【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)業績の状況
当社グループは、2023年4月より報告セグメントの区分を「教育」「スタジオ・コンテンツ」「放送」「技術」「その他」から、以下の理由により、新たに「教育」「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」「放送」「技術」「その他」に変更いたしました。
ⅰ)「スタジオ・コンテンツ」を「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」に分離
ⅱ)投資先であった株式会社ポケットを連結子会社化し、「その他」にゲームパブリッシング事業として帰属
なお、前第1四半期連結累計期間との比較、分析は、変更後のセグメントの区分に基づいております。
当第1四半期連結累計期間における売上高は、前年同期と比べ353,440千円(11.0%)増加し、3,556,927千円(前年同期は3,203,486千円)となりました。「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」「放送」は減収となりましたが、「教育」「技術」「その他」が増収となったことにより、売上高は増加いたしました。
営業利益は、360,139千円(前年同期は289,408千円)となりました。「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」「その他」が損失を計上し、「放送」が減益となったものの、「教育」「技術」が増益となったことが牽引し、増益となりました。
経常利益は、394,553千円(前年同期は314,916千円)となりました。営業利益が増加したこと等により、経常利益も増益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、278,713千円(前年同期は272,391千円)となりました。繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額92,063千円を計上した一方、経常利益が増益となったことから、親会社株主に帰属する四半期純利益も増益となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるセグメントごとの売上高及び営業損益の概況は、以下のとおりです。
①教育
「教育」セグメントは、「ルネサンス高等学校」「ルネサンス豊田高等学校」「ルネサンス大阪高等学校」の広域通信制高校(ルネサンス高等学校グループ)の運営、日本語研修・日本語教師養成講座を提供する「ルネサンス日本語学院」の運営を行っております。
売上高は、前年同期と比べ328,824千円(34.2%)増加し、1,289,340千円(前年同期は960,515千円)、営業利益は475,314千円(前年同期は318,614千円)となりました。
ルネサンス高等学校グループの入学生徒数が8期連続で過去最高を更新したことにより、増収増益となりました。また、新たなキャンパスの開校や既存拠点の拡大により、eスポーツコースの受講生が順調に増加したことも増収増益に寄与いたしました。
②メディアコンテンツ
「メディアコンテンツ」セグメントは、マルチデバイス向けのコンテンツ配信サービス「クランクイン!ビデオ」 「クランクイン!コミック」やエンタメ・情報サイト「クランクイン!」「クランクイン!トレンド」の企画・運営、映画やテレビドラマ、アニメ等映像作品の権利を買付け、テレビ局への番組放映権の販売や劇場配給、VOD権の販売、DVD/Blu-rayの販売等を行っております。
売上高は、前年同期と比べ15,774千円(8.9%)減少し、161,535千円(前年同期は177,309千円)、営業損益は41,640千円の損失(前年同期は69,365千円の損失)となりました。
デジタルメディアサービスは広告収入が増加に転じたことやコスト抑制効果により赤字幅が縮小いたしました。コンテンツ販売事業はテレビ向け番組販売が減少いたしました。その結果、「メディアコンテンツ」セグメントは減収となりましたが、営業損失は縮小いたしました。
③スタジオ・プロダクション
「スタジオ・プロダクション」セグメントは、海外の映画及びテレビ作品の日本語字幕・吹替制作、難聴者向け字幕制作、視覚障害者向け音声解説制作、番組宣伝等の制作を行っております。
売上高は、前年同期と比べ22,529千円(5.5%)減少し、384,819千円(前年同期は407,348千円)、営業損益は797千円の損失(前年同期は16,659千円の利益)となりました。
日本語字幕・吹替制作において、海外ドラマシリーズ等の売上計上がシリーズ全話納品後の一括計上に変更となったことが影響し、減収となりました。また、人件費等のコストが増加したこと等から、営業損益は若干の損失となりました。
④放送
「放送」セグメントは、釣り専門番組「釣りビジョン」の制作、BS・CS放送及びケーブルテレビ局等あての番組供給事業、マルチデバイス向け動画配信サービス「釣りビジョンVOD」の視聴が可能な「釣りビジョン倶楽部」の提供を行っております。
