【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、ウクライナ情勢等による原材料価格の高騰、世界的なインフレの加速、為替の変動など先行き不安が懸念されるものの、新型コロナウイルス感染症に伴う規制が徐々に緩和され、人流増加に伴い個人消費が増加するなど、緩やかに回復に向かう動きが見られました。
かかる状況の下、当社は、昨年度に引き続き売上増強による市場シェアの拡大を目的とし、WEB広告や新規DMカタログの積極的な広告投資による新規顧客の獲得、既存顧客へのメールマガジン配信等により、顧客のサイト流入数の拡大に努めました。また、営業部門においてはエリア担当制への切り替えにより、営業活動の集中と効率化に取り組んでまいりました。
販売状況に関して、サービス部門においては、新型コロナウイルス感染症の規制緩和により人流が復活したことに伴い飲食店からの注文が増加いたしました。また、キャンペーンや新規カタログDMの効果もあり、医療制服も販売が伸長した結果、売上高は694,803千円(前年同四半期比28.5%増)となりました。
オフィスワーク部門においては、2,3月が暖かい気候となった影響で、防寒服や秋冬作業服等の売れ行きが鈍化した代わりに、春夏作業服やポロシャツの春夏物の販売が好調に推移いたしました。また、医療系、ワーク系のご注文へのカタログ同梱等によりオフィス事務服の受注も伸長した結果、同部門の売上高は659,449千円(同23.8%増)となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高1,430,868千円(前年同四半期比22.7%増)、営業利益43,978千円(同490.4%増)、経常利益46,099千円(同311.9%増)、四半期純利益29,914千円(同326.3%増)となりました。
② 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べ171,939千円増加し、3,883,242千円となりました。流動資産は、前事業年度末に比べ109,116千円減少いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が164,835千円、商品が144,194千円増加したものの、現金及び預金が415,172千円減少したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ281,056千円増加いたしました。これは主に、社屋兼物流センターに関連する建設仮勘定の増加282,480千円によるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ167,003千円増加し、1,155,473千円となりました。流動負債は、前事業年度末に比べ167,003千円増加いたしました。これは主に、電子記録債務が20,636千円、未払法人税等が59,137千円減少したものの、支払手形及び買掛金が228,259千円、賞与引当金が18,000千円増加したことによるものであります 。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ4,935千円増加し、2,727,768千円となりました。これは主に、四半期純利益29,914千円及び剰余金の配当24,978千円によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、主な資金需要
は、人件費及びリスティング広告等の広告宣伝費などの営業費用であります。
短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの
長期借入を基本としております。
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