【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年7月1日~2022年9月30日)における当社グループは、グループシナジーを活かした企画力とメディアリレーションを強みに、「PRコミュニケーショングループ」としてソリューションを提供しながら、中長期的な企業価値向上を目指して、「成長分野へのリソースの効果的投下」と「経営のより一層の効率化」に取り組んでまいりました。それらを推進するため、独自の福利厚生「32の制度」を拡充し、従業員一人ひとりが働きやすい環境を整備するとともに、取締役会の半数を独立社外取締役とする構成に変更し、ガバナンスの更なる強化を図りました。
ポストコロナへの本格シフトを見据えた当社グループでは、社会的ニーズや価値観の変化に伴う需要を継続的に取り込むとともに、イベント需要の回復や急激に増加してきたグローバル企業からの依頼にも迅速に対応してまいりました。
売上高につきましては、基幹事業であるマーケティング&コミュニケーション事業が堅調に推移し、IP(知的財産)を活用した大手コンビニエンスストア向けの販促企画が好調なセールスアクティベーション事業がグループを牽引する結果となりました。
利益につきましては、事業ポートフォリオ見直しの観点から米国ハワイ州の事業撤退を決めたフードブランディング事業において、bills waikiki LLCの当社持分の第三者への譲渡やSUNNY SIDE UP INTERNATIONAL,INC.の清算手続きを完了するとともに、国内状況も持ち直し、赤字幅が大幅に縮小しました。また、ビジネスディベロップメント事業では、SDGsの達成、ソーシャルグッド及びウェルビーイングなど、社会課題の解決に資するビジネスが成長したことに加え、事業開発に係る費用が先行する企業の業績進捗管理を厳格化した結果、事業全体で利益改善が進みました。
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は8,344百万円となり、前連結会計年度末に比べて795百万円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は5,507百万円となり、前連結会計年度末に比べて778百万円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は2,837百万円となり、前連結会計年度末に比べて17百万円増加しました。
(経営成績)
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高4,676百万円(前年同期比35.8%増)、営業利益361百万円(前年同期比157.2%増)、経常利益404百万円(前年同期比89.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益215百万円(前年同期比68.4%増)となりました。
セグメント別の構成および業績は次のとおりです。
セグメント区分
構成子会社
①マーケティング&コミュニケーション事業
㈱サニーサイドアップ(コンテンツ関連部署を除く。)
㈱クムナムエンターテインメント
㈱エアサイド
㈱ステディスタディ
㈱スクランブル
②セールスアクティベーション事業
㈱サニーサイドアップ(コンテンツ関連部署)
㈱ワイズインテグレーション
③フードブランディング事業
㈱フライパン
SUNNY SIDE UP KOREA INC
④ビジネスディベロップメント事業
㈱サニーサイドアップパートナーズ
㈱グッドアンドカンパニー
㈱アジャイル
①マーケティング&コミュニケーション事業
当事業では、PRを軸に、プロモーション、スポーツマーケティング、ブランディング、コンテンツ開発等、マーケティング及びコミュニケーション関する多様なソリューションを提供しております。
当社グループの中核会社である㈱サニーサイドアップでは、企画力とメディアリレーションを強みとして、特定の業種に限定することなく、多様な商品・サービス、イベント、商業施設等のPRを手掛けるとともに、依頼が増加してきたグローバル企業の案件も受注しています。
㈱クムナムエンターテインメントでは、強力なキャスティングネットワークと企画力を強みとして、日本及び韓国の人気ア-ティスト、有名プロスポーツ選手等を起用したブランディングやコンテンツ開発を手掛けています。
㈱ステディスタディでは、ファッション・ライフスタイルブランドに関する専門的な知見やキャスティング力を活用し、PRやイベントの企画・制作・運営、コンサルティングを提供しています。
㈱エアサイドは、高いクリエイティビティーとエンターテインメント業界とのリレーションを武器に、人気アーティストを起用したCMをメディアに紹介するPR等を手掛けています。また、㈱スクランブルでは、インフルエンサーとYouTubeやInstagram等のSNSを組み合わせたマーケティングサービスを提供しています。
当第1四半期連結累計期間においては、㈱サニーサイドアップでリテーナー契約の更新・新規獲得が進んだほか、巣ごもり需要や回復局面にあるイベント需要を取り込んだスポット契約も順調に推移しました。また、ハイエンドブランドや商業施設のイベント受託が増加した㈱ステディスタディもセグメント業績に寄与しました。
