【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、引続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、感染抑制と社会経済活動の両立に向けた対策により、各種行動制限が緩和され、国内景気は持ち直しの動きがみられました。しかしながら、原材料やエネルギー価格の高騰、円安による物価上昇が続く中、依然として先行き不透明な経済環境が続いております。
このような状況のなかで、それぞれ異なる分野で事業活動を展開する当社グループは、感染防止に努めながら各事業部門において積極的な営業活動とサービスの提供に努めました。その結果、当第3四半期連結累計期間における連結売上高は156億7千2百万円(前年同期比107.4%)となりました。
また、利益面におきましては、営業利益は10億3千6百万円(前年同期比95.9%)、経常利益は11億9千2百万円(前年同期比101.4%)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億4千2百万円(前年同期比77.4%)となりました。
セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
○放送事業
放送事業におきましては、ラジオ部門で、新規スポンサー獲得に力を入れ、スポット広告が好調に推移しました。テレビ部門は、経済情勢の不安定化によるスポット広告の落ち込みがありましたが、タイム収入が好調でした。放送収入全体としては、前期並みの売上となりました。その他の収入においては、感染症対策によるイベント入場制限が徐々に緩和される中、プロ野球公式戦、コンサートなど開局70周年記念事業を展開したことで、前期の収入を上回りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は44億9百万円(前年同期比102.2%)、営業利益では2億2千9百万円(前年同期比110.1%)となりました。
○情報処理サービス事業
システム関連事業におきましては、公共案件や首都圏開発などが順調に推移しました。また、第2四半期連結累計期間より、重要な子会社として、システム関連事業に1社追加となった事で売上高は増収となりました。利益面では、前期にあった利益率の高い大型案件を補えなかった事や、新型コロナウイルス感染状況の落着きに伴いWeb提案だけではなく、リアルでのフェア開催などハイブリッドによる積極的な営業活動が行われた事により経費も増加し、減益となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は104億3千7百万円(前年同期109.5%)、営業利益は7億3千3百万円(前年同期比89.6%)となりました。
○建物サービスその他事業
建物サービスその他事業におきましては、不動産収入で、新たに取得した物件により増収となりました。施設管理部門では、病院やオフィスビルの設備管理業務を新規に受託したことや、管理受託先の空調設備工事、外壁修繕工事、防災盤修繕工事など大型案件を受注して増収となりました。利益面では、工事資材の高騰による仕入原価の増加や、管理受託先の増加による人件費などの増加はありましたが、効率良く業務を行うことでコストの削減を図り利益確保に努めました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は12億5千3百万円(前年同期比109.3%)、営業利益では5千9百万円(前年同期比111.5%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は262億4千4百万円となり、前連結会計年度末と比較して5千1百万円減少いたしました。
資産の部では、流動資産が133億6千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億9千5百万円減少しております。これは主に棚卸資産が7億6千7百万円、その他の流動資産が2億9千2百万円増加したものの、現金及び預金が8億7千4百万円、受取手形及び売掛金及び契約資産が3億8千2百万円減少したことなどによります。固定資産は、128億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億4千4百万円の増加となりました。これは無形固定資産が4千9百万円、投資その他の資産が8千万円減少したものの、有形固定資産が2億7千4百万円増加したことによります。
負債の部では、流動負債が40億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べて8億5千万円減少しております。これは主に未払金が3億7千1百万円、リース債務が4千7百万円、未払法人税等が7千4百万円、未払消費税等が4千3百万円、賞与引当金が6千7百万円、役員賞与引当金が2千1百万円、その他の引当金が3千5百万円、その他の流動負債が1億9千6百万円減少したことなどによるものであります。固定負債は10億9千4百万円となり、前連結会計年度末とほぼ同額となりました。主な増減は長期借入金が1億4千5百万円、役員退職慰労引当金が2千2百万円、退職給付に係る負債が5千8百万円の増加、リース債務が1億7千8百万円、繰延税金負債が4千9百万円減少しております。
純資産の部では、その他有価証券評価差額金は8千3百万円の減少となったものの、利益剰余金7億2千3百万円、非支配株主持分の増加1億7千7百万円などにより210億7千3百万円となり、前連結会計年度末に比べて7億9千9百万円増加いたしました。以上の結果、自己資本比率は70.2%となり、前連結会計年度末に比べて2.5ポイントの増加となりました。
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