【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年4月~2023年9月)の世界経済は、緩やかに回復いたしました。中国では不動産市場の低迷が成長の足を引っ張っているものの、米国では個人消費に支えられ経済は堅調に推移しております。我が国では、個人消費が堅調でインバウンド需要も回復が継続しております。金融面におきましては、諸外国では金融引き締め政策が継続されており、我が国との金融政策の違いにより、円安が進みました。一方、ロシアウクライナ問題などの地政学リスクは継続しており、経済にも不透明要素を与えています。
当社グループの属する電子部品業界におきましては、自動車関連市場では、半導体不足は解消しつつあり、販売は回復傾向にあります。一方、移動体通信関連につきましては、インフレによる買い控えなどで販売は低調に推移しておりますが、一部新興国市場では回復傾向が見られます。
このような状況の下で、当社グループでは、自動車関連向けの売上は減少したものの、アミューズメント関連向け、移動体通信関連向けが増加し、全体では売上が増加いたしました。
一方、利益面につきましては、為替相場が円安に振れたことによる利益押し上げ効果はあったものの、前年度の同効果による影響が非常に大きかった為、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は124,909百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は6,467百万円(前年同期比36.3%減)、経常利益は為替相場変動に伴う為替差益4,113百万円を計上し、11,017百万円(前年同期比31.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,315百万円(前年同期比33.1%減)となりました。
報告セグメントの売上高及びセグメント利益または損失の状況は、次のとおりであります。
機構部品につきましては、アミューズメント関連向け、移動体通信関連向けが増加したことにより、売上高は108,659百万円(前年同期比2.3%増)となったものの、セグメント利益は4,576百万円(前年同期比50.9%減)となりました。
音響部品につきましては、自動車関連向け、AV機器関連向けが増加したことにより、売上高は9,315百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント利益は700百万円(前年同期比9.3%増)となりました。
表示部品につきましては、自動車関連向けが減少したことにより、売上高は1,257百万円(前年同期比52.8%減)、セグメント損失は193百万円(前年実績は343百万円のセグメント損失)となりました。
複合部品その他につきましては、アミューズメント関連向け、家電関連向けが増加したことにより、売上高は5,677百万円(前年同期比56.2%増)、セグメント利益は1,383百万円(前年同期比160.2%増)となりました。
(注)各セグメント別の売上高は、外部顧客への売上高にセグメント間の内部売上高又は振替高を加算したものです。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、有価証券が減少したものの、現金及び預金、売上債権の増加等により前連結会計年度末比105百万円増の180,098百万円となりました。また、負債につきましては、仕入債務の減少及び短期借入金の返済等により前連結会計年度末比4,708百万円減の48,531百万円となりました。
なお、純資産は、利益剰余金、為替換算調整勘定の増加等により前連結会計年度末比4,813百万円増の131,566百万円となり、自己資本比率は73.1%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,827百万円減少(前年同期は15,922百万円の増加)し、64,189百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、5,657百万円の増加(前年同期は19,519百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益11,010百万円(前年同期は税金等調整前四半期純利益15,938百万円)、棚卸資産の減少2,554百万円(前年同期は10,715百万円の減少)、仕入債務の減少5,076百万円(前年同期は3,869百万円の減少)、法人税等の支払3,737百万円(前年同期は3,087百万円)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、1,147百万円の減少(前年同期は1,553百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出867百万円(前年同期は1,510百万円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、6,610百万円の減少(前年同期は3,085百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払2,557百万円(前年同期は3,022百万円)によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき課題について、重要な変更はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社の会社の支配に関する基本方針の概要について、重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、979百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間の生産、受注及び販売の実績における著しい増減は、次のとおりであります。
生産実績において、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の生産実績は1,223百万円(前年同期比51.6%減)となりました。また、複合部品その他が著しく増加しました。これは主としてアミューズメント関連向け、家電関連向けの増加によるもので、複合部品その他の生産実績は5,764百万円(前年同期比58.4%増)となりました。
受注実績において、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の受注実績は1,064百万円(前年同期比38.8%減)となりました。また、複合部品が著しく増加しました。これは主としてアミューズメント関連向け、家電関連向けの増加によるもので、複合部品の受注実績は7,082百万円(前年同期比70.4%増)となりました。
販売実績において、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の販売実績は1,257百万円(前年同期比52.8%減)となりました。また、複合部品その他が著しく増加しました。これは主としてアミューズメント関連向け、家電関連向けの増加によるもので、複合部品その他の販売実績は5,677百万円(前年同期比56.2%増)となりました。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は、自己資金及び銀行等金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金、銀行等金融機関からの借入及び新株予約権付社債の発行などによる調達を基本としております。
