【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動規制か緩和されたものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰、円安の進行など、依然として先行き不透明な状況が継続しております。
このような状況の中、当社グループは、契約回線数が前年同月比20.5%増加したことによるストック収入の増加やロボット事業における新規獲得件数増加により増収となりましたが、ロボット事業において販売人員及び販売促進費を増加させ事業拡大を図ったものの想定した新規獲得件数に届かなかったこと、量販事業部立ち上げに伴う先行投資費用が発生したこと、新型コロナウイルス感染症に伴う行動規制が緩和されたことで大手通信キャリアや他企業による各種イベントが多数行われ、優良店舗の確保が難しかった等の要因で減益となりました。また、一部代理店の信用状態悪化に伴い当社債権の回収見通しが不透明となったことから、現時点で認識される債権の全額に対して引当金計上を行いました。なお、当該代理店に対する当社の債権額は流動的であり、今後金額の増減に伴い引当金額は増減する見込みです。
その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は売上高6,257,764千円(前年同期比8.5%増)、営業利益358,015千円(同54.0%減)、経常利益346,557千円(同56.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益91,777千円(同82.5%減)となりました。
(モバイルWi-Fi事業)
モバイルWi-Fi事業は、「ONLYMobile」、「Only Customize Plan」(注1)、モバイルWi-Fiのレンタル事業(NETAGE)やMVNE(注2)事業を総称したサービスで、また、それらの付帯サービスとして、インターネットオプションサービスやコンテンツ等の「ONLYOPTION」の提供を行っております。
コミュニケーションセールスにおいて、新型コロナウイルス感染症に伴う行動規制が緩和されたことで大手通信キャリアや他企業による各種イベントが多数行われ、優良店舗の確保が難しかったことから遠方店舗や大型店舗を中心に稼働し販売コスト増となりましたが、新規獲得件数は前年同期と同水準で推移しております。代理店に関しては、大口代理店の販売縮小に伴い新規獲得件数が減少しているものの、MVNEとして提供した外国人労働者、留学生対象のプリペイドSIMの販売数が拡大し、ストック収入の増加に寄与しました。レンタルWi-Fiにおいて、法人は新人研修等の需要増、個人は旅行需要の回復に伴い引き続き堅調に推移しましたが、定期的に発生するモバイルルーター端末の劣化に伴い、端末を購入したため減益要因になりました。
その結果、売上高4,790,800千円(前年同期比5.6%増)、営業利益1,052,842千円(同0.4%減)、モバイルWi-Fi契約回線数205,800(前年同月比18.8%増)となりました。
(ロボット事業)
ロボット事業は、コミュニケーションロボットとSIMカードをパッケージ化した「ONLYROBO」を販売し、その付帯サービスとして「安心保障サービス」や「ロボホンPrime」等の「ONLYOPTION」の提供を行っております。また、コミュニケーションロボットのプラットフォーマーを目指し、「新しい家族に出あえる」をコンセプトにしたロボットショップ“Robot Planet(ロボットプラネット)”を全国で展開しております。
ロボット事業におきまして、新たに量販事業部を立ち上げ家電量販の株式会社エディオンにおいて、当社の取り扱うコミュニケーションロボットの販売を開始しました。
新規獲得件数は、WEB予約の広告強化に伴う予約来店数増や、人材を増強しPOP UP ストアを拡大したことで増加し、売上高についても前年同期に比べ38.0%増加しましたが、想定は下回りました。また、販売人員、広告費用等の販売促進費、遠方店舗及び大型店舗での稼働増加等により販売コストが大幅に増加し、大きな減益要因になりました。
その結果、売上高1,325,064千円(前年同期比38.0%増)、営業損失506,574千円(前年同期は営業損失122,862千円)、コミュニケーションロボット契約回線数19,900(前年同月比40.8%増)となりました。
以上のことから、当第2四半期連結会計年度末における契約回線数及びその他サービス利用者数は以下の通りとなりました。
2022年9月末
2021年9月末
前年同月比
契約回線数(回線)
225,700
187,400
20.5%増
モバイルWi-Fi
205,800
173,200
18.8%増
コミュニケーションロボット
19,900
14,200
40.8%増
その他サービス利用者数(人)(※)
82,700
79,300
4.4%増
(※)その他サービス利用者数はONLYOPTION、天然水宅配、スマートホームサービスの合計になります。なお通信サービスと同時にお申込されている顧客については契約回線数と重複でのカウントになっております。
(その他)
その他については、主に天然水宅配事業を行っており、ハウスベンダー事業は撤退いたしました。天然水宅配事業につきましては、営業活動を縮小しているため保有顧客数が減少し、売上高、営業利益とも減少いたしました。
その結果、売上高141,898千円(前年同期比47.3%減)、営業利益41,182千円(同22.0%減)となりました。
(注1)「Only Customize Plan」とは、当社傘下代理店が企画したサービスや価格を反映し、代理店のオリジナルブランドのサービスとして顧客に回線提供を行うプランであります。
(注2)「MVNE」とは、大手キャリアより回線を借り受けて、MVNOに回線を卸す事業者のことであります。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は9,323,651千円となり前連結会計年度末と比べ25,375千円減少いたしました。これは、主として現金及び預金の減少37,935千円、商品の減少41,735千円、受取手形及び売掛金の増加17,241千円、割賦販売による割賦売掛金の増加15,172千円等によるものです。固定資産は944,844千円となり前連結会計年度末と比べ231,170千円増加いたしました。
② 負債
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は2,944,508千円となり前連結会計年度末と比べ818,059千円減少いたしました。これは、主として短期借入金の減少1,000,000千円、未払法人税等の減少115,448千円、1年内返済予定の長期借入金の増加289,992千円、支払手形及び買掛金の増加32,059千円等によるものです。固定負債は1,124,271千円となり前連結会計年度末と比べ979,766千円増加いたしました。これは、主として長期借入金の増加980,008千円によるものです。
③ 純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、新株式の発行による増加5,839千円、配当金の支払いによる減少53,529千円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上(91,777千円)により、前連結会計年度末と比べ44,087千円増の6,199,715千円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます)は、前連結会計年度末に比べ37,935千円減少し、当四半期連結会計期間末には、2,786,495千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及びそれらの主要な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は29,357千円(前年同四半期は319,225千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益の計上227,529千円による資金の増加と、売上債権の増加額32,413千円、法人税等の支払額267,280千円等による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は284,362千円(前年同四半期は65,349千円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出171,273千円、無形固定資産の取得による支出38,508千円、差入保証金の差入による支出74,292千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は217,069千円(前年同四半期は222,958千円の収入)となりました。これは主として短期借入れによる収入800,000千円、短期借入金の返済による支出1,800,000千円、長期借入れによる収入1,300,000千円、配当金の支払額53,529千円等によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありませ
ん。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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