【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況①経営成績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行されたことに伴い各種の行動規制が解除されたことにより、個人消費活動が活発化し景気は回復基調にありました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格の高止まりや為替変動等による消費者物価の上昇傾向が続き、米国における金融市場への懸念もあり、経済の先行きは不透明な状況が続いております。当社が主たる事業としているリユース業界においては物価上昇の影響を受けた節約志向やSDGsに対する意識の向上からリユース品の需要増加は続いており、市場は順調に拡大しております。このような経営環境の中で、当社においては、トレーディングカード、楽器、衣料品などのジャンルを中心に需要が伸び、店頭販売、インターネット販売ともに好調に推移しました。また、リユース品の買取強化、人材不足解消に向けた採用活動、社内研修整備を中心とした人材育成等に取り組んでまいりました。以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高1,100,796千円(前年同期比6.8%増)、営業利益59,985千円(前年同期比8.9%増)、経常利益50,402千円(前年同期比13.8%増)、四半期純利益34,914千円(前年同期比44.6%減)となりました。なお、前第1四半期累計期間においては、関係会社株式売却による特別利益36,122千円が計上されております。
セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。(リユース事業)リユース事業におきましては、本やソフトを中心とするブックオフ業態の販売が若干減少したものの、トレーディングカード、楽器、衣料品などのジャンルを中心に需要が伸び、店頭販売、インターネット販売ともに前年度を上回る売上高となったことで、既存店の売上高が前年同期比7.8%増と好調に推移しました。また、リユース品の買取についても、店頭買取が好調であったことに加え、出張買取の強化や家財整理事業との連携もあり、前年同期比8.1%増と好調に推移しました。以上の結果、当第1四半期累計期間の業績につきましては、売上高1,099,907千円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益は122,515千円(前年同期比8.9%増)となりました。
当第1四半期会計期間末現在におけるリユース事業の各業態別の店舗数は以下のとおりであります。 (単位:店)
ブックオフ
ハードオフ
オフハウス
ホビーオフ
ガレージオフ
合計
店舗数
17
15
17
16
1
66
(注) ブックオフ事業部の店舗数にはインターネット販売の1店舗を含みます。
(その他)本セグメントは報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に不動産事業等であります。本セグメントの当第1四半期累計期間の業績は売上高889千円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益は751千円(前年同期比7.6%増)となりました。
②財政状態の状況(資産)当第1四半期会計期間末における流動資産は、1,711,920千円となり、前事業年度末と比べて59,351千円の増加となりました。これは、主に現金及び預金の増加32,113千円及び商品の増加30,647千円によるものです。また、当第1四半期会計期間末における固定資産は、1,071,963千円となり、前事業年度末と比べて29,118千円の減少となりました。これは、主に有形固定資産の減少15,107千円及び繰延税金資産の減少14,580千円によるものです。
(負債)当第1四半期会計期間末における流動負債は、877,233千円となり、前事業年度末と比べて28,540千円の増加となりました。これは、主に短期借入金の増加100,000千円、未払金の減少46,268千円及び賞与引当金の減少30,670千円によるものです。また、当第1四半期会計期間末における固定負債は、1,198,996千円となり、前事業年度末と比べて33,211千円の減少となりました。これは、主に長期借入金の減少20,675千円及びリース債務の減少11,913千円によるものです。
(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産は、707,654千円となり、前事業年度末と比べて34,903千円の増加となりました。これは、主に四半期純利益34,914千円の計上によるものです。
(2) 研究開発活動該当事項はありません。