【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染が再拡大したものの、社会経済活動の両立により社会経済活動に回復の兆しが見られました。一方で、長期化するロシア・ウクライナ情勢の影響による原料価格およびエネルギー価格の高騰や急激な円安加速等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 国内食品業界におきましては、原料価格やエネルギー価格の高騰等による食料品価格の価格改定が進んだ結果、消費者の節約志向が強まっており、厳しい経営環境が続いております。 このような状況のもと当社は、度重なる原料価格値上げに対応するため販売価格改定を推進し、仕入コスト低減のための直接貿易で調達したえび商品を販売するなど、積極的に営業活動を進めてまいりました。以上の結果、骨なし魚事業におきましては、「ダイスカットシリーズ」など当社独自商品の販売強化により売上高7,834,873千円(前年同期比7.4%増)、ミート事業におきましては、「楽らく匠味シリーズ」の販売強化などにより売上高1,886,150千円(前年同期比13.4%増)、その他事業におきましては、直接貿易で調達したえび商品の拡販などにより売上高11,122,057千円(前年同期比28.3%増)となりました。これにより当第3四半期累計期間の売上高は20,843,081千円(前年同期比18.2%増)となりました。 損益面につきましては、商品量増加により保管料が増加しましたが、売上の増収と直接貿易など仕入コスト削減により粗利金額が増加したことにより、営業利益は1,306,533千円(前年同期比56.6%増)、経常利益は1,306,680千円(前年同期比55.4%増)、四半期純利益は889,870千円(前年同期比55.7%増)となりました。
(2) 財政状態の分析(資産の部) 当第3四半期会計期間末における総資産は、13,564,976千円となり、前事業年度末と比較して2,041,734千円増加となりました。これは主に現金及び預金が1,162,825千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が2,119,644千円、商品が786,281千円増加したことによるものです。(負債の部) 当第3四半期会計期間末における負債合計は、4,389,033千円となり、前事業年度末と比較して1,535,978千円増加となりました。これは主に短期借入金が810,000千円、買掛金が526,930千円増加したことによるものです。(純資産の部) 当第3四半期会計期間末における純資産合計は、9,175,943千円となり、前事業年度末と比較して505,755千円増加となりました。これは主に四半期純利益の889,870千円計上と配当金の支払384,128千円により利益剰余金が505,741千円増加したことによるものです。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動該当事項はありません。