円(前年同期比54.4%減)となりました。この主な要因は、税引前四半期損失19億14百万円、営業債務及びその他の債務の減少額9億20百万円、法人所得税等の支払額3億94百万円があったものの、減価償却費及び償却費19億77百万円、営業債権及びその他の債権の減少額17億53百万円、株式報酬費用2億2百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、21億73百万円(前年同期比6.7%減)となりました。この主な要因は、無形資産の取得による支出22億36百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、11億57百万円(前年同期比62.7%増)となりました。この主な要因は、リース負債の返済による支出6億46百万円、配当金の支払額4億14百万円があったものの、短期借入金の純増額21億98百万円があったことによるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は23百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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