【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナ感染対策と社会経済活動の両立による制限緩和を背景に、景気は緩やかに回復してまいりましたが、原材料価格の高騰や半導体をはじめとする部品の供給制約などの影響がみられました。また、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴うエネルギー価格の上昇、円安の影響による物価の上昇などから景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。設備投資は、企業収益の持ち直しや環境などの成長分野への取組みにより増加傾向となりました。また、製造業全般における自動化投資や電子産業における情報通信技術の用途の拡がりを背景とした投資は継続して行われ、堅調に推移いたしました。
海外経済では、欧米で先行きの景気見通しに不透明感はあるものの、企業の設備投資に底堅さがみられました。東南アジアでは、活動制限が緩和される中、経済活動の再開が進み、輸出の増加とともに景気の回復が続きました。中国では、ゼロコロナ政策などにより市場全体の設備投資が伸び悩む中、半導体や電池産業を中心とした投資は継続いたしました。このような状況のもとで、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高120,138百万円
(前年同四半期比14.8%増) 、営業利益16,172百万円
(前年同四半期比22.2%増) 、経常利益16,164百万円
(前年同四半期比22.1%増) 、親会社株主に帰属する四半期純利益11,228百万円
(前年同四半期比22.0%増) となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。① 自動機械部門産業機械では、リチウムイオン電池製造システムの売上高が増加したものの、三次元はんだ印刷検査機の売上高は減少いたしました。また、自動包装システムでは、薬品向けの売上高は減少いたしました。 その結果、売上高は10,432百万円
(前年同四半期比10.2%減)
、セグメント利益はセールスミックスの変化により、1,063百万円
(前年同四半期比37.1%減) となりました。
② 機器部門国内市場では、データセンターや車載向け半導体の需要を背景に、半導体製造装置向け売上高が増加いたしました。また、工作機械向けや環境対応車に関連した製造設備向け売上高は底堅く推移いたしました。 海外市場では、半導体や電池産業を中心に投資が継続した中国、半導体設備投資が堅調だった韓国や台湾などで売上高が増加いたしました。また、設備投資に底堅さがみられる欧米やコロナ禍からの回復が続いた東南アジアの売上高も増加いたしました。 その結果、売上高は109,705百万円
(前年同四半期比18.0%増) 、セグメント利益は売上高増加に円安傾向による為替の影響も加わり、18,478百万円
(前年同四半期比27.5%増) となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,234百万円増加の179,749百万円となりました。これは主に、現金及び預金が減少したものの、売上債権、棚卸資産及び有形固定資産が増加したことによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ1,626百万円増加の64,569百万円となりました。これは主に、未払賞与及び未払法人税等が減少したものの、仕入債務、賞与引当金及び預り金が増加したことによるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ5,607百万円増加の115,179百万円となりました。自己資本比率につきましては、前連結会計年度末に比べ0.6ポイント増加の64.1%となりました。(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2,868百万円であります。 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績当第3四半期連結累計期間において、自動機械部門の受注残高が著しく増加しております。これは主に薬品向け自動包装システムの受注残高増加によるものであります。自動機械部門の当第3四半期連結累計期間末における受注残高は15,817百万円 (前年同四半期比35.1%増) となりました。
(6) 主要な設備当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設の計画は次のとおりです。
会社名
事業所名(所在地)
セグメントの名称
設備の内容
投資予定額(百万円)
資金調達方法
着手年月
完了予定年月
総額
既支払額
CKD株式会社
北陸工場(石川県小松市)
機器部門
生産体制の強化とBCP対応のための生産工場
15,500(注)
-
自己資金及び借入金
2022年8月
2024年6月
CKD株式会社
東北工場(宮城県黒川郡大衡村)
機器部門
生産体制の強化のための生産工場
7,200(注)
4,132
自己資金及び借入金
2022年12月
2024年3月
(注)土地、建物及び生産設備等の費用を含んでおります。
