【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済及び世界経済は、新型コロナウイルス感染に関する行動制限の緩和により経済活動の正常化が進み、緩やかな回復基調となりました。一方で、資源・エネルギー価格の高止まりや、インフレに伴う欧米の高金利政策の継続などにより、依然として、先行きの景気不透明感が続いています。
このような環境のもと、当社グループは長期ビジョン「VISION30」の方針のもと、国内では足許の堅調な解体・インフラ工事需要に対応した増産と生産性向上を軸にした生産体制強化を注力課題として取組み、開拓余力の大きな海外では拠点展開している米国・欧州・アジアでの営業体制強化を図るなど、更なる持続的成長と企業価値向上に注力してまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高6,355,514千円(前年同期比11.9%増)、営業利益620,554千円(前年同期比15.1%増)、経常利益714,267千円(前年同期比25.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益493,722千円(前年同期比30.0%増)となり、第1四半期連結累計期間の最高売上・最高利益を更新いたしました。
当第1四半期連結累計期間のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
国内セグメントは、引き続き解体環境アタッチメントを中心に高水準の受注残を維持しており、増産や商材の確保に注力してきた結果、売上高4,683,645千円(前年同期比5.0%増)となりました。機種別には、主力の圧砕機は再開発やビル・工場等の建替等による解体需要が引き続き堅調で売上高1,803,980千円(前年同期比5.3%増)、つかみ機は金属スクラップ処理や木造解体、災害復興等の需要が引き続き堅調で、大型スクラップローダーの納期ズレ解消もあり売上高376,025千円(前年同期比68.2%増)となりました。同じく納期ズレの影響があった輸入商材の大型環境機械は売上高227,700千円(前年同期比189.1%増)と回復傾向となりました。また、グループ連携による販売強化を進めている林業機械は、一昨年投入した「ハイブリッドバケット」の販売が好調で売上高474,140千円(前年同期比118.2%増)となりました。
一方、ケーブルクレーン事業は再生可能エネルギーとして見直されている水力発電所の改修工事などは引き続き順調に推移していますが、昨年の第1四半期では大型案件のダム工事売上が計上されていたことなどもあり売上高316,197千円(前年同期比59.5%減)と大きく数字を落としました。油圧ブレーカも売上高206,930千円(前年同期比1.0%減)と微減となりました。アフタービジネスに関しては、原材料売上481,686千円(前年同期比2.8%増)、修理売上高217,621千円(前年同期比4.2%減)とほぼ横ばいとなりました。その結果、セグメント利益は鋼材価格の上昇等による利益圧迫要因などがあったものの、売上の増加が寄与し、447,742千円(前年同期比8.4%増)と増益となりました。
海外セグメントは、売上高1,671,869千円(前年同期比37.3%増)となりました。主力地域の北米では順調に経済活動が推移する中、子会社Okada America,Inc.では納期ズレの影響などで減収となりましたが、昨年末に経営統合したOkada Midwest,Inc.の売上が寄与した結果、売上高1,210,203千円(前年同期比71.7%増)となりました。一方で欧州は昨年後半からの需要の減速影響もあり、売上高271,686千円(前年同期比22.8%減)、アジア地域も全体的な市場の需要減の影響もあり売上高139,511千円(前年同期比1.8%減)となりました。セグメント利益に関しては、Okada Midwest,Inc.取得時の「のれん」の償却費などが発生していますが172,987千円(前年同期比24.6%増)と増益を確保いたしました。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は、31,035,491千円(前連結会計年度末30,594,505千円)となり440,985千円増加しました。受取手形及び売掛金が729,176千円、建設仮勘定が330,267千円それぞれ減少しましたが、商品及び製品が484,434千円、建物及び構築物が375,107千円、土地が256,080千円、原材料及び貯蔵品が190,765千円、流動資産のその他が140,881千円それぞれ増加したことが主な要因です。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は、16,956,062千円(前連結会計年度末16,633,400千円)となり322,661千円増加しました。流動負債のその他が219,165千円、長期借入金が180,587千円、賞与引当金が133,403千円それぞれ減少しましたが、短期借入金が809,937千円、支払手形及び買掛金が216,305千円それぞれ増加したことが主な要因です。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、14,079,428千円(前連結会計年度末13,961,104千円)となり118,323千円増加しました。剰余金処分の配当金支払304,902千円を行いましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益493,722千円を計上したことが主な要因です。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、46,264千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
会社名
事業所名
(所在地)
セグメントの
名称
内容
設備の内容
資金調達方法
完了年月
投資金額
(千円)
オカダアイヨン㈱
札幌営業所
(札幌市白石区)
国内
営業所の移転新設
販売組立修理設備の
土地・建物
自己資金
2023年6月
706,438
