【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、世界的に根強いインフレ圧力に対応した各国の金融引き締め、欧米での金融不安、半導体を中心とした米中対立の激化と中国経済の鈍化に加え、国内では為替相場の変動が加わり、先行きが不透明な情勢が続いたほか、半導体や電子部品の市場においては、市場の弱含みが継続する状況となりました。とりわけ、中国における景気回復ペースの鈍化が大きな影響を及ぼしています。
このような市場環境のもと、当社グループは顧客のニーズに対して、より柔軟かつ迅速に応えるため、前連結会計年度から引き続き、AI製品をはじめとする販売協業推進による市場拡大と光学ソリューションの充実を中心に営業基盤の強化に努め、特に海外顧客層の拡大に向けて海外営業拠点の増強に引き続き取り組んでまいりました。売上面におきましては、車載用及び民生機器用の電子部品検査用途を中心とした新規・既存を含めた受注獲得に注力しておりましたが、デバイス市場における在庫調整局面の長期化により、設備投資時期のスライドの影響も受けました。
その結果、当第2四半期連結会計期間末の財政状態及び当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
① 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は3,990,771千円となり、前連結会計年度末に比べ201,231千円(4.8%)減少いたしました。これは主に、現金及び預金が233,429千円増加した一方で、売上債権の回収に伴い受取手形及び売掛金が373,995千円減少、及び製品、原材料及び貯蔵品が82,644千円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は454,319千円となり、前連結会計年度末に比べ17,116千円(3.9%)増加いたしました。これは主に、繰延税金資産が32,178千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は879,205千円となり、前連結会計年度末に比べ84,127千円(8.7%)減少いたしました。これは主に、買掛金が19,748千円減少、及び前受金を含むその他流動負債が48,194千円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は73,847千円となり、前連結会計年度末に比べ8,325千円(10.1%)減少いたしました。これは主に、前連結会計年度末に計上した繰延税金負債が解消されたことにより10,118千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計額は3,492,038千円となり、前連結会計年度末に比べ91,660千円(2.6%)減少いたしました。これは主に、為替換算調整勘定が61,612千円増加、及び非支配株主持分が14,807千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失37,054千円を計上、配当金支払により利益剰余金が49,131千円減少及び自己株式の市場買付並びに譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分等により自己株式が82,407千円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は74.3%(前連結会計年度末は73.6%)となりました。
② 経営成績
連結売上高は1,453,893千円(前年同期比6.8%減)、売上総利益は835,265千円(同5.7%減)、営業損失は153,806千円(前年同四半期は営業利益588千円)、経常損失は65,627千円(前年同四半期は経常利益15,636千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は37,054千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失23,886千円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における売上高、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外損益の状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(売上高)
当第2四半期連結累計期間の売上高は1,453,893千円(前年同期比6.8%減)となりました。前連結会計年度から引き続き、光学ソリューションの充実を中心とした営業基盤の強化、海外営業拠点の増強およびAI製品を含む積極的な協業体制の取り組み、車載用及び民生機器用の電子部品検査用途を中心とした市場拡大に注力しましたが、設備投資の市場動向の低下により、減収となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
当第2四半期連結累計期間における売上原価は、618,628千円(前年同期比8.3%減)となりました。これは、売上減少に伴い仕入等の変動費が減少したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における販売費及び一般管理費は、989,071千円(前年同期比11.8%増)となりました。海外子会社の設立を含む営業・開発力強化のための継続的な人的投資に伴う人件費の増加、及び新型コロナウイルス感染症に係る行動制限の緩和に伴い、海外を含めた営業活動に係る旅費交通費等が増加したことにより、売上高に対する比率は前年同期の56.7%から68.0%へ増加しました。
以上の結果、営業損失は153,806千円(前年同四半期は営業利益588千円)となりました。
(営業外損益)
営業外損益は、受取利息、助成金収入、開発負担金収入等91,425千円の営業外収益を計上し、支払利息、支払手数料等3,246千円の営業外費用を計上した結果、経常損失は65,627千円(前年同四半期は経常利益15,636千円)となりました。
なお、当社グループは、画像処理検査装置事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、税金等調整前四半期純損失65,733千円(前年同四半期は税金等調整前四半期純利益15,621千円)、有形固定資産及び無形固定資産の取得、自己株式の取得、及び配当金の支払等の減少要因があった一方で、減価償却費の計上、売上債権の減少及び棚卸資産の減少等の増加要因があったことにより、前連結会計年度末に比べ232,829千円増加し、当第2四半期連結会計期間末には2,634,579千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、386,599千円(同25.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失の計上65,733千円等の減少要因があった一方で、減価償却費86,417千円、売上債権の減少額385,703千円及び棚卸資産の減少額90,305千円の増加要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、59,133千円(同12.8%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出21,224千円及び無形固定資産の取得による支出47,649千円の減少要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、160,148千円(同44.4%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出93,604千円及び配当金の支払額49,066千円等の減少要因があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、102,088千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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