【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は678億1百万円(前年同期比10.3%増加)、営業利益は45億33百万円(前年同期比8.1%増加)、経常利益は65億80百万円(前年同期比15.7%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51億75百万円(前年同期比23.1%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(工業機材)
国内では、主要顧客である自動車業界の生産が大幅に減少し、その影響が鉄鋼、ベアリング業界にも広がったことから、売上げは減少しました。海外では北米及び東南アジアにおいて自動車関連向けが減少したものの、ベアリング向けが堅調に推移しました。中国では上海のロックダウンの落ち込みから各業種で徐々に回復し、海外全体では売上げは増加しました。オフセット砥石などの汎用砥石は、国内・海外ともに前年並みとなりました。研磨布紙は、概ね横ばいで推移しました。その結果、工業機材事業の売上高は、293億21百万円(前年同期比4.7%増加)、営業利益は14億78百万円(前年同期比17.9%増加)となりました。
(セラミック・マテリアル)
電子ペーストは、顧客の在庫調整の影響を受け、売上げは大きく減少しました。電子部品材料は、自動車向けは堅調に推移したものの通信分野向けが低迷し、売上げは減少しました。厚膜回路基板は、一部製品の価格改定等により、売上げは増加しました。石膏は東南アジア及びアフリカ向けが堅調に推移し、セラミックコアは需要が回復傾向にあることから、いずれも売上げは増加しました。蛍光表示管は、コロナ禍からの需要回復と為替の影響により、売上げは増加しました。セラミック原料は耐熱ガラス及び強化ガラス用が大きく増加しました。その結果、セラミック・マテリアル事業の売上高は、249億86百万円(前年同期比20.3%増加)、営業利益は27億97百万円(前年同期比3.0%減少)となりました。
(エンジニアリング)
主力の乾燥炉及び焼成炉は、リチウムイオン電池及び電子部品分野が堅調に推移したことにより、売上げは増加しました。混合攪拌装置は、主要分野の食品向けは低調でしたが、新分野である環境・半導体向けが補い、売上げは増加しました。濾過装置は、前年の設備投資抑制が影響し、国内が大きく減少しました。超硬丸鋸切断機は、自動車部品向けが低調で、売上げは減少しました。ロードカッターは前年並みとなりました。その結果、エンジニアリング事業の売上高は、103億67百万円(前年同期比1.8%増加)、営業利益は5億64百万円(前年同期比27.2%減少)となりました。
(食器)
国内は、未だコロナ禍の影響が残るものの、ホテル向けの受注が回復傾向にあることに加え、直営店とオンラインの販売が増加したことから、売上げは増加しました。海外は、米国では主要顧客の在庫調整の影響を受け低迷しましたが、アジア地域において中国・インド向けの販売が伸長したことから、海外全体では売上げは増加しました。その結果、食器事業の売上高は、31億25百万円(前年同期比25.3%増加)、3億7百万円の営業損失となりました。
総資産は、現金及び預金が減少したものの、受取手形及び売掛金並びに商品及び製品が増加したことから、前連結会計年度末に比べ117億98百万円増加し、1,753億61百万円となりました。
負債は、電子記録債務及び短期借入金が増加したことから、前連結会計年度末に比べ49億44百万円増加し、497億6百万円となりました。
純資産は、利益剰余金及び為替換算調整勘定が増加したことから、前連結会計年度末に比べ68億54百万円増加し、1,256億54百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ13億67百万円減少し、103億66百万円となりました。また、当第2四半期連結累計期間におけるフリー・キャッシュ・フローは40億15百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動に使用した資金は13億66百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益を64億29百万円計上したものの、棚卸資産が67億48百万円増加したことに加え、売上債権が32億10百万円増加したことによるものです。
前第2四半期連結累計期間との比較では、68億11百万円の支出増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動に使用した資金は26億49百万円となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得により24億74百万円支出したことによるものです。
前第2四半期連結累計期間との比較では、4億90百万円の支出増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により得られた資金は17億95百万円となりました。これは主に配当金の支払額が11億71百万円あったものの、短期借入金の純増減額が30億5百万円増加したことによるものです。
前第2四半期連結累計期間との比較では、47億92百万円の収入増加となりました。(前第2四半期連結累計期間は29億97百万円の支出)
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億42百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金、金融機関からの借入れ又は社債の発行により資金調達することとしております。
運転資金につきましては、期限が一年以内の短期借入金で資金調達を行っております。国内におきましては、キャッシュ・マネジメント・システムにより当社が一括して資金を調達して各連結子会社に必要資金を分配し、海外におきましては、各々の連結子会社が運転資金として使用する現地通貨にて調達することを基本としております。2022年9月30日現在の短期借入金の残高は85億79百万円であります。
設備投資等の長期資金につきましては、自己資金を原則とし、一部を長期借入金により調達することとしております。長期借入金の残高は9億円であります。
2022年9月30日現在の現預金残高は131億28百万円で、当社グループとして十分な水準の手元資金を確保していると考えております。
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