【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済環境は、社会活動の正常化が進み、緩やかに持ち直しの傾向にありますが、中国のゼロコロナ政策の影響からサプライチェーンの混乱による供給制限によって生産活動への影響が深刻化しております。また、ウクライナ情勢の混迷や原材料やエネルギー価格の高騰、円安による物価の上昇等により、景気の先行きについては依然として不透明な状態が続いております。
このような状況のもと、当社グルーでは強みを活かした「選択と集中」を進め、さらなる持続的な成長に向けて主力製品である音叉型水晶振動子の生産と販売の強化に努めました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、5,796,855千円(前年同期比6.9%増)となりました。また利益につきましては、営業利益は1,112,287千円(前年同期比11.7%増)、経常利益は1,200,403千円(前年同期比21.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は783,857千円(前年同期比5.5%減)となりました。売上高営業利益率は、19.2%と高い水準で推移しております。
新型コロナウイルス感染症については、現時点における当社グループの業績への影響は軽微でありますが、中国ゼロコロナ政策にともなうサプライチェーンの混乱等により、依然として予断を許さない状況であります。今後も感染対策を継続するとともに動向を注視してまいります。
なお、当社グループの報告セグメントは水晶製品事業のみであり、その他の電子部品事業の重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、現金及び預金の増加486,625千円、受取手形及び売掛金の減少365,507千円、原材料及び貯蔵品の増加446,785千円、建設仮勘定の増加337,189千円、繰延税金資産271,175千円の減少等により、前連結会計年度末から784,107千円増加し、9,926,463千円となりました。
負債合計は、未払法人税等の減少112,285千円、設備関係支払手形の減少157,523千円、設備関係電子記録債務の増加215,660千円、長期借入金128,988千円の増加等により、前連結会計年度末から99,495千円減少し、5,137,368千円となりました。
純資産合計は、利益剰余金の増加671,666千円、為替換算調整勘定209,170千円の増加等により、前連結会計年度末から883,602千円増加し、4,789,095千円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の42.7%から48.2%となり、5.5ポイント増加しました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ448,093千円増加し、1,755,686千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は1,134,919千円(前年同期は598,198千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益1,197,070千円、減価償却費420,071千円、売上債権の減少466,430千円、棚卸資産の増加621,989千円、法人税等の支払額263,508千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は717,779千円(前年同期は1,007,899千円の使用)となりました。これは主に定期預金の預入による支出724,236千円、定期預金の払戻による収入716,888千円、有形固定資産の取得による支出694,028千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は117,726千円(前年同期は704,389千円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入800,000千円、長期借入金の返済による支出725,392千円、配当金の支払額112,190千円等によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
なお、詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載しております。
(5)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、217,149千円(前年同期比38.7%増)となりました。これは主にKoTカット水晶デバイスの開発にかかる試験研究費の増加によるものです。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産及び販売実績は増加しております。これは主に音叉型水晶振動子の販売好調によるものですが、中国ゼロコロナ政策によるサプライチェーンの混乱等の影響から受注高は減少しました。生産高は5,876,303千円(前年同期比9.1%増)、受注高は4,257,911千円(前年同期比35.2%減)、売上高は5,796,855千円(前年同期比6.9%増)となりました。
