【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響があるものの、感染抑制と経済活動の両立が進むもとで、持ち直しの基調で推移しました。新たな変異株の出現といった懸念はありますが、足元では、新規感染者数の「全数把握」について見直しが行われるなど、ウィズコロナへ移行しつつあります。一方、ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの長期化や急激な円安進行の影響等、わが国経済の先行きは依然として不透明な状況が続いています。
当社グループの属する不動産業界においては、用地代・建築コストの値上がりに伴うマンション販売価格の上昇が長く続いているものの、住宅ローン金利が低水準で推移していること、政府による住宅ローン減税政策が続いていること、在宅勤務の浸透により住宅に対する消費者の意識が高まっていることなどから、住宅需要は底堅いままで推移しました。
マンション分譲事業においては、底堅い住宅需要に加え、出口戦略として従来の個人・法人顧客に加えて国内外の機関投資家などの選択肢が増えたことから、マンションの販売・引渡は好調に推移しました。
マンション周辺事業においては、良質な維持管理サービスが選ばれるマンションづくりに貢献し、良質なマンションの供給がマンション周辺事業の収益拡大に貢献するという従来からの好循環を、さらに加速させることができました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりになりました。
(財政状態)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて57億66百万円増加して1,200億82百万円となりました。主な要因は現金及び預金の減少115億88百万円、仕掛販売用不動産の増加108億33百万円、販売用不動産の増加74億83百万円によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて46億67百万円増加して632億85百万円となりました。主な要因は未払法人税等の減少20億62百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加39億79百万円、長期借入金の増加31億11百万円によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて10億98百万円増加して567億97百万円となりました。この結果、自己資本比率は47.3%となりました。
(経営成績)
当第2四半期連結累計期間の連結売上高は275億54百万円(前年同期比7.2%増)、連結営業利益は22億74百万円(前年同期比3.5%増)、連結経常利益は22億35百万円(前年同期比5.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億円(前年同期比9.8%増)となりました。
なお、当社グループの主力事業であります不動産販売事業においては、引渡基準を採用しており、マンションの売買契約成立時ではなく、マンションの顧客への引渡をもって売上が計上されます。例年、マンションの引渡時期が特定の四半期に偏重する傾向があり、各四半期の売上高及び利益水準は著しく相違する傾向にあります。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①不動産販売事業
不動産販売事業の中でもマンション分譲事業においては、底堅い住宅需要に加え、出口戦略として従来の個人・法人顧客に加えて国内外の機関投資家などの選択肢が増えました。その結果、外部顧客への売上高は183億10百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は17億23百万円(前年同期比12.1%減)となりました。
②その他
既存のマンション周辺事業が堅調に推移しました。その結果、外部顧客への売上高は92億44百万円(前年同期比23.3%増)、セグメント利益は15億20百万円(前年同期比31.9%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ115億88百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には154億10百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、減少した資金は180億6百万円(前年同期は142億97百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益22億41百万円、法人税等の支払額27億44百万円、棚卸資産の増加183億16百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は3億82百万円(前年同期は1億1百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3億51百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は67億99百万円(前年同期は11億79百万円の増加)となりました。これは主にマンションプロジェクト資金等として137億60百万円を借入れ、マンションが竣工したこと等に伴い借入金66億70百万円を返済したことによるものです。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
「1.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている財務政策について重要な変更はありません。
