【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の沈静化を受けて行動制限が緩和されたことから、経済活動は正常化に向かいました。また、全国旅行支援の延長や訪日外国人の増加なども下支えし、個人消費には持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や為替相場の円安傾向などに伴い、エネルギーや原材料価格の高騰に起因する物価上昇は続いているため、国内経済は依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当第1四半期連結累計期間の売上高は31,634百万円(前年同期比+42.9%)、営業利益は1,617百万円(前年同期営業損失1,033百万円)、経常利益は1,327百万円(前年同期経常損失892百万円)となりました。また、固定資産除売却損53百万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額16百万円を特別損失に計上したほか、法人税等280百万円および非支配株主に帰属する四半期純利益1百万円を差し引いた、当第1四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は975百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失1,058百万円)となりました。
セグメント別の状況については、次のとおりであります。
(外食事業)
当社グループの基幹である外食事業におきましては、ホスピタリティ・レストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、サラダバー&グリル「シズラー」、ピザレストラン「シェーキーズ」などのチェーン店のほか、ビアレストラン、カフェ、各種専門店等の多種多様な飲食業態を展開しております。
主力の「ロイヤルホスト」におきましては、外食需要の回復に伴い、来客数が堅調であったことから、売上高はコロナ禍前の水準を上回りました。また、「ギャザリング・プラッター&厚切りステーキ」フェアや季節デザートの中で最も人気の高い「苺」を使ったメニューなど、高付加価値な商品の提供を行いました。
「てんや」におきましては、全国のご当地食材を使用したメニューの提供を行うとともに、引き続き、テイクアウト需要拡大の取り組みを行いました。
「専門店」におきましては、ミドルサイズチェーンの「シズラー」において、世界の食文化や料理を紹介するフェアとして「カリビアンオーシャンフェア」を実施いたしました。また、既存店が好調なミセスエリザベスマフィン業態の3号店として「ミセスエリザベスマフィン天神地下街店(福岡県福岡市)」を出店いたしました。
当第1四半期連結累計期間におきましては、上記施策を実施したなどにより、売上高は14,815百万円(前年同期比+23.1%)、経常利益は1,244百万円(前年同期比+58.7%)となりました。
(コントラクト事業)
コントラクト事業におきましては、法人からの委託等により、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア・パーキングエリア、コンベンション施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁等において、それぞれの立地特性に合わせた多種多様な飲食業態を展開しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、行動制限の緩和やインバウンド需要の戻りを受けて、各業態で売上高は増加いたしました。また、空港ターミナルビルでは、「海膳空膳中部国際空港店(愛知県常滑市)」を新たに出店いたしました。高速道路サービスエリア・パーキングエリアでは、持分法適用の関連会社であったハイウェイロイヤル㈱の株式を追加取得し、前連結会計年度末に連結子会社化したことに伴い、当第1四半期連結累計期間の期首から同社の売上高等が四半期連結財務諸表に反映されております。これらにより、売上高は9,283百万円(前年同期比+102.0%)、経常利益は332百万円(前年同期比+568.3%)となりました。
(ホテル事業)
ホテル事業におきましては、「ひとと自然にやさしい、常にお客さまのために進化するホテル」を経営理念として掲げ、全国に「リッチモンドホテル」等を47店舗展開しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、全国旅行支援が継続されたことにより、各ホテルで売上高は堅調なものとなりました。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、各自治体に感染軽症者・無症状者の宿泊療養施設として提供したホテルのうち、3店舗で通常営業を再開いたしました。あわせて、立地特性などによって異なる利用動機に対応するため、47店舗を4つのカテゴリーに区分し、顧客ニーズに合わせた取り組みを行いました。上記施策を実施したことなどにより、売上高は6,655百万円(前年同期比+47.7%)、経常利益は580百万円(前年同期経常損失670百万円)となりました。
(食品事業)
食品事業におきましては、主に当社グループの各事業における食品製造、購買、物流業務等のインフラ機能を担っているほか、グループ外企業向けの「業務食」および家庭用フローズンミール「ロイヤルデリ」の製造も行っております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、ロイヤルホストを中心としたグループ店舗における売上高の増加を受け、内部向けの製造販売量が増加したことなどにより、売上高は2,734百万円(前年同期比+16.4%)、経常利益は85百万円(前年同期経常損失41百万円)となりました。
(その他)
その他の事業は不動産賃貸や機内食等の事業であり、国際線の航空需要が回復途上であることから、売上高は62百万円(前年同期比△34.2%)、経常損失は40百万円(前年同期経常損失143百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,329百万円増加し124,900百万円となりました。内訳は、流動資産が1,961百万円増加し、固定資産が631百万円減少しております。流動資産の増加は、季節的な要因等による棚卸資産の減少258百万円、未収入金や預け金等のその他流動資産の減少796百万円があった一方、現金及び預金が2,992百万円増加したことなどによるものであります。また、固定資産の減少は、減価償却費が設備投資額を上回ったこと等により、有形固定資産が642百万円、無形固定資産が214百万円それぞれ減少したことなどによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ1,022百万円増加し79,784百万円となりました。内訳は、流動負債が3,005百万円増加し、固定負債が1,983百万円減少しております。流動負債の増加は、未払金等の減少によるその他流動負債の減少909百万円があった一方、短期借入金が3,406百万円増加したことなどによるものであります。また、固定負債の減少は、約定に従った返済等により、長期借入金が1,275百万円、リース債務(固定負債)が670百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上975百万円、配当金の支払い752百万円等により、307百万円増加し45,115百万円となりました。また、自己資本は前連結会計年度末から306百万円増加し44,599百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末比0.1ポイント減少し35.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,993百万円増加し、28,653百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第1四半期連結累計期間に比べ1,732百万円収入が増加し、2,540百万円の収入となりました。法人税等の支払・還付前のキャッシュ・フロー(収入)は、前第1四半期連結累計期間に比べ1,910百万円増加し、3,063百万円の収入となりました。また、法人税等の支払・還付によるキャッシュ・フロー(支出)は、前第1四半期連結累計期間に比べ177百万円増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前第1四半期連結累計期間に比べ2,553百万円支出が減少し、639百万円の支出となりました。これは、前第1四半期連結累計期間にハイウェイロイヤル㈱の株式追加取得に伴う、関係会社株式の取得による支出2,542百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前第1四半期連結累計期間に比べ6,004百万円収入が減少し、1,091百万円の収入となりました。これは、短期借入金の純増減額(収入)が1,513百万円増加した一方で、前第1四半期連結累計期間には、双日㈱による新株予約権の行使に伴う、株式の発行による収入7,278百万円があったことなどによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(7)従業員数
当社の当第1四半期会計期間の従業員数は55名であり、前事業年度に比べ32名減少しております。これは、2023年1月1日付で、当社の組織を企画・統制機能を軸に簡素化することを目的に、店舗設計開発部、人事企画部及びシステム部を子会社であるロイヤルマネジメント㈱に移管したことなどによるものであります。なお、2022年12月31日時点の当該部門の従業員数は35名であります。
