【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。また、当社グループは、単一の報告セグメントであり、当事業内容に関して記載しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復を続けましたが、国際情勢の緊張等による原材料・エネルギー価格の高騰が常態化しつつあるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当シャッター業界を取り巻く状況としましては、民間設備投資需要は前年度に引き続き堅調に推移する一方で、大型物件における受注競争は激しく、加えて鋼材を中心とした原材料価格の高止まりが続くなど、引き続き厳しい環境にあります。
このような状況下、当社グループは、中期経営計画『TOYO REBORN 3』の2年目を迎えるにあたり、更なる販売価格水準の向上や生産効率の改善等により基幹事業の収益力向上に取り組むと共に、戦略的な受注活動や受注済み案件の採算改善等に注力してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における受注高は前年同四半期比12.5%増の5,612,321千円となり、売上高は前年同四半期比17.7%増の5,065,277千円、営業利益は300,318千円(前年同四半期は営業損失100,491千円)、経常利益は283,754千円(前年同四半期は経常損失124,354千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は184,376千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失94,378千円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて238,354千円減少し、18,426,931千円となりました。
流動資産では前連結会計年度末比108,505千円減少の11,813,554千円となり、固定資産では前連結会計年度末比129,849千円減少の6,613,377千円となりました。
流動負債では前連結会計年度末比256,468千円減少の7,633,675千円となり、固定負債では前連結会計年度末比57,768千円減少の2,787,083千円となりました。
純資産では前連結会計年度末比75,883千円増加の8,006,172千円となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、56,786千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。