【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。また、当社グループは、単一の報告セグメントであり、当事業内容に関して記載しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策や各種政策により、社会経済活動の正常化が進み、景気は持ち直しの動きがみられましたが、物価の上昇もあいまって、国内景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当シャッター業界を取り巻く状況としましては、民間設備投資需要に持ち直しの動きは見られましたが、受注競争は依然激しく、鋼材を中心とした原材料価格の上昇も未だ続くなど、引き続き厳しい環境にあります。
このような状況下、当社グループは、中期経営計画『TOYO REBORN 3』の初年度として、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じつつ、販売価格水準の向上に努力するとともに、戦略的な受注活動や、受注済み案件の採算改善などに注力してまいりましたが、原材料価格の高騰分を価格転嫁でカバーするまでには至りませんでした。
この結果、当第2四半期連結累計期間における受注高は前年同四半期比1.8%減の10,211,329千円となり、売上高は前年同四半期比3.3%増の9,202,754千円、営業利益は20,357千円(前年同四半期は175,293千円)、経常損失は11,424千円(前年同四半期は経常利益162,712千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は28,392千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益97,472千円)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて331,064千円減少し、17,405,453千円となりました。
流動資産では前連結会計年度末比391,465千円減少の10,644,054千円となり、固定資産では前連結会計年度末比60,400千円増加の6,761,398千円となりました。
流動負債では前連結会計年度末比44,649千円減少の7,225,206千円となり、固定負債では前連結会計年度末比160,224千円減少の2,788,190千円となりました。
純資産では前連結会計年度末比126,191千円減少の7,392,056千円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ102,952千円減少し、2,842,338千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、前年同期に比べ705,382千円減少し、297,873千円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ98,675千円増加し、117,440千円となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ2,936千円減少し、283,385千円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、104,987千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。