【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当社グループの第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)における我が国経済は、新型コロナウィルス感染症を想定した「新しい生活様式」の実践、感染予防と経済活動の両立への取り組みが継続しました。新型コロナウィルス感染症が、社会及び経済活動に対して及ぼす影響が不確実かつ不透明な状況は続いております。世界経済においても、国・地域ごとの差異はありますが、新型コロナウィルス感染症が、社会及び経済活動に対して及ぼす影響が不確実かつ不透明な状況は継続しております。また、活動制限の緩和により消費活動が徐々に正常化に向かう一方、国際情勢の悪化に起因する原油価格高騰や円安が足許の物価上昇を引き起こすなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。マーケティング・リサーチ業界の世界全体の市場規模については、「Global Market Research 2021(An ESOMAR Industry Report)」によると、2020年は$89,750 million(前年比0.2%減)となり、ほぼ横ばいの傾向にありました。また、国内市場については、一般社団法人日本マーケティングリサーチ協会の「第46回経営業務実態調査」によると、2020年度の市場規模は2,202億円(前年比3.9%減)となりましたが、そのうちの当社グループの主力事業であるインターネットリサーチの市場規模については、前年比5.9%増と上向きな結果となっております。 このような経済・市場環境は、顧客が行う定量・定性マーケティング・リサーチのオンライン化の加速やDIY型のリサーチへのニーズの高まりなど、当社グループが強みを発揮できる事業環境の変化をもたらしております。また、新型コロナウィルス感染症が及ぼす影響の不確実性と不透明性に対する顧客の慎重な姿勢はみられるものの、「新しい生活様式」の定着に応じて、新型コロナウィルス感染症が当社グループの業績に影響を与える程度は低減してきております。 このような状況の中、当社グループは、「想いを、世界に」の経営理念のもと、インターネットリサーチ事業におけるナンバーワンを目指し、事業にまい進してまいりました。国内市場に関しては、DIY型リサーチシステムである当社プラットフォーム(GMO Market Observer)の機能及びサービス体制の強化を進めシェア拡大に努めるほか、オペレーション業務の標準化と顧客対応力の強化による生産性の向上に一定の成果がみえました。新型コロナウィルス感染症の感染防止のための行動様式として、対面式オフライン調査からオンライン調査への移行のニーズに応えるため、消費者へのインタビューによる定性調査を対面することなくオンライン上で完結できるサービスである「MO Insights」、一般事業会社における手軽で簡素なリサーチニーズに対して、顧客が利用するDIY型(セルフ型)アンケートツールから、国内・アジア最大級の調査用パネルへのアンケート調査ができるサービスである「MO Lite アンケート byGMO」、国内・アジア最大級の調査用パネルへのインタビューができるパッケージ型のオンラインインタビューサービスである「MO Lite インタビュー byGMO」を提供してまいりました。また、2022年9月より発注からアンケート完了までの一連の手続きをオンライン上で完結できる完全DIY型アンケート調査ツール「GMO Ask」の提供を開始しました。 海外市場に関しては、顧客や競合他社によるアジア拠点の強化といった動きにより競争が激しくなる中、顧客とのシステム連携の推進や、品質の向上といった施策を講じ、アジアでの強みを発揮するとともに、国内市場と同様に、「MO Insights」や「MO Lite インタビュー byGMO」を提供してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,771,823千円(前年同期比31.7%増)、営業利益は344,088千円(前年同期比52.4%増)、経常利益は430,704千円(前年同期比69.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は318,132千円(前年同期比81.4%増)となりました。
事業のサービス別の売上高については、以下のとおりです。
①アウトソーシングサービスアウトソーシングサービスは、近年調査会社業界からの需要が拡大傾向にあるアンケート作成からローデータ・集計までのサービスを一括で受託するサービスです。当第3四半期連結累計期間においては、調査会社及び事業会社からの案件の受託本数が堅調に推移し、当サービスの売上高は、2,458,110千円(前年同期比25.7%増)となりました。
②D.I.YサービスD.I.Yサービスは、当社が独自に開発したリサーチ・ソリューション・プラットフォーム(GMO Market Observer)を利用して、顧客自身がアンケート作成から集計までを行うサービスです。当第3四半期連結累計期間においては、当サービスの浸透により利用頻度が増加し、当サービスの売上高は、1,249,104千円(前年同期比46.9%増)となりました。
③その他サービスその他サービスは、アウトソーシングサービスとD.I.Yサービス以外のオフラインリサーチサービス等となっております。当第3四半期連結累計期間においては、その他サービスの売上高は、64,608千円(前年同期比12.3%増)となりました。
(2) 財政状態の状況当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、2,940,204千円となり、前連結会計年度末に比べて140,369千円増加(5.0%増)いたしました。主たる変動要因は、現金及び預金の増加230,487千円、前払費用の減少86,441千円等であります。負債につきましては、1,045,415千円となり、前連結会計年度末に比べて77,669千円減少(6.9%減)いたしました。主たる変動要因は、未払金の減少43,515千円、未払法人税等の減少37,907千円等であります。純資産につきましては、1,894,788千円となり、前連結会計年度末に比べて218,039千円増(13.0%増)いたしました。主たる変動要因は、当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益318,132千円による利益剰余金の増加及び配当金の支払による利益剰余金の減少137,024千円、為替換算調整勘定の増加32,284千円等であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
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