【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における医薬品業界は、薬価制度改革をはじめとする医療費抑制策の一環として、昨年4月の薬価改定に続き、本年4月にも薬価の中間年改定が実施されるなど、引き続き厳しい経営環境のもとに推移しています。また、情報サービス業界において旺盛なICT需要が継続する一方、建設請負業界、物品販売業界においては設備投資意欲に持ち直しの動きが見られるものの、円安や物価高騰の影響により足元の景気は個人消費を中心に力強さに欠け、依然として厳しい競争環境下にありました。このような状況下、当第2四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
前第2四半期連結累計期間(自
2022年4月1日至
2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間(自
2023年4月1日至
2023年9月30日)
増減率(%)
売上高(百万円)
32,864
36,978
12.5
営業利益又は営業損失(△)(百万円)
△625
2,015
-
経常利益(百万円)
308
3,465
-
親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)
3,326
5,678
70.7
・売上高の状況医薬品事業の売上高は、30,765百万円(前年同期比10.1%増)となりました。国内医薬品では、昨年度に新発売した潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠」、顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオスカプセル」の伸長に加え、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、本年4月に新発売した慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬「タバリス錠」の売上、コ・プロモーションフィーなどが増加し、増収となりました。情報サービス事業の売上高は4,133百万円(前年同期比23.9%増)、建設請負事業の売上高は1,663百万円(前年同期比33.0%増)、物品販売事業の売上高は416百万円(前年同期比25.1%増)となりました。・利益の状況利益面では、増収に加え、売上原価率の改善、研究開発費を主とした販売費及び一般管理費の減少などにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、増益となりました。なお、営業外収益として有価証券売却益・評価益を、特別利益として投資有価証券売却益をそれぞれ計上しています。・資産の状況当第2四半期連結会計期間末の総資産は231,879百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,679百万円増加しました。流動資産は現金及び預金、有価証券が減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産などが増加したことにより、5,228百万円増加し105,869百万円となりました。固定資産は投資有価証券の増加などにより、5,450百万円増加し126,009百万円となりました。・負債の状況当第2四半期連結会計期間末の負債は30,251百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,865百万円増加しました。流動負債は、契約負債などが減少しましたが、未払法人税等が増加したことなどにより、1,806百万円増加し16,763百万円となりました。固定負債は繰延税金負債の増加などにより2,059百万円増加し、13,487百万円となりました。
・純資産の状況当第2四半期連結会計期間末の純資産は201,628百万円となり、前連結会計年度に比べ6,814百万円増加しました。その他有価証券評価差額金が増加したほか、自己株式の取得と消却を行いました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の87.7%から86.5%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1,632百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末では47,251百万円(前連結会計年度末比3.3%減)となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、当第2四半期連結累計期間において2,333百万円の支出となりました。その他流動負債の増加などの収入増加要因がありました一方で、売上債権や棚卸資産の増加などが支出増加要因となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果得られた資金は、投資有価証券の売却による収入が増加したことに加え、長期前払費用の取得による支出が減少したことなどにより、前年同四半期に比べ717百万円増の3,653百万円となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、自己株式の取得や配当金の支払いなどにより、前年同四半期に比べ1,551百万円支出増の2,959百万円となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間における当グループ全体の研究開発費の総額は、4,499百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況のセグメントごとの変更内容は次のとおりです。医薬品事業の研究開発活動として、昨年9月に当社との共同開発先である丸石製薬株式会社より承認申請が行われた透析患者におけるそう痒症治療薬ジフェリケファリン(一般名、開発番号:MR13A9)の製造販売承認を本年9月に取得したことから、薬価基準収載後に製品名「コルスバ静注透析用シリンジ17.5㎍、25.0㎍、35.0㎍」として販売を開始するための準備を進めています。なお、脊髄小脳変性症治療薬ロバチレリン(一般名、開発番号:KPS-0373)については、本年7月に承認申請を一旦取り下げ、追加臨床試験の実施可能性を検討しています。海外においては、子宮筋腫・子宮内膜症治療薬リンザゴリクス(一般名)について、従来からの発売スケジュールを見直し、子宮筋腫を適応症とする2024年度中の欧州における本剤の発売に向け、技術導出先であるセラメックス社(英国)により市場導入準備が進められています。情報サービス事業、建設請負事業及び物品販売事業における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。
