【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況① 経営成績当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は、建築現場における工事遅延等により製品出荷量が減少したことを主因に379億4千6百万円と前年同期比11億3千4百万円(2.9%)の減収となりました。利益につきましては、電力エネルギーコストが上昇したものの、製品価格と原材料価格の差である値差が改善したことを主因に、営業利益は前年同期比32億2百万円増益(265.1%)の44億1千万円、経常利益は前年同期比35億2千7百万円増益(262.1%)の48億7千3百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては前年同期比21億1千1百万円増益(181.0%)の32億7千8百万円となりました。
なお、セグメントの業績は次の通りであります。鉄鋼事業・・・売上高は製品販売量の減少などにより、375億7千2百万円と対前年同期比11億2千万円(2.9%)の減収となりました。また、セグメント利益(営業利益)は製品価格と原材料価格の差である値差が改善したことなどにより、42億7千4百万円と前年同期比33億6千1百万円(368.0%)の増益となりました。そ の 他・・・売上高は22億8千5百万円と前年同期比2億1千9百万円(8.8%)の減収、セグメント利益は1億1千3百万円と前年同期比1億5千7百万円(58.0%)の減益となりました。
② 財政状態当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、主として現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少により、前期末に比べ20億8千4百万円減少し、676億8千9百万円となりました。負債合計は、主として支払手形及び買掛金の減少により、前期末に比べ44億円減少し、192億2千3百万円となりました。純資産合計は、主として利益剰余金の増加により、前期末に比べ23億1千5百万円増加し、484億6千5百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間の営業活動におけるキャッシュ・フローは、40億8千2百万円の収入となり、前年同期比11億6千万円収入が増加しました。これは主に税金等調整前四半期純利益の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは、30億7千1百万円の支出となり、前年同期比25億7百万円支出が増加しました。これは主として有形固定資産の取得による支出が増加したためです。財務活動によるキャッシュ・フローは、19億2千7百万円の支出となり、前年同期比45億3千5百万円支出が増加しました。これは主として長期借入による収入が減少したためです。この結果、当第2四半期連結累計期間末の現金および現金同等物の残高は、109億5千4百万円と、前連結会計年度末に比べ9億1千1百万円減少しました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は86百万円であります。