【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している中、まん延防止等重点措置が2022年3月に全国で解除となったことで、経済活動の正常化に向けた動きが見られました。しかし一方で、世界的なサプライチェーンの混乱、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴うエネルギー価格や原材料価格の高騰、急速な円安進行などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。外食産業におきましては、来店客数に緩やかな回復の動きが見られるものの、原材料や光熱費の高騰、物価上昇による消費マインドの低下などにより厳しい状況が続いております。こうした中、当社グループは、財務健全化を第一に捉えつつも、営業基盤の強化として、マネジメント層やサービススタッフの教育・指導を徹底しサービス面の強化に取り組みました。また、グループ全体のマーケティング活動を強化するため新たに資源の投入を行い専属のチームを立ち上げました。そのほか2月には渋谷区に「タコファナティコ 渋谷」をオープンし、4月には渋谷区の「LB8」を「ゼストキャンティーナ代官山」に、9月には港区白金台の「ステラート」を「カフェ ラ・ボエム ペントハウス」に、それぞれ業態変更いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、70億48百万円(前年同期比2.4%減)となり、当第3四半期連結累計期間末の総店舗数は46店舗となりました。損益につきましては、営業利益は5百万円(前年同期比99.2%減)、経常利益は60百万円(前年同期比93.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は43百万円(前年同期比95.1%減)となりました。報告セグメントについては、当社グループはレストラン経営を主とする飲食事業という単一セグメントでありますので、記載を省略しております。売上高をコンセプト(営業形態)別にみると、「ラ・ボエム」は17億58百万円(前年同期比12.3%減)、「ゼスト」は2億33百万円(同130.0%増)、「モンスーンカフェ」は11億81百万円(同9.8%減)、「権八」は12億79百万円(同22.4%減)、「ディナーレストラン」は12億74百万円(同8.5%増)、「フードコロシアム」は1億13百万円(同34.1%増)、「その他」は12億7百万円(同34.6%増)となりました。既存店売上高につきましては前年同期比で5.8%減少しました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して3億62百万円減少し、73億23百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末と比較して7億83百万円減少し、16億92百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が7億6百万円減少したことによるものであります。固定資産は前連結会計年度末と比較して4億21百万円増加し、56億30百万円となりました。主な変動要因は、為替の影響等により有形固定資産が3億86百万円増加したことによるものであります。流動負債は前連結会計年度末と比較して5億67百万円減少し、16億62百万円となりました。主な変動要因は、未払消費税等が2億65百万円減少したことによるものであります。固定負債は前連結会計年度末と比較して2億30百万円減少し、20億81百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が2億24百万円減少したことによるものであります。純資産は前連結会計年度末と比較して4億35百万円増加し、35億79百万円となりました。主な変動要因は、為替換算調整勘定が3億95百万円増加したことによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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