【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績売上高につきましては、全体で67,493百万円(前連結会計年度比3.2%増)となりました。そのうち当グループの中核をなす医薬品事業では、昨年5月にEAファーマ株式会社と共同開発を行いました潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠」を、昨年6月に顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬「タブネオスカプセル」を、そして本年4月に慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬「タバリス錠」を、それぞれ新発売いたしました。コロナ禍の中、従来からのリアル面談と各種デジタルツールを効果的に活用したハイブリッド型の医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、これら新製品の市場導入を計画どおりに進め、また、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファBS注JCR」などの売上、並びにコ・プロモーションフィーが伸長しました。さらに、技術料売上、輸出売上なども増加し、増収となりました。これらにより、医薬品事業の売上高は前連結会計年度に比べ2,096百万円(3.9%)増加し、56,243百万円となりました。情報サービス事業の売上高は8,285百万円(前連結会計年度比7.0%増)、建設請負事業の売上高は2,343百万円(前連結会計年度比20.5%減)、物品販売事業の売上高は621百万円(前連結会計年度比14.3%増)となりました。売上原価につきましては、医薬品事業において技術料売上やコ・プロモーションフィーの増加などにより売上原価率が改善し、医薬品事業以外の事業においても事業構成の変化などにより売上原価率が改善したことから、売上原価率は0.2ポイント低下しました。利益面では、増収に加え、売上原価率が若干改善しましたものの、研究開発費を主とした販売費及び一般管理費の増加を吸収することができず、営業損失を計上しました。経常利益につきましては、前連結会計年度に比べ営業損失が273百万円改善した一方、受取配当金や有価証券評価益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ237百万円の利益の減少となりましたが、前連結会計年度に比べ36百万円(6.4%)増加し、598百万円となりました。特別損益は、投資有価証券売却益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ利益が2,862百万円減少しました。以上により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ2,826百万円(17.1%)減少の13,680百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ2,393百万円(18.5%)減少の10,528百万円となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
生産高(百万円)
前年同期比(%)
医薬品事業
25,831
△4.9
情報サービス事業
2,653
+9.9
物品販売事業
551
+11.2
合計
29,036
△3.4
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は、販売価格によっております。
② 商品仕入実績当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
仕入高(百万円)
前年同期比(%)
医薬品事業
20,376
+16.6
情報サービス事業
2,985
+22.2
物品販売事業
249
△39.7
合計
23,611
+16.0
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は、仕入価格によっております。
③ 受注状況当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
受注高(百万円)
前年同期比(%)
受注残高(百万円)
前年同期比(%)
情報サービス事業
7,396
+21.0
406
+19.3
建設請負事業
2,992
+38.2
1,692
+48.6
合計
10,388
+25.5
2,098
+41.9
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.医薬品事業は販売計画に基づく生産計画により生産しております。
④ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
販売高(百万円)
前年同期比(%)
医薬品事業
56,243
+3.9
泌尿器科用薬剤
18,045
+18.5
腎・透析科用薬剤
13,595
△2.5
希少疾病用薬剤
1,113
-
代謝内分泌科用薬剤
6,200
△18.5
産婦人科用薬剤
820
△20.9
眼科用薬剤
530
△13.4
その他の薬剤
6,771
△6.9
ヘルスケア食品
3,461
△3.0
技術料
1,053
+103.4
その他
4,650
+8.9
情報サービス事業
8,285
+7.0
建設請負事業
2,343
△20.5
物品販売事業
621
+14.3
合計
67,493
+3.2
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.医薬品事業における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先
前連結会計年度
当連結会計年度
販売高(百万円)
割合(%)
販売高(百万円)
割合(%)
アルフレッサ㈱
11,022
16.9
11,183
16.6
㈱メディセオ
8,403
12.9
8,496
12.6
㈱スズケン
8,883
13.6
8,471
12.6
(2)財政状態・総資産当連結会計年度末の総資産は221,200百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,887百万円減少しました。流動資産は現金及び預金が減少しましたが、棚卸資産などが増加しましたことにより、1,299百万円増加し100,641百万円となりました。固定資産は投資有価証券の減少などにより、18,186百万円減少し120,558百万円となりました。・負債当連結会計年度末の負債は26,385百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,521百万円減少しました。流動負債は、支払手形及び買掛金が増加しましたが、未払法人税等、契約負債が減少しましたことなどにより、3,786百万円減少し14,957百万円となりました。固定負債は繰延税金負債の減少などにより5,735百万円減少し、11,428百万円となりました。・純資産当連結会計年度末の純資産は194,814百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,365百万円減少しました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が減少しましたことによります。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の84.6%から87.7%となりました。
(3)キャッシュ・フロー当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より4,120百万円減少し、当連結会計年度末では48,884百万円(前連結会計年度末比7.8%減)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、当連結会計年度において6,679百万円の支出となりました。仕入債務の増加などの収入増加要因がありました一方で、棚卸資産の増加、契約負債の減少、法人税等の支払額の増加などが支出増加要因となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、当連結会計年度において6,001百万円の収入となりました。長期前払費用の計上などの支出がありました一方で、投資有価証券の売却による収入などがありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、当連結会計年度において3,420百万円の支出となりました。主な要因は、配当金の支払いです。
なお、2024年3月期における重要な資本的支出の予定はありません。
(4)新型コロナウイルスの影響当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大による重要な影響はありませんでした。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5
経理の状況
1
連結財務諸表等(1)連結財務諸表
注記事項
(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
