【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、物価高の影響により実質賃金が目減りしている個人消費の足取りは重いものの、アフターコロナ下で経済活動が正常化する中でセンチメント(心理)は向上しています。物価上昇や海外経済減速による下振れ懸念が残るものの、内需を中心に緩やかな景気回復が続くことが見込まれています。当社グループが関連する自動車業界におきましては、当社のお客様となる自動車メーカー各社は、半導体の供給制約の緩和を受け販売の拡大を図っています。今後の事業動向を見通すにあたっては、主要国で物価上昇抑制のために引き上げられてきている金利が自動車販売の大きな低下を招くことなくソフトランディングできるか、また、日本車の販売が総じて低迷している中国市場の動向を注視していく必要があります。このような経営環境のもと、当第1四半期連結累計期間における業績は、売上高は679億2千3百万円と前年同期比36.5%増となり、これに伴い営業利益は1億8千4百万円(前年同期は営業損失23億4千2百万円)、経常利益は1億7千万円(前年同期は経常損失24億2千2百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は5千3百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失29億5千3百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①日
本売上高は292億2千万円(前年同期比64.6%増)、営業利益は2億6千3百万円(前年同期は営業損失14億円)となりました。
②北
米売上高は149億8千7百万円(前年同期比55.1%増)、営業利益は2億1百万円(前年同期は営業損失3億2千9百万円)となりました。
③中
南
米売上高は193億5百万円(前年同期比42.0%増)、営業損失は1億3千1百万円(前年同期は営業損失11億4千万円)となりました。
④欧
州売上高は内部売上高のみで外部顧客への売上高はありません(前年同期比100.0%減)。営業利益は2千1百万円(前年同期比47.6%減)となりました。
⑤中
国売上高は35億2百万円(前年同期比57.6%減)、営業損失は1億6千6百万円(前年同期は営業利益6億2千1百万円)となりました。
⑥東南アジア売上高は9億7百万円(前年同期比106.2%増)、営業損失は2千2百万円(前年同期は営業損失1億1千7百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、1,762億8千2百万円と前連結会計年度末に比べ62億7千7百万円増加しております。これは主に、現金及び預金が27億9千6百万円、受取手形及び売掛金が15億3千5百万円それぞれ増加したことによるものであります。負債合計は、878億7千2百万円と前連結会計年度末に比べ43億4千9百万円増加しております。これは主に、短期借入金が10億8千9百万円減少したものの、未払金及び未払費用等の増加により流動負債その他が49億1千6百万円増加したことよるものであります。純資産合計は、884億9百万円と前連結会計年度末に比べ19億2千8百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が13億2千6百万円減少したものの、為替換算調整勘定が21億9千万円増加したことによるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は10億5千3百万円であります。
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