【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況エンタテインメントコンテンツ事業を取り巻く環境としては、コンシューマ分野におきまして、グローバルでのゲーム市場は、ゲームコンテンツやサービスのデジタル化に伴い、プラットフォームが拡大・多様化するとともに、パッケージ販売やダウンロードコンテンツ販売、F2P、サブスクリプションサービス等による収益機会の多様化や、販売期間の長期化等、市場環境は大きく変化し続けております。足元では、社会経済活動の正常化に伴う消費行動変化の影響を受け、市場動向には落ち着きが見られるものの、今後もグローバルでのゲーム市場の活性化や成長に期待が高まっています。アミューズメント機器市場につきましては、プライズカテゴリーが好調に推移し市場全体を牽引しておりますが、足元ではサプライチェーンの混乱や原材料の高騰による影響が顕在化しております。遊技機業界におきましては、パチンコ機については複数の人気タイトルが牽引する形で、根強い稼働を維持しております。パチスロ機については規制見直しに対応した新基準となる6.5号機の投入が6月より順次進んでおり、投入後は稼働水準が回復する等、ユーザーに支持されるタイトルが続々と登場しております。2022年11月からは更にゲーム性の幅が広がるスマートパチスロ、また2023年春頃からはスマートパチンコが導入される予定であり、更なる需要拡大が期待されます。リゾート業界におきましては、引き続きインバウンドは渡航制限の影響を受けております。国内においては当第2四半期連結会計期間において新型コロナウイルス感染症が再拡大したものの、政府及び自治体による緊急事態宣言等の発出が無かったことから、個人客を中心に旅行需要の回復が見られました。
このような経営環境のもと、当第2四半期連結累計期間における売上高は150,095百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は9,574百万円(前年同期比34.8%減)、経常利益は12,300百万円(前年同期比16.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,619百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおりません。
《エンタテインメントコンテンツ事業》コンシューマ分野におきましては、フルゲームにおいて、新作タイトルとして『ソウルハッカーズ2』、『Two Point Campus』等を販売し、販売本数は1,014万本(前年同期は1,404万本の販売)となりました。F2Pにおいては、既存タイトル『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』が引き続き好調に推移いたしました。アミューズメント機器分野におきましては、UFOキャッチャー®シリーズやプライズ等を中心に販売いたしました。映像・玩具分野におきましては、映像において、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の配分収入等を計上したほか、玩具において、『カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン プレミアムプラス デコ』等の新製品や定番製品を販売いたしました。以上の結果、売上高は116,629百万円(前年同期比8.5%増)、経常利益は17,246百万円(前年同期比24.1%減)となりました。
《遊技機事業》パチスロ機におきましては、34千台の販売(前年同期は31千台の販売)となりました。7月に販売した当グループ初の6.5号機である『パチスロ甲鉄城のカバネリ』につきましては、販売及び稼働面で好調に推移しております。パチンコ機におきましては、『Pモンスターハンターダブルクロス 連続狩猟ver.』等の販売を行い、23千台の販売(前年同期は23千台の販売)となりました。販売したタイトルについては、すべて計画以上の販売台数となり概ね順調に推移いたしました。以上の結果、売上高は27,534百万円(前年同期比18.0%増)、経常利益は2,011百万円(前年同期は経常損失1,324百万円)となりました。
《リゾート事業》リゾート事業におきましては、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、政府や独自の観光需要喚起策が寄与し、当第2四半期連結累計期間の施設利用者数が新型コロナウイルス感染症拡大前の2020年3月期第2四半期連結累計期間を上回る等、個人客を中心に需要の高さが見られました。海外におきましては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営する『パラダイスシティ』において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響等により、2022年1月~6月のドロップ額(チップ購入額)が2020年1月~6月と比較して29.0%、カジノ来場者数は47.5%となる等、引き続き低調に推移いたしました。一方で、2022年6月以降渡航制限が一部緩和されたことから、日本人VIP客数に回復の兆しが見られました。※PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.は12月決算のため3ヶ月遅れで計上以上の結果、売上高は5,649百万円(前年同期比47.4%増)、経常損失は2,392百万円(前年同期は経常損失3,955百万円)となりました。
(2) 財政状態の状況(資産及び負債)当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,945百万円増加し、437,438百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,774百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が減少した一方で、棚卸資産が増加したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,829百万円減少いたしました。これは、有形固定資産が増加した一方で、投資事業組合からの分配により投資有価証券が減少したこと等によるものであります。当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,952百万円減少し、137,903百万円となりました。これは、仕入債務が増加した一方で、賞与引当金が減少したこと等によるものであります。(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ6,897百万円増加し、299,535百万円となりました。これは、配当金の支払や自己株式の取得による株主資本の減少があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと及び為替換算調整勘定が増加したこと等によるものであります。なお、自己株式の消却により、資本剰余金と自己株式がそれぞれ45,480百万円減少いたしました。(財務比率)当第2四半期連結会計期間末における流動比率は、前連結会計年度末に比べ28.8ポイント上昇の359.6%となりました。また、当第2四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.3ポイント上昇し、68.4%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ17,066百万円減少し、135,392百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)税金等調整前四半期純利益を12,019百万円計上し、減価償却費を5,565百万円計上した一方で、棚卸資産が22,458百万円増加したこと等により、当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは6,455百万円の支出(前年同期は3,226百万円の収入)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資事業組合からの分配により1,855百万円、金銭の信託の払戻により1,135百万円の収入があった一方で、有形固定資産の取得により2,442百万円、無形固定資産の取得により2,468百万円をそれぞれ支出したこと等により、当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは2,381百万円の支出(前年同期は28,508百万円の支出)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)自己株式の取得により4,981百万円、配当金の支払により4,453百万円をそれぞれ支出したこと等により、当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは10,114百万円の支出(前年同期は5,587百万円の支出)となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当グループは、事業活動の維持・拡大に必要な資金を安定的に確保するために、CMSによるグループ内資金の有効活用及び外部調達を行っております。外部調達については、コンシューマ分野及び国内外IRを含めたゲーミング領域への成長投資等を見据え、資本効率向上と資本コスト低減を意識しながら活用を検討してまいります。創出したキャッシュは、成長分野への投資と安定的な株主還元に振り向ける方針であります。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は24,323百万円であります。
