【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による各種政策の効果もあり、景気の持ち直しの動きがみられるものの、原材料価格の上昇や一部部材の供給不足による生産の遅延、ウクライナ情勢の長期化により、極めて厳しい状況にあります。先行きにつきましては、世界的な金融引き締めや海外経済の下振れリスクなど、依然として不透明な状況が続いております。
当社グループの主要事業であり、官需を主とする情報装置事業につきましては、老朽化したインフラの大規模修繕などがあり、公共事業は底堅く推移しております。そのような状況下、交通安全に役立つソリューション関連の製品の提案などを行い、市場拡大を進めてまいりました。
一方、民需を主とする検査装置事業につきましては、大手企業と競業する厳しい環境のなか、受注獲得のため、高付加価値製品の拡販に注力してまいりました。そうした状況の下で、当社がコアビジネスとして推進している情報装置事業に経営資源を集中することが当社グループの企業価値向上に資すると判断し、本事業の譲渡を決議いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高60億88百万円(前年同期比11.6%減)、営業利益5億9百万円(前年同期比26.4%減)、経常利益5億12百万円(前年同期比29.7%減)に加え、検査装置事業の譲渡による事業整理損失引当金繰入額の計上により親会社株主に帰属する四半期純利益1億53百万円(前年同期比71.7%減)となりました。
また、当第2四半期連結会計期間末日現在の受注残高は232億5百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 情報装置事業
前連結会計累計期間に比べ、LED式道路情報板等の生産が進捗しなかったため、売上は減少したものの、受注済み案件の仕様変更による契約金額増額により、利益は増加しました。
この結果、売上高57億72百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益10億13百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
② 検査装置事業
X線検査装置などの機能アップ提案による需要獲得を進めてまいりましたが、X線検査装置や3次元基板外観検査装置の期首受注残高が前連結会計年度に比べ少なかったこともあり売上、利益とも低迷しました。
この結果、売上高3億15百万円(前年同期比63.1%減)、営業損失55百万円(前年同期は50百万円の利益)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は152億55百万円となり、前連結会計年度末に比べ52億26百万円減少いたしました。これは主に、契約資産が2億76百万円、仕掛品が11億20百万円、原材料及び貯蔵品が2億73百万円増加したものの、現金及び預金が40億14百万円、売掛金が30億3百万円減少したことによるものであります。固定資産は78億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ35億37百万円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物が31億72百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、231億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億88百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は53億86百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億70百万円減少いたしました。これは主に契約負債が8億49百万円、事業整理損失引当金が2億72百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が3億69百万円、電子記録債務が12億71百万円、未払法人税等が4億14百万円、その他が6億1百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、55億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億66百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における株主資本は171億90百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億76百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が1億96百万円減少したことによるものであります。その他の包括利益累計額は3億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ45百万円減少いたしました。これはその他有価証券評価差額金が21百万円、退職給付に係る調整累計額が24百万円減少したことによるものであります。
この結果、純資産合計は、175億71百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億22百万円減少いたしました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前連結会計年度末に比べ40億14百万円減少(前年同期は37億7百万円の収入)し、33億48百万円となりました。これは、投資活動によるキャッシュ・フローが36億15百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが3億50百万円の支出となったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により支出した資金は、48百万円(前年同期は39億88百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の減少37億84百万円の増加要因はあるものの、棚卸資産の増加13億78百万円、仕入債務の減少21億82百万円の減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は36億15百万円(前年同期は10百万円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出35億96百万円の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は3億50百万円(前年同期は2億91百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額3億49百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における全体の研究開発活動の金額は、3億59百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
