【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
なお、当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しております。この結果、前連結会計年度と収益認識に関する会計基準が異なることから、当連結会計年度における経営成績に関する説明については、前連結会計年度と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せず説明しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、主力サービスであるカスタマーサクセス及びカスタマーサポート支援サービスを提供する「ソーシャルアプリサポート」、24時間365日体制の投稿モニタリングサービスを提供する「インターネットモニタリング」を主軸にしたカスタマーリレーション事業の成長率増加と生産性向上による収益性向上を図ってまいりました。また、カスタマーサクセス支援プログラム「CSブートキャンプ」を推進し、カスタマーサクセスに課題を感じている企業に向けた取り組みを継続しており、計画どおりに推移しております。
新規の取り組みとしては、カスタマーサクセス支援にかかわるデータ基盤の構築支援を機動的に行うべく、「アディッシュオーパス株式会社」を2022年11月に設立いたしました。また、スタートアップ市場を中心とするカスタマーサクセス人材の需要増加に応えるべく、体系的にカスタマーサクセスの手法を学ぶための教育コンテンツ「カスタマーサクセスプライムラーニング(略称:CSPL)」を作成し、2022年11月から順次全社員を対象に当コンテンツを使用した教育訓練の実施を進めております。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,291,451千円となり、前連結会計年度末に比べ291,809千円増加いたしました。これは主に現金及び預金の増加214,833千円、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度は売掛金)の増加77,629千円によります。固定資産は167,506千円となり、前連結会計年度末に比べ3,297千円増加いたしました。これは主に繰延税金資産の増加6,510千円、差入保証金の減少2,511千円によります。
この結果、総資産は1,458,958千円となり、前連結会計年度末に比べ295,106千円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は585,010千円となり、前連結会計年度末に比べ101,665千円増加いたしました。これは主に1年以内返済予定の長期借入金の増加23,634千円、未払金の増加31,036千円、未払法人税等の増加16,652千円によります。固定負債は146,486千円となり、前連結会計年度末に比べ111,173千円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加110,712千円によります。
この結果、負債合計は731,496千円となり、前連結会計年度末に比べ212,839千円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は727,462千円となり、前連結会計年度末に比べ82,267千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上77,026千円によります。
この結果、自己資本比率は49.8%(前連結会計年度末は55.4%)となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の業績は、売上高3,420,367千円、営業利益98,080千円、経常利益107,847千円、親会社株主に帰属する当期純利益77,026千円となりました。
なお、当社グループはカスタマーリレーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ214,833千円増加し、当連結会計年度末には849,018千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は93,651千円(前年同期比△16.8%)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上107,847千円、売上債権及び契約資産の増加77,026千円、棚卸資産の減少13,353千円、未払金の増加29,346千円、未払費用の増加14,594千円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は15,117千円(前年同期比△72.9%)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出15,151千円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は136,246千円(前期は72,457千円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入200,000千円、長期借入金の返済による支出65,654千円によります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループの事業は、カスタマーリレーション事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2022年1月1日
至 2022年12月31日)
金額(千円)
前年同期比
(%)
カスタマーリレーション事業
3,420,367
-
(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
前連結会計年度
(自 2021年1月1日
至 2021年12月31日)
当連結会計年度
(自 2022年1月1日
至 2022年12月31日)
金額(千円)
割合(%)
金額(千円)
割合(%)
ストライプジャパン株式会社
352,610
11.8
527,198
15.4
楽天グループ株式会社
352,744
11.8
351,277
10.3
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しております。この結果、前連結会計年度と収益認識に関する会計基準が異なることから、当連結会計年度における経営成績の分析については、前連結会計年度と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せず説明しております。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
a.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は3,420,367千円となりました。これは主にスタートアップ企業へのカスタマーサクセス支援戦略推進に伴う新規顧客獲得による業務拡大によるものであります。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は1,251,088千円となりました。また、売上総利益率は前連結会計年度から引き続き業務効率化を推進したことにより36.6%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、当連結会計年度の当初計画に基づく従業員給与の昇給、期末賞与の計上、組織変更による間接部門の人員増加及び新規顧客獲得に向けた広告宣伝費の計上により1,153,008千円となりました。
この結果、当連結会計年度における営業利益は98,080千円となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、国内連結子会社であるアディッシュプラス株式会社において宮崎県日南市の補助金給付12,193千円を計上したことにより13,857千円となりました。
営業外費用は、借入金の利息1,717千円及び在外連結子会社であるadish International Corporationの円預金の現地通貨換算による為替差損1,358千円を計上したことにより4,090千円となりました。
この結果、当連結会計年度における経常利益は107,847千円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益107,847千円、法人税、住民税及び事業税38,997千円及び法人税等調整額△7,367千円の計上により77,026千円となりました。
b.財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の総資産は1,458,958千円となり、前連結会計年度に比べ295,106千円増加しました。これは主に新規借入に伴う現金及び預金の増加214,833千円、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度は売掛金)の増加77,629千円によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は731,496千円となり、前連結会計年度末に比べ212,839千円増加しました。これは主に新規借入に伴う1年内返済予定の長期借入金の増加23,634千円、長期借入金の増加110,712千円、翌連結会計年度に向けた収益拡大を目的とした広告費用などの計上による未払金の増加31,036千円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は727,462千円となり、前連結会計年度末に比べ82,267千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上77,026千円によるものであります。この結果、自己資本比率は49.8%(前連結会計年度末は55.4%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要の主なものはサービス提供に伴う労務費及び人件費、外注費、地代家賃などの営業費用であります。運転資金については、自己資金、金融機関からの借入により充当することとしております。
当社グループの資金の流動性については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は849,018千円となっており、新型コロナウイルス感染症の影響で多くの企業において資金繰りが懸念されるなか十分な流動性を確保していると考えております。
なお、重要な資本的支出の予定については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。
④ 経営者の問題意識と今後の方針
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、事業環境、事業内容、組織体制、法的規制など、様々なものが挙げられます。詳細については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりと認識しており、これらのリスクについては解消に努めていく所存であります。
⑥ 当社グループの経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について
当社グループは、企業価値の増大を図っていくために「売上高」「経常利益」を重要な経営指標としております。当連結会計年度における売上高は3,420,367千円、新規案件獲得や組織変更による業務効率化を推進したことにより経常利益は107,847千円となりました。引き続きこれらの改善に向け取り組んでまいります。
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