【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。(1)経営成績の状況 当第3四半期連結累計期間において、継続的な事業成長の実現に向け、引き続き新規顧客獲得に向けた営業活動の強化、広告・マーケティング活動の強化、既存サービスの機能強化に積極的に取り組んでまいりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,312,984千円(前年同四半期比43.1%増)、営業損失474,852千円(前年同四半期比39.3%増)、経常損失471,311千円(前年同四半期比37.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失445,933千円(前年同四半期比30.5%増)となりました。なお、先行投資として、採用が順調に進んでいることや、広告・マーケティング活動への投資により、営業利益以下の各段階利益がマイナスとなっております。
セグメント別の経営成績は次の通りです。
(Chatworkセグメント) Chatworkセグメントについては、引き続き主力サービスである「Chatwork」の利点を訴求し、新たな機能追加と顧客の開拓に努めました。以上の結果、売上高は3,135,309千円(前年同四半期比46.4%増)、セグメント損失は527,530千円(前年同四半期比34.8%増)となりました。 なお、当セグメントが当社の主力事業であり、本社機能も含めて各間接費の全てが当セグメントの維持・拡大のために費やされていることから、間接費の全額を当セグメントにおける費用として計上しております。
(セキュリティセグメント) セキュリティセグメントについては、引き続き当社としては積極的な事業拡大は行わない方針としております。その結果、売上高は177,675千円(前年同四半期比2.2%増)、セグメント利益は52,677千円(前年同四半期比4.2%増)となりました。 なお、当セグメントのセグメント利益については、前述のとおり間接費を全てChatworkセグメントにて計上していることから、当セグメントの売上高より当セグメントに要した広告宣伝費、販売促進費及び業務委託費等の直接経費のみを控除した金額を計上しております。
(2)財政状態の分析(資産) 当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べて32,236千円減少し、5,135,797千円となりました。これは主に、現金及び預金が444,736千円減少、ソフトウェア仮勘定が241,972千円増加、前払費用が126,643千円増加したことによるものであります。(負債) 当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて297,488千円増加し、2,062,560千円となりました。これは主に、短期借入金が300,000千円増加、契約負債が225,272千円増加、未払金が175,118千円減少したことによるものであります。(純資産) 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて329,725千円減少し、3,073,237千円となりました。これは主に、資本金が71,318千円増加、資本剰余金が71,318千円増加、利益剰余金が445,933千円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は58.8%(前連結会計年度末は64.3%)となりました。
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