これらの結果、当事業の当第1四半期連結累計期間の業績は以下の通りとなりました。
売上高 1,562百万円(前年同期比 5.2%増)
セグメント利益 418百万円(前年同期比 6.6%増)
②セールスアクティベーション事業
当事業では、店頭等での消費者とのコンタクトポイントにおける購買・成約の意思決定を促すためのノウハウ・ソリューションを提供しております。
㈱ワイズインテグレーションでは、商品キャンペーンの企画からグッズ制作、雑貨の商品企画及びOEM、国際支援団体のマーケティングサポート等を展開するとともに、受注型ビジネスからの脱却を図るため、自社商材・サービスを拡充しています。当第1四半期連結累計期間においては、大手ハンバーガーチェーン向けの販促企画、大手食品・飲料メーカーのコミュニケーション戦略・PR案件を手掛けるとともに、人気キャラクターを起用した商品企画が底堅く推移しました。
㈱サニーサイドアップのコンテンツ関連部門では、タレントやキャラクター等のIPを活用したコンテンツ制作及び販促施策を手掛けています。
当第1四半期連結累計期間におきましては、㈱サニーサイドアップのコンテンツ関連部門で大手コンビニエンスストア向けの販促企画が大きく伸長し、グループ売上高を牽引したものの、㈱ワイズインテグレーションが前期に獲得した大型キャンペーンの反動減や海外でのグッズ制作における為替変動等の影響を受け、セグメント利益は微増にとどまりました。
これらの結果、当事業の当第1四半期連結累計期間の業績は以下の通りとなりました。
売上高 2,316百万円(前年同期比 88.7%増)
セグメント利益 148百万円(前年同期比
0.7%増)
③フードブランディング事業
当事業では、オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」の国内におけるブランディング、ライセンシングビジネス及び韓国におけるライセンス管理と店舗運営を行っております。
当第1四半期連結累計期間における国内及び韓国の状況は以下の通りです。
(国内)
直営7店舗を展開する国内では、当第1四半期連結累計期間に出退店はなかったものの、「bills 横浜赤レンガ倉庫」(神奈川県横浜市中区)につきましては、入居する商業施設の改装工事に伴い、2022年5月9日より一時休業(2022年12月上旬頃に再オープン予定)となっております。
当第1四半期連結累計期間においては、まん延防止等重点措置の適用はなく、感染防止対策を講じて営業を行いました。インバウンド需要への依存度が高い店舗では客足の戻りが鈍かったものの、その他の店舗では回復の動きが見られました。
(韓国)
韓国では2店舗を展開し、売上高は引き続き堅調に推移しております。飲食サービス業界における人手不足を受けて、人員配置の見直しや店舗オペレーション負荷の軽減など、効率的な店舗運営に努めるとともに、スタッフのモチベーション維持向上にも努めました。
当第1四半期連結累計期間におきましては、米国ハワイ州からの事業撤退が完了し、前期の損失が解消されたことに加え、国内状況の持ち直しもあり、赤字幅が大幅に縮小しました。
これらの結果、当事業の当第1四半期連結累計期間の業績は以下の通りとなりました。
売上高 634百万円(前年同期比 20.5%増)
セグメント損失 △2百万円(前年同期実績 △110百万円)
④ビジネスディベロップメント事業
当事業は、新規事業の開発・創出を通じてグループの事業領域を拡充する位置づけにあり、セグメント特性上、費用が先行する傾向にあります。
㈱グッドアンドカンパニーでは主に、社会全体の共通課題であるサスティナビリティの実現に向けたコミュニケーションサービスを提供しています。当第1四半期連結累計期間においては、女性ひとり一人の“Well-Living(よりよく生きることができる状態)”をデザインする啓発プロジェクトを中心に手掛けました。
㈱サニーサイドアップパートナーズでは、事業シーズ、パートナーの発掘及び事業スキーム策定、ならびに事業化後における管理・運用業務を行っております。また、㈱アジャイルでは、グループが有する資産やIPを組み合わせて、新業態・新商品の開発支援及びコンサルティングサービスを提供しています。
当第1四半期連結累計期間におきましては、㈱グッドアンドカンパニーで女性の“Well-Living”に関するプロジェクトが伸長したほか、事業開発に係る費用が先行していた㈱アジャイルの業績進捗管理を厳格化した結果、事業全体で黒字転換しました。
これらの結果、当事業の当第1四半期連結累計期間の業績は以下の通りとなりました。
売上高 162百万円(前年同期比 20.5%減)
セグメント利益 27百万円(前年同期実績 △43百万円)
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)新型コロナウイルス感染症の影響
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、フードブランディング事業で展開するオールデイダイニング「bills」の国内店および韓国店については、ウィズコロナという社会環境の中で集客数は戻りつつありますが、インバウンド回復前という事もあり、通常時に比べて売上が減少しております。
#C2180JP #サニーサイドアップグループ #サービス業セクター