売上高は、前年同期と比べ55,113千円(8.7%)減少し、579,644千円(前年同期は634,758千円)、営業利益は17,673千円(前年同期は78,567千円)となりました。
「釣りビジョン倶楽部」は売上が増加いたしました。一方で、「釣りビジョン」のスポンサー収入が減少したことや視聴料収入の減少傾向が続いている影響を補いきれず減収減益となりました。
⑤技術
「技術」セグメントは、アカマイサービス(CDNサービス、セキュリティサービス)、クラウドソリューション、デジタルシネマサービス、ホテルの客室・会議室へのインターネットサービス、システム開発、及びその他ソリューションサービスの提供を行っております。
売上高は、前年同期と比べ111,193千円(11.2%)増加し、1,101,073千円(前年同期は989,880千円)、営業利益は112,313千円(前年同期は108,692千円)となりました。
主力のアカマイサービスは既存顧客へのサービス提供の拡大が続いていること等により増収となりました。クラウドソリューションはアプリ販売が減少し、減収となりました。システム開発は機材販売や保守等が増加し、増収となったことに加え、グループ内の各事業のDX化に貢献しております。その結果、「技術」セグメントは増収増益となりました。
⑥その他
「その他」セグメントは、プロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」の運営やeスポーツ関連イベントの企画・運営、Nintendo Switch向けのゲームソフトやVR専用ソフト等の企画・開発・販売および配信、通信キャリア等の通信商材の拡販が含まれております。なお、当第1四半期連結累計期間より(株)ポケットを子会社化し、「その他」セグメントに含めております。
売上高は、前年同期と比べ6,840千円(20.3%)増加し、40,514千円(前年同期は33,673千円)、営業損益は21,188千円の損失(前年同期は14,800千円の損失)となりました。
プロeスポーツ推進事業は、事業(賞金・配信収入・スポンサー収入等)が立ち上げ段階であるため、損失を計上いたしました。また、ゲームパブリッシング事業は新規タイトルの投入がなかったため損失を計上いたしました。その結果、「その他」セグメントは増収となったものの損失が拡大いたしました。
(2)財政状態の状況
(イ)資産
流動資産は、BS放送に係る衛星利用料を前払いしたことで前払費用が増加した一方、現金及び預金が減少したこと等により、前期末に比べ393,350千円減少し、7,407,445千円となりました。固定資産は、通信制高校事業の拠点拡大に伴う資産の取得があったことや(株)ポケットの子会社化に伴いのれんが増加したこと等により前期末に比べ27,115千円増加し、2,175,221千円となりました。これらの結果、総資産は、前期末に比べ366,234千円減少し、9,582,667千円となりました。
(ロ)負債
流動負債は、預り金が増加した一方、前受金や賞与引当金が減少したこと等により、前期末に比べ401,615千円減少し、3,856,721千円となりました。固定負債は、長期リース債務が減少した一方、長期未払金が増加したこと等により前期末に比べ14,254千円増加し、254,059千円となりました。これらの結果、負債合計は、前期末に比べ387,361千円減少し、4,110,781千円となりました。
(ハ)純資産
配当金の支払いがあった一方、親会社株主に帰属する四半期純利益278,713千円を計上したこと等により、純資産合計は前期末に比べ21,126千円増加し、5,471,885千円となりました。これにより、自己資本比率は45.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末に比べて519,740千円減少し、5,347,227千円となりました。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、マイナス224,840千円(前年同期はマイナス429,135千円)となりました。税金等調整前四半期純利益393,742千円を計上したことに加え、預り金が増加した一方で、前受金の減少や賞与の支払いがあったこと等により、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなりました。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、通信制高校事業の拠点拡大に伴う固定資産の取得があったこと等から、マイナス63,939千円(前年同期はマイナス92,783千円)となりました。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いに加え、リース債務の返済による支出があったこと等から、マイナス248,397千円(前年同期はマイナス206,867千円)となりました。
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