【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響は弱まり、国内における行動制限の緩和や海外からの入国制限緩和により、経済社会活動の正常化が進みました。しかし一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や円安によるエネルギー価格や原材料価格の高騰、物価上昇など依然として先行き不透明な状況が続いております。 外食産業におきましては、来店客数に回復の動きが見られ、また外国人観光客も増加傾向で客足は戻りつつありますが、上記経済環境下における急激な物価上昇や労働力不足などにより厳しい状況が続いております。
こうした中、当社グループは、創業50周年を迎えるにあたり、「企業理念」を再定義することで、組織やスタッフ一人ひとりの士気を向上させ、持続的な成長と企業価値の更なる向上を図っております。また、営業基盤の強化として、引き続きマネジメント層やサービススタッフの教育・指導を徹底しサービス面の強化に取り組むとともに、コロナ禍で延期されていた団体イベントニーズの取り込みに注力いたしました。そのほか、2月に収益改善の見込めない愛知県名古屋市の「ラ・ボエム パスタフレスカ名古屋則武新町」を閉店いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、81億97百万円(前年同期比16.3%増)となり、当第3四半期連結累計期間末の総店舗数は45店舗となりました。損益につきましては、営業利益は4億9百万円(前年同期比7,875.2%増)、経常利益は4億5百万円(前年同期比568.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億31百万円(前年同期比883.0%増)となりました。報告セグメントについては、当社グループはレストラン経営を主とする飲食事業という単一セグメントでありますので、記載を省略しております。売上高をコンセプト(営業形態)別にみると、「ラ・ボエム」は19億70百万円(前年同期比12.1%増)、「ゼスト」は3億1百万円(同29.3%増)、「モンスーンカフェ」は14億2百万円(同18.6%増)、「権八」は21億30百万円(同66.5%増)、「ディナーレストラン」は12億48百万円(同2.0%減)、「フードコロシアム」は1億33百万円(同17.5%増)、「その他」は10億10百万円(同16.3%減)となりました。既存店売上高につきましては前年同期比で17.0%増加しました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して6億円増加し、78億39百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末と比較して22百万円減少し、18億18百万円となりました。固定資産は前連結会計年度末と比較して6億23百万円増加し、60億21百万円となりました。主な変動要因は、有形固定資産が5億75百万円増加したことによるものであります。流動負債は前連結会計年度末と比較して3億69百万円減少し、14億8百万円となりました。主な変動要因は、1年内返済予定の長期借入金が1億70百万円、未払費用が1億51百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は前連結会計年度末と比較して2億96百万円増加し、21億55百万円となりました。主な変動要因は、リース債務が3億86百万円増加したことによるものであります。純資産は前連結会計年度末と比較して6億73百万円増加し、42億76百万円となりました。主な変動要因は、利益剰余金が4億31百万円、為替換算調整勘定が2億28百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
#C7625JP #グローバルダイニング #小売業セクター