【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の状況 当第1四半期連結累計期間において、継続的な事業成長の実現に向け、引き続き新規顧客獲得に向けた営業活動の強化、広告・マーケティング活動の強化、既存サービスの機能強化に積極的に取り組んでまいりました。また、当社の長期ビジョンであるビジネス版スーパーアプリの実現に向けたサービス拡張を目的として、株式会社ミナジンを連結子会社化したことにより、人事労務領域のサービス拡張が可能となりました。この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,422,986千円(前年同四半期比35.6%増)、EBITDA(注1)243千円(前年同四半期は73,627千円の損失)、営業損失148,583千円(前年同四半期は137,652千円の営業損失)、経常損失150,760千円(前年同四半期は134,851千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は148,108千円(前年同四半期は119,177千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
(Chatworkセグメント) Chatworkセグメントは、引き続き主力サービスである「Chatwork」の利点を訴求し、新たな機能追加と顧客の開拓に努めました。以上の結果、売上高は1,363,204千円(前年同四半期比38.4%増)、セグメント損失は171,703千円(前年同四半期は154,759千円のセグメント損失)となりました。 なお、当セグメントが当社の主力事業であり、本社機能も含めて各間接費の全てが当セグメントの維持・拡大のために費やされていることから、間接費の全額を当セグメントにおける費用として計上しております。
(セキュリティセグメント) セキュリティセグメントについては、引き続き当社としては積極的な事業拡大は行わない方針としております。その結果、売上高は59,781千円(前年同四半期比6.3%減)、セグメント利益は23,120千円(前年同四半期比35.2%増)となりました。 なお、当セグメントのセグメント利益については、前述のとおり間接費を全てChatworkセグメントにて計上していることから、当セグメントの売上高より当セグメントに要した広告宣伝費、販売促進費及び業務委託費等の直接経費のみを控除した金額を計上しております。
(2)財政状態の分析 (資産)当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて541,700千円増加し、5,942,088千円となりました。これは主にのれんが1,114,297千円増加、ソフトウエアが460,862千円増加、現金及び預金が870,454千円減少したことによるものであります。 (負債)当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて651,240千円増加し、3,181,695千円となりました。これは主に、長期借入金が545,603千円増加、1年内返済予定の長期借入金が116,325千円増加したことによるものであります。 (純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて109,539千円減少し、2,760,392千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を148,108千円計上したことによるものであります。この結果、自己資本比率は45.8%(前連結会計年度末は52.4%)となりました。
(注1)EBITDA=営業損益 + 減価償却費及び無形固定資産償却費 + 株式報酬費用
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