【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、事業の関係から、情報通信機器、工事保守の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期から第3四半期における各連結会計期間の売上高に比べ、第4四半期連結会計期間の売上高が多くなるといった季節的変動があります。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、ワクチン接種等の感染症対策や新生活様式の定着により、経済活動は緩やかに持ち直しの動きが見られましたが、世界的なインフレや為替変動・各国の金融引き締め政策の影響や、地政学リスク等が原材料・資材・エネルギー価格やサプライチェーンに与える影響等により、景気先行き感は不透明な状況となっております。
当社グループをとりまく市場動向につきましては、第5世代移動通信システム(5G)の普及、巣ごもり需要や企業のDX投資等を背景としたデータトラヒックの増大、IoTデバイスの急速な普及等により、ビジネス参入機会の拡大が見込まれております。
このような状況下、当社グループにおいては、世界的な供給不足及び極度の需給逼迫による部材調達納期の長期化等の問題を受け、特に情報通信機器製造販売において、部材の長納期化に対応した先行手配の実施、比較的入手が容易な部材への切り替え、そのために必要な再開発・再設計の実施、調達先拡大によるマルチソース化の一層の推進等の対応を進めて参りましたが、一部製品の売上に遅延が生じております。
① 財政状態
イ.資産
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ20億35百万円減少し197億61百万円となりました。これは主に、仕掛品が9億95百万円増加、原材料及び貯蔵品が8億27百万円増加、商品及び製品が4億73百万円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が34億6百万円減少、現金及び預金が8億34百万円減少したことによります。
ロ.負債
当第2四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ7億20百万円減少し136億70百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が5億73百万円増加、流動負債その他が5億99百万円増加したものの、短期借入金が10億円減少、未払金が5億11百万円減少、賞与引当金が1億32百万円減少、未払消費税等が1億17百万円減少したことによります。
ハ.純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ13億14百万円減少し60億90百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が12億74百万円減少、非支配株主持分が36百万円減少したことによります。
② 経営成績
当第2四半期連結累計期間の売上高につきましては、情報通信機器製造販売において昨年度比較で大きく減少した結果、83億4百万円(前年同期比21.4%減)となりました。
損益につきましては、営業損益は13億50百万円の損失(前年同期比1億85百万円損失増)、経常損益は13億55百万円の損失(前年同期比2億18百万円損失増)、親会社株主に帰属する四半期純損益は12億73百万円の損失(前年同期比3億25百万円損失増)となりました。
以下、セグメントの概況をご報告いたします。
イ.情報通信機器製造販売
キャリア向け光伝送機器を中心に引き続き受注が堅調である反面、部材調達問題に起因する生産への影響が継続しております。一部生産活動が停滞する大変厳しい状況の中、売上の遅延があった結果、売上高は37億10百万円(前年同期比37.7%減)と大幅に減少いたしました。セグメント損益につきましては、売上の減少に加え、一部製品において販売価格へのコスト転嫁を進めておりますが、部材価格の高騰や為替の大幅な変動等による原価率の悪化の影響、品質費用の増加等により10億86百万円の損失(前年同期比2億28百万円損失増)となりました。
ロ.ネットワーク工事保守
基地局関連工事が増加したものの、通信機器工事が減少したため、売上高は前年同期より0.3%減の45億93百万円となりました。セグメント損益につきましては2億72百万円の損失(前年同期比55百万円損失減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8億34百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には27億6百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加、未払金の減少、税金等調整前四半期純損失等により資金が減少したものの、売上債権の減少、仕入債務の増加等により資金が増加し、3億72百万円の資金の増加(前年同四半期は9億70百万円の資金の増加)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得等により資金が減少し、1億38百万円の資金の減少(前年同四半期は7億26百万円の資金の減少)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済、長期借入金の返済等により資金が減少し、10億68百万円の資金の減少(前年同四半期は1億84百万円の資金の増加)となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響の会計上の見積りに用いた仮定については、「第一部 企業情報 第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載しておりますのでご参照下さい。
(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(6) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、5億99百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の従業員数に著しい増減はありません。
(9) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、情報通信機器製造販売の受注は昨年度比で増加傾向にあるものの、部材調達問題を原因とした売上時期の遅延等により販売が減少しております。
(10) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の主要な設備に著しい変動はありません。
(11) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(12) 資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の資本の財源及び資金の流動性に重要な変更はありません。
