【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する各種制限緩和により、経済活動の正常化が進んでおります。一方で、ロシア・ウクライナ紛争の長期化に伴う原油価格の高騰、急激な円安の影響に伴う物価の上昇など、依然として先行きが不透明な状況となっております。
このような状況の中、当社グループは、原材料価格の高騰の影響を受け、やむを得ず2023年4月に一部商品の値上げを実施いたしました。また、新規出店及び既存店舗の業態変更、撤退による収益向上を進めてまいりました。人員配置の効率化等、各種経費削減にも継続して努めてまいります。
喫茶業態におきましては、サステナビリティ活動の一環として、コーヒー豆の焙煎時に発生するコーヒー種子表面の薄皮を混ぜ合わせた紙ストローの提供を開始し、環境保全の取り組みを推進いたしました。
今後も、更にお客様に求められる価値観を提供し続けることが出来るよう、より高品質の商品やホスピタリティあふれるサービスの提供に努めてまいります。
店舗数につきましては、2023年5月シャトレーゼ小金井東町店を新規オープンし、2023年6月カフェ・ルノアール御徒町春日通り店、カフェ・ルノアール秋葉原昭和通り口店を業態変更し、御徒町春日通り店、秋葉原昭和通り口店としてオープンいたしました。2023年4月代々木西口駅前店、5月新宿小滝橋通り店、銀座松屋通り店を閉店いたしましたので、100店舗となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,776百万円(前年同期比405百万円増)、営業損失は6百万円(前年同四半期は営業損失137百万円)、経常利益は7百万円(前年同期比33百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は45百万円(前年同期比14百万円増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、6,460百万円となり前連結会計年度末に比べ32百万円の増加となりました。これは主に、流動資産のその他が50百万円増加したことによるものであります。
負債は3,153百万円となり前連結会計年度末に比べ5百万円の増加となりました。これは主に、未払法人税等が15百万円減少したものの、流動負債のその他が25百万円増加したことによるものであります。
また、純資産は3,307百万円となり前連結会計年度末に比べ26百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が27百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は50.5%(前連結会計年度末は50.3%)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。