【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、エネルギーと食品の供給不足が主要因のインフレによる景気下振れ対策を各国で打ち出していますが、財政悪化懸念への配慮から難しい状況にあり、先行きは予断を許さない状況が続いております。国内では新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は落ち着きを見せており感染状況改善による経済活動正常化を進めている状況にありますが、半導体不足による自動車等の生産抑制、原材料・エネルギーコストの上昇、資材調達難、急激な円安による為替影響等、厳しい状況が続いております。欧州や米国では感染症後の急激なインフレへの鎮静化に向けた金融引き締め策も継続し、景気の減速傾向が進むと想定され、中国ではゼロコロナ政策による行動制限が足かせとなり、今後も成長回復スピードは緩慢な状態が持続すると想定されます。
当社グループの事業環境につきましては、依然として半導体の供給不安や資材の調達難、原材料価格上昇に加えて円安の影響による輸入コスト高が続いておりますが、感染症により供給不足で抑制されていた自動車需要が今後供給緩和により回復が期待されます。またインドやトルコの一部で設備需要が増加しつつ、国内では自動車の急速なEV化による二次電池市場向け設備需要の高まりや、半導体産業等の電子業界向けを中心に設備や部品・消耗品が継続して堅調に推移しております。
こうした情勢下、受注高は対前年同四半期比6,473百万円増加の57,650百万円(対前年同四半期比12.6%増)、売上高は同4,563百万円増加の52,007百万円(同9.6%増)、受注残高は同9,965百万円増加の50,032百万円(同24.9%増)となりました。収益につきましては、営業利益は調達コスト増要因により同785百万円減少の243百万円(同76.3%減)、経常利益は同420百万円減少の1,473百万円(同22.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同425百万円減少の741百万円(同36.4%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。なお、セグメントごとの経営成績については、セグメント間の内部売上高等を含めて表示しております。
[表面処理事業]
売上高は、一部部品の供給不足等が続いたことにより装置の売上高は伸び悩みましたが、部品・消耗品を含めたトータル金額は、同1,631百万円増加の22,316百万円(同7.9%増)となりました。営業利益は、装置売上高の減少と原価率上昇により同273百万円減少の1,070百万円(同20.3%減)となりました。
なお、受注高は、電子分野向けの大口設備案件のほか鉄骨分野向けが堅調に推移し、同3,986百万円増加の25,109百万円(同18.9%増)、受注残高は同2,968百万円増加の8,813百万円(同50.8%増)となりました。
[鋳造事業]
売上高は、大型案件の進捗売上を計上するとともに、感染症影響による売上延期が続く海外案件も、海外拠点との連携やオンライン技術活用等で顧客での検収が進み、同3,240百万円増加の18,764百万円(同20.9%増)となりました。営業損益は、原材料やエネルギーコスト、海上運賃等の上昇が影響したこと等により、210百万円の損失(前年同四半期は145百万円の損失)となりました。
なお、受注高は、国内の設備投資回復の遅れの影響もありましたが、インドやトルコの一部地域にて増加し、同74百万円増加の17,668百万円(同0.4%増)、受注残高は同1,535百万円増加の25,123百万円(同6.5%増)となりました。
[環境事業]
売上高は、大型案件の顧客都合による納期延期や電気部品の長納期化による影響で出荷が滞り、同553百万円減少の4,686百万円(同10.6%減)となりました。営業利益は、減収に加え原材料等のコストアップが一部吸収できなかったこと等により同269百万円減少の195百万円(同57.9%減)となりました。
なお、受注高は、汎用集塵機が大口需要家へ好調でしたが大型集塵機の案件がなく、同176百万円減少の5,332百万円(同3.2%減)、受注残高は同1,035百万円増加の5,280百万円(同24.4%増)となりました。
[搬送事業]
売上高は、物流業界で堅調に推移し、同11百万円増加の2,912百万円(同0.4%増)となりました。営業利益は、同129百万円減少の144百万円(同47.2%減)となりました。
なお、受注高はリフト・コンベアの通販向け需要は継続しており、また半導体・電装品不足の懸念から投資計画の前倒し等により同1,562百万円増加の4,489百万円(同53.4%増)、受注残高は同1,980百万円増加の3,647百万円(同118.8%増)となりました。
[特機事業]
売上高は、車載向け等の二次電池市場の高圧ロールプレスが好調により、同337百万円増加の3,740百万円(同9.9%増)となりました。営業損益は、部品・原材料価格の高騰により331百万円の損失(前年同四半期は310百万円の損失)となりました。
なお、受注高は同1,008百万円増加の4,966百万円(同25.5%増)、受注残高は同2,445百万円増加の7,168百万円(同51.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3,496百万円減少して、39,468百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及びその要因は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間において、営業活動によって得られた資金は703百万円となりました(前年同四半期は496百万円の収入)。これは、棚卸資産の増加額1,941百万円や仕入債務の減少額1,514百万円等の資金の減少要因があったものの、減価償却費1,504百万円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間において、投資活動により支出した資金は3,481百万円となりました(前年同四半期は1,343百万円の収入)。これは、有形固定資産の取得による支出2,156百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間において、財務活動により支出した資金は2,026百万円となりました(前年同四半期は1,223百万円の支出)。これは、配当金の支払額693百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,257百万円であります。 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当第2四半期連結累計期間において、経営者の問題認識と今後の方針について、重要な変更はありません。
