【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に落ち着きが見られ、経済活動の正常化への期待が高まっております。一方で、ウクライナ情勢の長期化、急激な円安による為替相場の変動、資源価格の高騰等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、主力コンテンツの新作タイトルを順次投入したことや円安の影響により売上高は第2四半期における過去最高を更新いたしました。一方利益面では、新作タイトル投入直後の制作費の償却やプロモーション費用の負担に加えて、エネルギーコストの上昇などによる影響がありました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,483億5千9百万円(前年同期比6.4%増)、事業利益は256億1千1百万円(前年同期比33.7%減)、営業利益は253億9千6百万円(前年同期比35.1%減)、税引前四半期利益は274億7千9百万円(前年同期比28.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は198億4千7百万円(前年同期比28.0%減)となりました。
② 事業別セグメントの業績
(デジタルエンタテインメント事業)
エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムの普及により、ゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやゲームプレー動画などが着目されファン層を拡大するなど、コンテンツの楽しみ方が多様化しています。さらに、インターネット上の仮想空間であるメタバースの認知が進んでおり、特にゲームとの親和性の高さが注目を集めております。
このような状況のもと、当事業の新しい取り組みとしては、マルチデバイスで「eFootball™ 2023」の配信を開始いたしました。新たに使用可能なチームや選手を追加し、操作性の向上を追求したことで、多くのお客様にお楽しみいただいております。また、家庭用ゲームでは「Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection」(ティーンエイジ ミュータント ニンジャ タートルズ ザ カワバンガ コレクション)を発売し、欧米を中心に好調な出足となりました。モバイルゲームでは「遊戯王クロスデュエル」を配信開始いたしました。4人同時対戦の新感覚のカードゲームとして高い評価をいただいております。
継続した取り組みとしては、「プロ野球スピリッツA(エース)」が順調な推移となりました。「遊戯王 マスターデュエル」では積極的な新カードの追加、レギュレーションの変更によりゲーム環境の変化を促し、お客様から引き続きご好評をいただいております。カードゲームにおいては、「遊戯王トレーディングカードゲーム」が引き続き好調に推移しており、グローバルで売上が伸長いたしました。「遊戯王 マスターデュエル」をきっかけとして新しく触れたお客様、再び遊び始めたお客様も加わり、遊戯王コンテンツ全体で相乗効果が生まれております。
eスポーツでは、「eFootball™ 2022」にて、すべてのプレーヤーが参加可能で、プラットフォームごとにNo.1プレーヤーを決める「eFootball™ Championship Open 2022」を開催いたしました。「遊戯王 デュエルリンクス」では、大規模オンライン大会となる「KCグランドトーナメント2022」の本戦を行いました。いずれの大会も全世界にライブ配信を行い、大きな盛り上がりを見せました。
なお、2022年に入り主力コンテンツの新作タイトルを順次投入したことによる制作費の償却やプロモーション費用の負担により当第2四半期連結累計期間は減益となりました。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は1,027億3百万円(前年同期比4.1%増)となり、事業利益は235億3百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
(アミューズメント事業)
アミューズメント市場におきましては、ニューノーマル時代が常態化する中、人々の行動や意識の変化により、アミューズメント施設に加えて家庭でも楽しめる遊び方が求められるなど、ニーズの幅が広がってきております。
このような状況のもと、当事業のアミューズメント施設向けビデオゲームでは、「麻雀格闘倶楽部 Extreme(マージャンファイトクラブ エクストリーム)」において、各プレーヤーがプレーに応じて得られる投票権を応援したいプロ雀士に投票し、シリーズ20周年を象徴するプロ雀士を決める「日本プロ麻雀連盟 投票選抜戦2022」などのイベントを実施し、お客様からご好評をいただいております。また、日本プロ麻雀連盟と共同で開催する、モバイルアプリ「麻雀格闘倶楽部Sp」を使用したeスポーツ大会「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」を開催いたしました。厳正なる選考により選ばれた一般ユーザー24名と、日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士8名を合わせた32名の「eMAH-JONGプロ」が初代王者をかけて、熱戦を繰り広げました。さらに、アーケードゲームをPCやスマートフォンでいつでも楽しむことができるサービス「コナステ(KONAMI AMUSEMENT GAME STATION)」が引き続き堅調に推移しております。加えて、個性あふれる女性キャラクターにより人気を博するアーケードゲーム「ボンバーガール」を題材とした、「パチスロボンバーガール」を6.5号機第1弾として発売いたしました。
なお、当第2四半期連結累計期間におきましては、製品の投入時期の違いから減収減益となりました。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は71億7千9百万円(前年同期比27.9%減)となり、事業利益は10億5千万円(前年同期比38.0%減)となりました。
(ゲーミング&システム事業)
