【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による営業活動への影響は限定的になっておりますが、エネルギー価格や原材料価格の上昇、半導体不足や地政学的な問題は継続しており、先行きの不透明感は依然として続いております。
このような状況の中で当社グループは、スーパーメンテナンス会社の実現に向け、お客様設備との接続台数の拡大、新しい保守契約サービスの開始などに取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間における連結業績につきましては、国内においては、機器販売事業では小型貫流ボイラ及び関連機器の販売が堅調に推移しており、メンテナンス事業も堅調に推移しております。海外においては、米州でボイラ販売が堅調に推移したことや為替の影響もあり、売上が増加しております。利益面につきましては、原材料価格の上昇や営業活動の活発化により経費の増加はありましたが、為替の影響もあり、増益となりました。この結果、売上収益は105,725百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は14,944百万円(前年同期比5.5%増)、税引前四半期利益は16,302百万円(前年同期比12.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は11,975百万円(前年同期比15.5%増)となりました。
セグメントの経営成績の状況は、以下のとおりであります。
①国内機器販売事業
国内機器販売事業において、小型貫流ボイラ及び関連機器の販売が堅調に推移しております。この結果、当事業の売上収益は43,327百万円と前年同期(42,751百万円)に比べ1.3%増となりました。セグメント利益につきましては、販売価格改定の効果が段階的に出てはいるものの、原材料価格の上昇や営業活動に伴う費用の増加により、3,989百万円と前年同期(4,015百万円)に比べ0.6%減となりました。
②国内メンテナンス事業
国内メンテナンス事業は、有償保守契約件数の増加により売上を伸ばしました。この結果、当事業の売上収益は28,152百万円と前年同期(27,151百万円)に比べ3.7%増となりました。セグメント利益につきましては、8,080百万円と前年同期(7,627百万円)に比べ5.9%増となりました。
③国内ランドリー事業
国内ランドリー事業は、新規連結会社にかかる会計処理の影響や省人化や省エネを目的とする老朽化設備の更新需要の回復がみられ売上が増加しました。この結果、当事業の売上収益は10,209百万円と前年同期(9,101百万円)に比べ12.2%増となりました。セグメント利益につきましては、販売費用の増加により、122百万円と前年同期(191百万円)に比べ36.0%減となりました。
④海外機器販売事業
海外機器販売事業は、中国では新型コロナウイルス感染症拡大による影響がありましたが、米州で販売店との営業活動の連携強化、販売価格改定で事業環境が上向いたことや為替の影響もあり、売上が増加しました。この結果、当事業の売上収益は16,976百万円と前年同期(15,193百万円)に比べ11.7%増となりました。セグメント利益につきましては、1,725百万円と前年同期(1,358百万円)に比べ27.0%増となりました。
⑤海外メンテナンス事業
海外メンテナンス事業は、各国での有償保守契約の積極的な取得により売上を伸ばしました。この結果、当事業の売上収益は7,023百万円と前年同期(5,657百万円)に比べ24.1%増となりました。セグメント利益につきましては、保守契約に対する費用増加の影響もありましたが、増収効果により、1,165百万円と前年同期(1,020百万円)に比べ14.2%増となりました。
(2) 財政状態の状況
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2022年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)
増減
資産合計
218,975
224,907
5,931
負債合計
58,919
58,515
△403
資本合計
160,056
166,392
6,335
当第3四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,931百万円増加し、224,907百万円となりました。流動資産は、主に現金及び現金同等物が8,592百万円減少した一方、棚卸資産が11,541百万円増加したことにより、5,365百万円の増加となりました。非流動資産は、主に有形固定資産が687百万円減少した一方、その他の金融資産が970百万円増加したことにより、566百万円の増加となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ403百万円減少し、58,515百万円となりました。流動負債は、主に未払法人所得税等が3,353百万円、その他の流動負債が2,612百万円、営業債務及びその他の債務が1,713百万円、その他の金融負債が642百万円それぞれ減少した一方、契約負債が8,042百万円増加したことにより、392百万円の減少となりました。非流動負債は、主にその他の金融負債が163百万円、繰延税金負債が45百万円それぞれ減少した一方、その他の非流動負債が174百万円増加したことにより、11百万円の減少となりました。
資本合計は、主に利益剰余金が7,335百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ6,335百万円増加し、166,392百万円となりました。この結果、親会社所有者帰属持分比率は73.8%となりました。
なお、2022年1月5日のコベルコ・コンプレッサ株式会社の持分法適用関連会社化に伴い、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第3四半期連結会計期間において暫定的な会計処理が確定したため、遡及修正した数値と比較しております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、7,036百万円の収入(前年同四半期は7,647百万円の収入)となりました。主な増加は、税引前四半期利益16,302百万円、契約負債の増減額6,923百万円、減価償却費及び償却費5,291百万円、主な減少は、棚卸資産の増減額11,000百万円、法人所得税等の支払額7,719百万円によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、6,156百万円の支出(前年同四半期は4,237百万円の支出)となりました。主な内訳は、定期預金の預入による支出28,827百万円、投資の取得による支出1,503百万円、定期預金の払戻による収入25,456百万円によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、9,667百万円の支出(前年同四半期は6,838百万円の支出)となりました。主な内訳は、配当金の支払額4,636百万円、リース負債の返済による支出2,368百万円、自己株式の取得による支出1,688百万円によるものです。
以上により、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ8,592百万円減少し、31,448百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は「株式会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」については、定めておりません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2,165百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
