【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況エンタテインメントコンテンツ事業を取り巻く環境としては、コンシューマ分野におきまして、グローバルでのゲーム市場は、ゲームコンテンツやサービスのデジタル化に伴い、プラットフォームが拡大・多様化するとともに、パッケージ販売やダウンロードコンテンツ販売、F2P、サブスクリプションサービス等による収益機会の多様化や、販売期間の長期化等、市場環境は大きく変化し続けております。足元では、社会経済活動の正常化に伴う消費行動変化の影響を受け、市場動向には落ち着きが見られるものの、今後もグローバルでのゲーム市場の活性化や成長に期待が高まっています。アミューズメント機器市場につきましては、プライズカテゴリーが好調に推移し市場全体を牽引しておりますが、足元ではサプライチェーンの混乱や円安に起因した原材料の高騰による影響が顕在化しております。遊技機業界におきましては、パチンコ機については複数の人気タイトルが牽引する形で、根強い稼働を維持しております。パチスロ機については規制見直しに対応した6.5号機に加え、2022年11月よりスマートパチスロの導入が開始されており、稼働水準の上昇に大きく貢献しております。2023年4月からはスマートパチンコが導入される予定であり、更なる需要拡大が期待されます。リゾート業界におきましては、引き続きインバウンドは渡航制限の影響を受けております。国内においては当第3四半期連結会計期間において新型コロナウイルス感染症が再拡大したものの、同期間において政府及び自治体による緊急事態宣言等の発出が無かったことから、個人客を中心に旅行需要の回復が見られました。
このような経営環境のもと、当第3四半期連結累計期間における売上高は271,979百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は38,222百万円(前年同期比17.0%増)、経常利益は40,138百万円(前年同期比20.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は32,846百万円(前年同期比11.5%増)となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。 なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおりません。
《エンタテインメントコンテンツ事業》コンシューマ分野におきましては、フルゲームにおいて、新作タイトルとして『ソニックフロンティア』、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版、『Football Manager 2023』等を販売し、販売本数は2,075万本(前年同期は2,197万本の販売)となりました。『ソニックフロンティア』については2022年12月末時点で世界販売本数が290万本を突破し、順調な滑り出しとなりました。一方、リピートタイトルは軟調に推移いたしました。F2Pにおいては、既存タイトル『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が引き続き好調に推移いたしました。アミューズメント機器分野におきましては、UFOキャッチャー®シリーズやプライズ等を中心に販売いたしました。映像・玩具分野におきましては、映像において、映像制作や配信に伴う収入等を計上し、玩具において、『カードできせかえ! すみっコぐらしPhone』等の新製品や定番製品を販売いたしました。以上の結果、売上高は210,451百万円(前年同期比18.3%増)、経常利益は41,581百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
《遊技機事業》パチスロ機におきましては、『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や『パチスロ幼女戦記』等の6.5号機が好調に推移し、63千台の販売(前年同期は48千台の販売)となりました。特に2022年7月に発売した『パチスロ甲鉄城のカバネリ』については高水準の稼働を維持しており、引き続き追加販売を実施しております。パチンコ機におきましては、『P七つの大罪2』等の販売を行い、48千台の販売(前年同期は64千台の販売)となりました。以上の結果、売上高は52,194百万円(前年同期比0.7%増)、経常利益は7,359百万円(前年同期比22.1%増)となりました。
《リゾート事業》リゾート事業におきましては、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、政府や独自の観光需要喚起策が寄与し、当第3四半期連結累計期間の施設利用者数が新型コロナウイルス感染症拡大前の2020年3月期第3四半期連結累計期間を上回る等、個人客を中心に需要の高さが見られました。海外におきましては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営する『パラダイスシティ』において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響等により、2022年1月~9月のドロップ額(チップ購入額)が新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年1月~9月と比較して26.3%、カジノ来場者数は31.8%となる等、引き続き低調に推移いたしました。一方で、日本人VIP客によるドロップ額については、2022年6月以降渡航制限の一部緩和に伴い回復が見られ、10月以降については新型コロナウイルス感染症拡大前を超える水準で推移しております。※PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.は12月決算のため3ヶ月遅れで計上 以上の結果、売上高は8,703百万円(前年同期比30.2%増)、経常損失は2,806百万円(前年同期は経常損失4,645百万円)となりました。
(2) 財政状態の状況(資産及び負債)当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ33,976百万円増加し、469,469百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ38,179百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が減少した一方で、売上債権や棚卸資産が増加したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ4,202百万円減少いたしました。これは、有形固定資産が増加した一方で、製作出資等に伴う出資金が減少したこと等によるものであります。当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ12,568百万円増加し、155,423百万円となりました。これは、賞与引当金が減少した一方で、仕入債務が増加したこと等によるものであります。(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ21,408百万円増加し、314,045百万円となりました。これは、配当金の支払や自己株式の取得により株主資本が減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等によるものであります。なお、自己株式の消却により、資本剰余金と自己株式がそれぞれ45,480百万円減少いたしました。(財務比率)当第3四半期連結会計期間末における流動比率は、棚卸資産が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ38.1ポイント上昇し、368.9%となりました。また、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.3ポイント低下し、66.8%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は38,198百万円であります。
