【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響は収束しつつあり、国内における行動制限の緩和や海外からの入国制限緩和により、経済社会活動の正常化が進みました。しかし一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や円安によるエネルギー価格や原材料価格の高騰、物価上昇など依然として先行き不透明な状況が続いております。外食産業におきましては、来店客数に回復の動きが見られるものの、上記経済環境下における急激な物価上昇や労働力不足などにより厳しい状況が続いております。こうした中、当社グループは、創業50周年を迎えるにあたり、「企業理念」を再定義することで、組織やスタッフ一人ひとりの士気を向上させ、持続的な成長と企業価値の向上を図っております。また、営業基盤の強化として、引き続きマネジメント層やサービススタッフの教育・指導を徹底しサービス面の強化に取り組みました。そのほか、2月に収益改善の見込めない愛知県名古屋市の「ラ・ボエム パスタフレスカ名古屋則武新町」を閉店いたしました。この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、25億28百万円(前年同期比20.5%増)となり、当第1四半期連結累計期間末の総店舗数は45店舗となりました。損益につきましては、営業利益は74百万円(前年同期は営業損失44百万円)、経常利益は75百万円(前年同期は経常損失29百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は72百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失36百万円)となりました。報告セグメントについては、当社グループはレストラン経営を主とする飲食事業という単一セグメントでありますので、記載を省略しております。売上高をコンセプト(営業形態)別にみると、「ラ・ボエム」は6億29百万円(前年同期比12.8%増)、「ゼスト」は88百万円(同67.0%増)、「モンスーンカフェ」は4億35百万円(同25.2%増)、「権八」は6億54百万円(同71.7%増)、「ディナーレストラン」は3億83百万円(同0.3%増)、「フードコロシアム」は29百万円(同3.5%増)、「その他」は3億7百万円(同11.7%減)となりました。既存店売上高につきましては前年同期比で21.3%増加しました。
(2) 財政状態の分析当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して53百万円減少し、71億85百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末と比較して81百万円減少し、17億59百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が39百万円、売掛金が40百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は前連結会計年度末と比較して27百万円増加し、54億25百万円となりました。主な変動要因は、有形固定資産が33百万円増加したことによるものであります。流動負債は前連結会計年度末と比較して1億73百万円減少し、16億3百万円となりました。主な変動要因は、1年内返済予定の長期借入金が1億53百万円減少したことによるものであります。固定負債は前連結会計年度末と比較して35百万円増加し、18億93百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が37百万円増加したことによるものであります。純資産は前連結会計年度末と比較して84百万円増加し、36億87百万円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益72百万円を計上したことによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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