【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものである。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、行動制限の緩和等により社会経済活動に回復の兆しが見られるものの、不安定な国際情勢によるエネルギー価格及び原材料価格の高騰や急激な円安の進行など、先行きに不透明感が続く状況で推移した。
この間、当社グループにおいては、各部門において増収やコストの削減に努めた結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は次のとおりとなった。
すなわち、営業収益は10,337百万円となり前年同期に比べ397百万円(4.0%)増加、営業利益は949百万円となり前年同期に比べ322百万円(51.4%)増加、経常利益は742百万円となり前年同期に比べ365百万円(96.8%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は588百万円となり前年同期に比べ307百万円(109.3%)増加した。
当第2四半期連結累計期間のセグメント別の経営成績は次のとおりである。
① 運輸業
鉄道事業においては、「安全の絶対確保」を図るため、安全管理体制のさらなる整備・充実に取り組んだほか、「鉄道軌道安全輸送設備等整備事業」等の補助を活用しながら、軌道の強化等の工事を推し進め、運転保安度の一層の向上に努めた。また、有馬線花山駅においては、駅舎のリニューアルとともにスロープ及び多機能トイレを新設するバリアフリー化工事を、有馬線大池駅においては、上りホーム側駅舎のリニューアル工事を進めている。
営業活動については、当社沿線への旅客誘致を図るため、2022年8月に株式会社ミックウェアとビジネス共創のパートナー契約を締結し、沿線の歴史上の人物や史跡にまつわるエピソードを紹介するスマートフォン用アプリ「たまむすび™」を利用したサービスを開始し、それに合わせて、1日フリー乗車券を発売した。
また、駅舎と駅周辺の土地の活用を図る「#駅活~Challenge~」やアウトドアを通じた当社沿線の地域活性化を図る「KOBE Rail&Trail」等の沿線自治体や地域の皆様と連携したプロジェクトを推し進め、沿線の活性化や鉄道の利用促進に取り組んでいる。
バス事業においては、企業や学校の貸切送迎業務をはじめ積極的な営業活動を展開し、増収に努めた。
タクシー業においては、乗務員の採用に注力し、稼働率の向上に努めた。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の運輸業の営業収益は6,104百万円となり、前年同期に比べ590百万円(10.7%)増加し、営業利益は470百万円となり、前年同期に比べ358百万円(319.6%)増加した。
(提出会社の運輸成績)
期別
単位
当第2四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
種別
対前年同期 増減率(%)
営業日数
日
183
0.0
営業キロ
キロ
69.6
0.0
客車走行キロ
千キロ
7,342
△1.9
旅客人員
定期
千人
17,653
3.5
定期外
〃
8,734
22.0
計
〃
26,388
9.0
旅客運輸収入
定期
百万円
2,041
2.3
定期外
〃
2,025
21.8
計
〃
4,067
11.2
運輸雑収
〃
379
△4.8
収入合計
〃
4,447
9.6
乗車効率
%
20.9
-
(注)1.
乗車効率の算出は、
延
人
キ
ロ
による。
客車走行キロ×平均定員
2. 客車走行キロ数は社用、試運転及び営業回送を含んでいない。
期別
種別
当第2四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
営業収益(百万円)
対前年同期増減率(%)
鉄道事業
4,447
9.6
バス事業
815
5.6
タクシー業
845
23.2
消去
△3
-
営業収益計
6,104
10.7
② 不動産業
土地建物賃貸業においては、当社が保有する賃貸物件へのテナント誘致を進めるとともに、2022年9月に収益の拡大を図るため新規物件(兵庫県伊丹市)を取得し賃貸を開始した。
また、神戸市及び神戸市道路公社から管理運営業務を受託している「神戸市立三宮駐車場(神戸市中央区)」他5施設について円滑な運営に努めるとともに、さらなる受託拡大に取り組んでいる。
しかしながら、2021年6月に販売土地を売却した影響等により、当第2四半期連結累計期間の不動産業の営業収益は982百万円となり、前年同期に比べ46百万円(4.5%)減少し、営業利益は451百万円となり、前年同期に比べ33百万円(6.8%)減少した。
期別
種別
当第2四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
営業収益(百万円)
対前年同期増減率(%)
土地建物販売業
0
△100.0
土地建物賃貸業
982
△1.8
営業収益計
982
△4.5
③ 流通業
食品スーパー業においては、青果部門を中心とした生鮮部門の品揃えを強化するなど、販売促進策を各店舗で積極的に展開した。また、2022年4月に移動スーパー「とくし丸」の運営を開始するとともに、5月に「神鉄食彩館北鈴店(神戸市北区)」のリニューアルを行うなど、収益の拡大に努めた。
コンビニ業及び飲食業においては、各店舗で増収に努めた。
しかしながら、エネルギー価格や食料品価格の高騰に伴う消費者の買い控え傾向、競合の激化等により、当第2四半期連結累計期間の流通業の営業収益は2,442百万円(前年同期比7.4%減)となり、営業損失は24百万円(前年同期は営業利益14百万円)となった。
期別
種別
当第2四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
営業収益(百万円)
対前年同期増減率(%)
食品スーパー業
1,805
△9.6
コンビニ業
490
0.6
飲食業
139
△4.1
その他
6
0.0
営業収益計
2,442
△7.4
④ その他
保育事業及び健康事業においては、駅に近接する各施設の強みを活かしてご利用者の増加に努めた。
建設業においては、当社グループ外からの受注拡大に努めた。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間のその他の営業収益は1,406百万円となり、前年同期に比べ51百万円(3.8%)増加し、営業利益は38百万円となり、前年同期に比べ22百万円(137.5%)増加した。
期別
種別
当第2四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
営業収益(百万円)
対前年同期増減率(%)
建設業
292
△32.7
施設管理・警備業
539
△1.5
保育事業及び健康事業
408
9.1
その他
231
14.4
消去
△65
-
営業収益計
1,406
3.8
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、流動資産が減少したこと等により前連結会計年度末に比べ2,690百万円減少の89,661百万円となった。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、買掛金が減少したこと等により前連結会計年度末に比べ3,269百万円減少の68,455百万円となった。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い、利益剰余金が増加したこと等により前連結会計年度末に比べ580百万円増加の21,206百万円となり、自己資本比率は23.7%となった。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ33百万円(2.7%)減少し、当第2四半期連結会計期間末は1,222百万円となった。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期連結累計期間において営業活動により得られた資金は、1,608百万円と前年同期に比べ467百万円の増加となった。これは、税金等調整前四半期純利益が増加したこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は、226百万円と前年同期に比べ6百万円の増加となった。これは、工事負担金等受入による収入が減少したこと等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は、1,414百万円と前年同期に比べ239百万円の増加となった。これは、借入金の返済による支出が増加したこと等によるものである。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はない。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はない。
(6)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はない。
(7)研究開発活動
該当事項なし。