ゲーミング市場におきましては、北米市場及び豪州市場では新型コロナウイルス感染症拡大前のオペレーションに戻り、以前の活気を取り戻しております。その他の市場においては、依然として新型コロナウイルス感染症の影響を受けている国や地域もありますが、市場全体としては回復に向かっております。一方で、世界的なサプライチェーンの混乱により、部品コストの高騰や部材納入遅延等の影響が出ております。
このような状況のもと、当事業のスロットマシンでは、北米市場、豪州市場において、複数の賞を受賞している「DIMENSION(ディメンション)」シリーズが引き続きお客様の注目を集めております。スロットマシン販売においては、「DIMENSION 49™(ディメンション フォーティーナイン)」が市場で高稼働を維持しております。また、パーティシペーション(レベニューシェア)では、75インチの湾曲したモニターが特徴の「DIMENSION 75C™(ディメンション セブンティーファイブ シー)」の展開が開始され、カジノ施設への導入が拡大しております。ゲーミングコンテンツでは、「All Aboard™(オール アボード)」が約2年にわたり業界トップクラスの稼働を記録しているほか、「Lucky Envelope™(ラッキー エンベロップ)」や「Ocean Spin™(オーシャン スピン)」などのタイトルも市場から高評価をいただいております。
カジノマネジメントシステムでは、キャッシュレスカジノを実現する「Money Klip™(マネークリップ)」など、多彩な機能を充実させることにより、前四半期に引き続き堅調に推移しております。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は171億1千9百万円(前年同期比39.5%増)となり、事業利益は20億1百万円(前年同期比9.5%増)となりました。
(スポーツ事業)
スポーツ市場におきましては、エネルギー価格の高騰による経営環境への影響が続いております。一方で、日常生活や経済・社会活動を継続できるよう行動制限の緩和が進み、スポーツや健康増進の需要が戻りつつあります。
このような状況のもと、スポーツクラブ運営におきましては、施設でのサービス提供に加えてオンラインサービスを充実させるなど、お客様がご自身のライフスタイルに合わせて参加することができるよう、安全・安心な運動機会の提供に努めました。また、天井ミラーを設置したピラティススタジオの2号店となる「Pilates Mirror(ピラティスミラー)吉祥寺」(東京都武蔵野市)を2022年8月にオープンいたしました。
資産を持たない形でネットワークを拡大するビジネス形態である受託事業におきましては、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進しており、新たに神奈川県横浜市、神奈川県秦野市、京都府京都市及び福岡県福岡市のスポーツ施設の業務受託運営を開始いたしました。
学校水泳授業の受託におきましては、学校側のニーズはますます高まっており、日本全国の多くの小学校に対し水泳指導業務を提供し、ご好評をいただいております。
こども向け運動スクール「運動塾」におきましては、新たに磯子(神奈川県横浜市)、川西(兵庫県川西市)、自由が丘(東京都目黒区)、和泉中央(大阪府和泉市)の4施設でスイミングスクールを開講いたしました。また、新たなデジタルサービスとして、映像とAIを活用した「スマートスイミングレッスンシステム」とコナミスポーツクラブインストラクターの指導技術との相乗効果により、練習効果を向上させる「運動塾デジタルノート」の提供を引き続き推進しております。
以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は224億6千万円(前年同期比12.6%増)となり、事業利益は5億1百万円(前年同期比8.9%減)となりました。
③ 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して63億6千8百万円増加し、5,349億8千1百万円となりました。これは主として、次期以降の売上計上に向けて棚卸資産やのれん及び無形資産が増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して184億3百万円減少し、1,621億3千4百万円となりました。これは主として、未払法人所得税が減少したことや、転換社債型新株予約権付社債の転換により社債及び借入金が減少したこと等によるものであります。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して247億7千1百万円増加し、3,728億4千7百万円となりました。これは主として、配当金の支払いがあった一方で、四半期利益の計上や為替変動の影響により親会社の所有者に帰属する持分合計が増加したこと等によるものであります。
なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比較して3.9ポイント増加し、69.7%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して224億2千8百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には2,282億8千3百万円となりました。
また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は、127億8千万円(前年同期比70.6%減)となりました。これは主として、法人所得税の支払額が増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は、244億3千2百万円(前年同期比111.1%増)となりました。これは主として、設備投資等の資本的支出が増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は、154億8千2百万円(前年同期比27.6%増)となりました。これは主として、配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費総額は、249億1千8百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注)上記金額は資産計上要件を満たす研究開発費及び資産計上要件を満たさず、発生時に費用認識した研究開発費等、開発・制作部門で発生した支出の総額です。
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